通信機器のテストをアプリにて自動化し、私はGUI操作を行います。
そのテストアプリを使っていて、とても操作性が悪かったり、しなくていいはずのことをしなくてはいけなくなったり、私としては「嫌がらせなのかな?」と感じてしまうようなことがあります。
例えば、アプリ内部のデジタルデータを手書きでメモに書き、離れた人のところに持っていかなくてはならない。
本来なら、LAN内で自動で遠隔で取得すればいいのです(その環境も整っています)。
また、テストが上手く動作しなかった場合に、何のエラー処理もメッセージ表示もしないで、いつも操作をした側(あまりコンピュータに詳しくない方はとくに)が責められます。
「何か変なところを触ったのではないか」など。本来はソフト側でエラー処理を行うはずなので、操作した側は悪くありません。
全く必要のないことに時間、手間、お金を掛けてしまっているので、これではいけないと上司などに相談しても、一向に改善される気配がありません。
またまわりの人たちに相談しても、話を理解してもらえない様子です。通信機器メーカーなのに、パソコンやネットワークに詳しくない様子なのです。
こういう時はどうすればいいのでしょうか?
工場ですぐ使える品質改善技法の開発と普及活動を行っている高崎ものづくり技術研究所の濱田と申します。
問題意識を持ち仕事に携わっておられ、大変好感が持てます。
これからも諦めず、問題を放置せず、改善のアクションをとって頂きたいのですが、上司や周りの人たちは無関心と言うことですので困ったものですね。このような問題放置がミスにつながり、市場で大きなトラブルや事故につながりかねないのです。
テストアプリは、外部の業者に依頼し開発されたもので、操作性など十分に検討されていなかったのではないかと考えられます。
そこで、少し面倒ですが、一つの方法として操作手順やフローを作成して、「ここが問題でエラーメッセージが必要」「必要データーのメモ書きはやめ、**へ転送する方法に変更必要」など、問題点をまとめたメモを作成します。
それを朝礼の場、課内会議などでアピールします。その他、社内のいろいろなコミュニケーション手段を使うことを工夫してください。派遣という立場では難しい面があると思いますが、派遣会社の責任者にも問題点を報告しておく必要があると思います。
但し、アプリ開発には期間と費用も掛かり、すぐには改善が難しいことも考えられるため、ミスを防ぐための注意項目を掲示するなど、自ら工夫することも必要と思います。
自らの工夫とアピールをあきらめずに続けてください。
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