1.親会社が推進する各種の活動を受け入れること。
2.管理者能力の向上推進。
3.部品調達能力があること、
以上の3点です。当社では、職長クラスの管理手法理解がとぼしく、親会社のいう小集団活動を推進する前に、リーダーとしての自覚と管理手法を身に付けさせる必要があります。では、どのようなステップを踏んで、親会社の要求に対応していけばよいか、アドバイスをお願いします。
工場ですぐ使える品質改善技法の開発と普及活動を行っている高崎ものづくり技術研究所の濱田と申します。
どれも、中小企業にとっては敷居の高い要求ですね。
優先順位としては、以下のように考えられます。
1.管理者能力の向上推進。
2.親会社が推進する各種の活動を受け入れること。
3.部品調達能力があること。
但し、2の要求の活動をきっかけに、1の要求にも応えて行く方法も良いのではないかと考えます。つまり日常業務で改善活動を実践しながら、管理者能力を付けさせようとするものです。
親会社から要求のある活動は、おそらくQCDいづれかの改善活動と思われますが、小集団活動(QCサークル活動)の枠組みを使って、進められることが望ましいと考えます。
QCサークル活動の手順異ついては本サイト記事「新しい時代のQCサークル活動の提案」https://www.monodukuri.com/gihou/article/748 を参考にしてください。
3の部品の調達能力向上(主にコスト)ですが、文面の内容だけでは具体的な提案はできませんが、中小企業一社の力では困難を極めます。親会社の要求は具体的に何かを良くヒヤリングし、親会社にも協力をお願いすることも必要になると思います。
例えば、まとめ発注、フォーキャストの提示などによって、ある程度の数量を確保することが必要と思われます。
以下は一般的な検討事項です。
・材料メーカーとの交流を深めて交渉力を上げる。
・調達は、個別に発注せず全社横断的に対応して購入ロットサイズを大きくする。
・基準、仕様に合ったソコソコ品質の材料を検討する。
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