これまで独自に進めてきましたので、標準化に可能なものかどうか、
判断ができない状況にあります。
つきましては、プロセス設計業務のフローとしてInput情報やOutput情報及びそれぞれの具体的な業務のカテゴリーでまとめたいと思いますが、それらの項目についてご教示頂けますと助かります。
またプロセスに関する契約履行業務等もまとめたく考えておりますが、これも併せてご教示下さい。
また、P&IDの作成業務フロー、配置計画作成業務等も作成していきたいと思いますので、これらについてご回答をよろしくお願い申し上げます。
両様、ご質問ありがとうございます。
抽象的な内容と具体的な内容をご質問されておられますが、具体的な内容については各企業において業務プロセスが異なりますので、ここでの回答は控えさせて頂きます。もし宜しければ、さらに具体的で個別な質問をお寄せ下さると助かります。
抽象的な質問に関して、
• 業務プロセスを設計(または改善)する方法とその標準化
• 業務プロセスの入力と出力の定義
の2点についてお答えします。
リーンシックスシグマを代表とする問題解決のフレームワークは、既存のプロセスの改善とその標準化にはDMAIC、新規のプロセスの設計とその標準化にはDMADV、という段階を取ります。
DMAIC
D: Define 定義段階 - 既存プロセスの問題の定義
M: Measure 測定段階 - 既存プロセスからのデータ取得
A: Analyze 分析段階 - データによる問題の分析と改善策の洗い出し
I: Improve 改善段階 - 改善策の導入と実施
C: Control 定着段階 - 改善策の定着と標準化
DMADV
D: Define 定義段階 - 新規プロセスの要求内容と範囲の把握
M: Measure 測定段階 - 要求仕様の目標値の設定と参考のデータ取得
A: Analyze 分析段階 - 新規プロセスのコンセプト創出とリスク分析
D: Design 設計段階 - 新規プロセスの設計と導入・実施、リスクの低減
V: Verify 確認段階 - 新規プロセスからのデータ取得と目標値との比較、プロセスの定着と標準化
これらの段階を経て、プロセスの設計と改善、そして標準化を行っていきます。
DMAICやDMADVの各段階では様々なツールを用います。その一つがSIPOCで、プロセスの入力と出力を定義する際に用います。SIPOCはとても汎用的なツールなので、他にも様々な分野で用いられています。
SIPOC
S: Supplier 提供者(社内/社外)- 誰が入力を提供するのか
I: Input 入力 - プロセスへの入力は何か
P: Process プロセス - プロセスの範囲とそのステップ
O: Output 出力 - プロセスから出力は何か
C: Customer 顧客(社内/社外)- 誰が出力を必要とするのか
リーンシックスシグマもSIPOCもインターネット上に多くの情報がありますので、一度調べてみることをお奨めします。
以上、少しでも参考になれば幸いです。
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