量子コンピュータのハードウェアおよび素子・材料開発の現状、製造技術の展望

量子光学、量子ドット、超伝導素子、レーザー冷却などの
デバイスとそれを支える部材開発の動き

ノイズ対策、動作安定性は、量産性は、市場性など、
量子コンピュータ実現に向けた課題とは?        

セミナープログラム

【9:50〜10:50】
(国研)理化学研究所 創発物性科学研究センター 量子機能システム研究グループ グループディレクター 工学博士 
樽茶 清悟 氏

第1部 シリコン系の量子ビット素子とその可能性について

【講座の趣旨】
  半導体量子ビットは既存の集積デバイスと互換性があることから、 その将来性が期待されている。本講座では、半導体量子ビットの特徴と作製につ いて最新の研究動向を含めて解説する。
【セミナープログラム】
1.量子計算の基礎
  1.1 量子ビット
  1.2 量子演算
  1.3 量子コヒーレンス
2.半導体量子ビットの作り方
  2.1 量子状態の重ね合わせ
  2.2 量子もつれ
  2.3 シリコン量子ビットの特徴
3.半導体量子ビットの操作
  3.1 単一量子ビットゲート
  3.2 2量子ビットゲート
4.半導体量子コンピュータの現状と今後
  4.1 誤り耐性量子操作
  4.2 大規模化へ向けて
【質疑応答】


【11:00〜12:00】
群馬大学 大学院 理工学府 理工学基盤部門 准教授 博士(理学) 
鹿野 豊 氏

第2部 みんなでつくる量子コンピュータ
            
−量子コンピューターの基礎知識、今後の展望を含め

【講座の趣旨】
  量子コンピュータに関しては、エレクトロニクス技術を様々に結集して作らなければならない、これまでになかった計算機である。ただ、計算機であるということに変わりがなく、何が従来型の計算機と一緒で、何が違うのか?ということを解説する予定である。また、量子力学という言語を知らなくても、量子コンピュータを作る上で重要な役割があるので、その社会的役割に関しても解説する。
【セミナープログラム】
1.みんなでつくる量子コンピュータ
  1.1 量子コンピュータのコミュニティーに関する様々な階層
  1.2 量子コンピュータの計算機モデル
2. 量子力学を知る必要のない量子コンピュータへの役割
  2.1 計算社会学
  2.2 計算問題による「1秒の価値」の違い
【質疑応答】


【12:50〜13:50】
(国研)情報通信研究機構 未来ICT研究所 超伝導ICT研究室 室長 博士(工学)  
寺井 弘高 氏

第3部 超伝導技術の量子コンピューターへの応用とその可能性について

【セミナープログラム】
1.超伝導量子ビットとは
  1.1 超伝導量子ビットの基礎
  1.2 超伝導量子ビットの作製方法
2.超伝導量子ビットのための材料プロセス開発
  2.1 最近の動向
  2.2 窒化物超伝導材料
3.大規模集積化に向けた課題
【質疑応答】


【14:00〜15:00】
東京工業大学 工学院 准教授 博士(理学) 
小寺 哲夫 氏

第4部 シリコン量子ドットデバイスと量子コンピューターへの応用

【講座の趣旨】
  シリコン量子ドットデバイスに関連した物理や技術 について解説し、量子コンピューターへの応用に向 けた研究動向、技術課題と展望について解説する。
【セミナープログラム】
1.背景
  1.1 トランジスタ
  1.2 量子ドット
  1.3 スピン
2.シリコン量子ビット
  2.1 操作
  2.2 測定
  2.3 初期化
  2.4 コヒーレンス
3.研究動向
  3.1 研究環境
  3.2 高忠実化
  3.3 集積化
4.技術課題と展望
  4.1 大規模化
  4.2 周辺技術
  4.3 連携開発
【質疑応答】


【15:10〜16:10】
東北大学 電気通信研究所 教授 博士(工学)  
深見 俊輔 氏

第5部 疑似量子コンピューティング向けスピントロニクス技術について

【講座の趣旨】
  電子の電荷とスピンの同時利用に立脚するスピントロニクス素子にの確率的振る舞いを利用した疑似量子ビット、及びそれを利用した疑似量子コンピューティングについて解説する。最適化問題や機械学習の実証例やコンピューティング性能の向上に向けたデバイス技術について概観する。
【セミナープログラム】
1.スピントロニクスとは
  1.1 スピントロニクスの基礎
  1.2 不揮発性メモリMRAM
  1.3 スピントロニクス新概念コンピューティング
2.スピントロニクス確率論的コンピューティング
  2.1 確率論的コンピューティングの概要
  2.2 因数分解の原理実証
  2.3 機械学習の原理実証
3.確率動作スピントロニクス素子技術
  3.1 熱揺らぎの高速化
  3.2 その他
【質疑応答】


【16:20〜17:20】
国立天文台 先端技術センター 准教授 博士(理学)  
牧瀬 圭正 氏

第6部 超伝導量子集積回路のプロセス開発とその課題について

【講座の趣旨】
   超伝導量子コンピュータを社会実装するためには超伝導量子ビットの高性能化だけでなく、それを読み出すための周辺回路を含めた集積化する技術も重要である。そのような超伝導量子回路の集積化、特にプロセス開発の現状についてについて解説する。
【セミナープログラム】
1.はじめに
2.超伝導薄膜の最適化
  2.1 超伝導材料
  2.2 超伝導薄膜の物理
  2.3 集積化のための最適化
3.超伝導集積回路のレシピ
  3.1 作製方法
  3.2 プロセス評価
  3.3 デバイス評価
4.今後の課題
  4.1 超伝導3次元実装 超伝導TSV 
  4.2 超伝導3次元実装 超伝導フリップチップ
【質疑応答】

   

セミナー講師

【第1部】
 樽茶 清悟 氏   (国研)理化学研究所 創発物性科学研究センター 量子機能システム研究グループ
 グループディレクター 工学博士
【第2部】
 鹿野 豊 氏   群馬大学 大学院 理工学府 理工学基盤部門 准教授 博士(理学) 
【第3部】
 寺井 弘高 氏   (国研)情報通信研究機構 未来ICT研究所 超伝導ICT研究室 室長 博士(工学)  
【第4部】
 小寺 哲夫 氏   東京工業大学 工学院 准教授 博士(理学) 
【第5部】
 深見 俊輔 氏   東北大学 電気通信研究所 教授 博士(工学)  
【第6部】
 牧瀬 圭正 氏   国立天文台 先端技術センター 准教授 博士(理学)  

セミナー受講料

1名につき66,000円(消費税込み、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき60,500円〕

受講について

  • 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
  • 下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
     → https://zoom.us/test
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  • セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
    お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。
  • 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
  • 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
    録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
  • 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
    複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。
    部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


9:50

受講料

66,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

情報技術   応用物理一般   半導体技術

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66,000円(税込)/人

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情報技術   応用物理一般   半導体技術

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