モノクローナル抗体医薬品製造のスケールアップの秘訣と具体的なアプローチ ~動物細胞培養工程(アップストリーム)から精製工程(ダウンストリーム)まで~
モノクローナル抗体医薬品製造における
培養/クロマトグラフィー/ろ過工程の
各スケールアップ方法とは?
生産性強化や連続生産など、近年のトレンドも踏まえて、実務課題の解決につながるように、ポイントを分かりやすく解説します!
セミナー趣旨
モノクローナル抗体に代表されるバイオ医薬品の製造では、上流のバイオリアクター(培養槽)における効率的な目的タンパク質の生産と、下流の不純物を除き純度を高める様々な単離・精製技術で構成される。近年の製造工程は確立されたプラットフォームを適用することで、プロセスのスケールアップの迅速化とコスト低減の両立を図り、多くの成功を収めてきた。本セミナーでは生産技術のスケールアップにフォーカスし、工程開発でのポイントや具体的なスケール変更のエンジニアリング、更には生産性強化や連続生産など、最新のトレンドも含め工学的な視点から解説する。
習得できる知識
・バイオ医薬品製造工程の流れとプロセス構築の考え方
・製造工程における各要素技術のエンジニアリング
・スケールアップのための工程パラメーター
・生産性強化のアプローチ
・製造要素技術のトレンド
セミナープログラム
1.抗体医薬品製造の概要と工程開発の流れ
1.1 抗体医薬品製造アップストリーム
1.2 抗体医薬品製造ダウンストリーム
1.3 抗体生産と精製
1.4 工程開発の流れ
1.5 スケールアップの考え方と進め方
1.6 スケール間の比較と同等性
2.培養工程のスケールアップ
2.1 CHO細胞培養とバイオリアクター
2.2 培養制御
2.3 バイオリアクターのスケールアップパラメーター
2.4 培養スケールアップ事例:フェドバッチ培養
2.5 培養スケールアップ事例:パーフュージョン培養
2.6 リアルタイムPATによるモニタリングのスケールアップ
3.クロマトグラフィー工程のスケールアップ
3.1 クロマトグラフィーのタイプと特徴
3.2 クロマトグラフィー工程の開発
3.3 クロマトグラフィー工程のスケールアップのルールとパラメーター
3.4 カラムのパッキング
3.5 スケールアップの事例:イオン交換クロマトグラフィー
4.ろ過工程のスケールアップ
4.1 ろ過工程のタイプ
4.2 ろ過のスケールアップパラメーター
4.3 サイジング方法
4.4 安全係数
4.5 ろ過事例:バッファろ過
4.6 ろ過事例:清澄ろ過
4.7 ろ過事例:ウイルスろ過のスケールアップ、プレのブレークスルー
5.ウイルス安全性
5.1 抗体医薬品のウイルス安全性戦略
5.2 スケールアップによるウイルス検出能とリスク
5.3 クリアランス試験のスケールダウンモデルの構築:クロマトグラフィー、ろ過、不活化
6.スケールアップ関連トピック
6.1 バイオ医薬品連続生産
6.2 連続精製のサイクル運転
6.3 滞留時間分布
6.4 バッファ調製
6.5 工程データの収集と可視化
7.まとめ
<質疑応答>
■講演中のキーワード
・バイオプロセス
・スケールアップ
・バイオリアクター
・クロマトグラフィー
・ろ過
セミナー講師
伊藤 隆夫 先生 メルク株式会社 プロセスソリューションズ事業本部 Global BioPharm CoE
プリンシパルコンサルタント 化学工学(博士)
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名36,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき25,300円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
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