再生可能資源材料としてのポリ乳酸の循環利用・ケミカルリサイクルの基礎と課題・将来展望

代表的なバイオマス由来のプラスチックである、
ポリ乳酸の優れた資源循環特性のメカニズムの理解と
実際の実証試験結果を分かり易く紹介!

セミナー趣旨

 昨今、マイクロプラスチック問題が取りざたされ、分解機能を持ったバイオマス由来のプラスチックが再び脚光を浴びてきています。
 ポリ乳酸は、代表的なバイオマス由来のプラスチックであり、生分解性・成形性・物性・価格などの要求性能に関して比較的バランスの取れたバイオマス由来随一の材料です。
 このポリ乳酸のあまり知られていない機能として、優れた資源循環特性があります。温和な条件と安全な触媒の利用によって、ポリ乳酸は容易にかつほぼ完全な形で原料に戻すことができる唯一の材料です。
 本講演では、このポリ乳酸の優れた資源循環特性のメカニズムの理解と実際の実証試験結果を分かり易く紹介します。

【講演ポイント】
ポリ乳酸の資源循環を社会実装するための基本的技術・条件・課題を解説する。
ポリ乳酸のリサイクルプロセスから派生する新規な高機能用途について解説する。

習得できる知識

  • ケミカルリサイクルの基本メカニズムの理解
  • ポリ乳酸の本質的な機能(生分解性・加水分解性・熱分解性・光分解性)の理解
  • 社会実装に必要な条件の把握
  • ポリ乳酸の新たな環境利用のための新機能の理解

セミナープログラム

  1. バイオベースプラスチックの資源循環特性
    1. 平衡重合性ポリマー
    2. ポリ乳酸の平衡重合特性
  2. ポリ乳酸の環境分解特性
    1. 生分解性
    2. 加水分解性
    3. 光分解性
    4. 熱分解性
  3. 資源循環のための精密解重合挙動解析手法
    1. n次分解解重合の解析手法
    2. ランダム分解の解析手法
    3. 多段階・複合分解の解析手法
  4. ポリ乳酸のケミカルリサイクルの実証
    1. ケミカルリサイクルのための触媒特性
    2. ラセミ化の制御
    3. 反応性押出機による自動分別型ケミカルリサイクル
    4. 社会実証試験
  5. 将来展望
    1. リサイクルポリ乳酸の様々な利用展開について
    2. 海洋環境への高度利用
    3. 道路建設への高度利用

【質疑応答】


キーワード:ポリ乳酸、資源循環、ケミカルリサイクル、モノマー還元、自動分別型リサイクル、社会実証試験、海洋環境、道路建設

セミナー講師

プラスーN 代表 合同会社テイクプラス 副代表 工学博士 西田 治男 氏
(元:九州工業大学大学院生命体工学研究科 教授)

セミナー受講料

【1名の場合】39,600円(税込、資料作成費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

39,600円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料   環境負荷抑制技術   省資源

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高分子・樹脂材料   環境負荷抑制技術   省資源

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