【中止】マテリアルズ・インフォマティクス(MI)の材料開発への活用最新事例と課題・今後の展望
★ケモインフォマティクス、マテリアルズインフォマティクス、プロセスインフォマティクスに40年近く従事されてきたご経験豊かな講演者による、データ解析や課題への取り組み方を紹介!
★環境問題を強く意識した新素材開発の進め方について、マテリアルズ・インフォマティックスの利点、限界を理解した上で、どのように研究開発に活用するのかを説明!
★熱可塑性ポリマーや熱硬化性ポリマーの設計に対してMIを活用し、少ない実験回数で性能を向上できることを検証した研究事例を紹介!
★熱可塑性ポリマーの効率的設計や少ない実験データから出発して少ない実験回数で目的物性を実現させるためのベイズ最適化の活用を紹介!
セミナープログラム
第1部 マテリアルズインフォマティクスの進め方と材料設計、プロセス制御
【11:00-12:15】
奈良先端科学技術大学院大学 データ駆動型サイエンス創造センター センター長 特任教授 東京大学名誉教授 船津 公人 氏
【講演主旨】
マテリアルズインフォマティクスおよびプロセスインフォマティクスに取り組みにあったっての全体概念の把握、データの見方や扱い方について理解する。また、具体的な応用事例を通して、身近な課題との関わり方を見ていきたい。
【キーワード】
マテリアルズインフォマティクス、プロセスインフォマティクス、ベイズ最適化
【講演ポイント】
講演者は、ケモインフォマティクス、マテリアルズインフォマティクス、プロセスインフォマティクスに40年近く従事し、様々な具体的な課題に取り組み解決してきた。データの見方取り扱い方に豊富な経験を有している。
【プログラム】
- はじめに
- データ解析の基礎
- 扱うデータの特性を把握する
- 主成分分析
- 回帰分析の基礎
- ケモインフォマティクスとは?
- データのモデル化法について
- モデルの逆解析について
- 分子設計の事例紹介
- 医薬品分子設計
- 化学空間の可視化による構造探索
- タンパクと化合物の相互作用空間の可視化と構造探索
- 医薬品分子設計
- ポリマーアロイを題材とした有機材料の設計
- 輝度向上性フィルムの成分組成とプロセス条件の最適化
- PPを主体として輸液用パックの開発
- 共重合ポリマーの設計
構造の記述子化について - 少ないデータからのモノマー設計
- 少ない実験データから出発して少ない実験回数で目的物性を実現させるには?
ベイズ最適化の活用 - ソフトセンサー
- 化学プラントの監視のためのソフトセンサー
- ソフトセンサーの構築法
- ソフトセンサーの劣化
- 適応型ソフトセンサーの開発
- ソフトセンサーを用いた制御
- 化学プラントの監視のためのソフトセンサー
- プロセスインフォマティクス
材料設計・プロセス設計・品質管理と制御の連動 - 自動化化学への展開
【質疑応答】
第2部 マテリアルズ・インフォマティクスも活用した材料開発及びその展望
【13:15-14:30】
AJS(株) ICTイノベーション事業部 副事業部長 兼 ICTイノベーション1部長 加藤 仁一 郎 氏
【講演主旨】
デジタル技術の進歩は、近年目覚ましいものがあり、デジタル技術をいかに活用できるかが業務遂行において大きなカギとなる。特に、データーサイエンスの本丸の一つであるマテリアルズ・インフォマティックスは、開発から生産まで非常に有用なツールとなっている。本講演では、特に環境問題などの時代変革を強く意識した新素材開発の進め方について、マテリアルズ・インフォマティックスの利点、限界を理解した上で、どのように研究開発に活用するのかを説明する。
【キーワード】
新素材開発、マテリアルズ・インフォマティクス、MI、研究開発体制、研究開発人財
【講演ポイント】
主に研究開発におけるマテリアルズ・インフォマティクス(MI)の重要性とその活用例を知ることができ、これからMIを活用しようとする自らの動機付けができる。
【習得できる知識】
・主に研究開発におけるMIの重要性
・デジタル技術活用の重要性
・MIの活用事例
【プログラム】
- 新素材開発の開発
- どういう分野を狙って行くのか
- 発想、調査、ユーザーからの情報活用など
- 研究開発の進め方
- 研究開発のステージごとの取組み
- 研究開発における人財と組織
- 研究開発の効率向上
- マテリアルズ・インフォマティックス、オープンイノベーションなど
- どういう分野を狙って行くのか
- マテリアルズ・インフォマティックスをどのように活用するのか
- マテリアルズ・インフォマティックスの概要
- 利点と限界も含む
- 新素材開発におけるMI活用の例
- マテリアルズ・インフォマティックスの概要
【質疑応答】
第3部 マテリアルズ・インフォマティクス活用によるポリマー設計の効率化
【14:45-16:00】
昭和電工(株) 融合製品開発研究所 計算科学情報センター リサーチャー 博士(理学) 南 拓也 氏
【講演主旨】
現在産業界ではマテリアルズ・インフォマティクス(MI)の活用が本格化してきている。近年機能性材料は開発競争の激化を背景に開発期間の短縮が求められており、材料設計を効率化させる手段の一つとしてMIが注目されている。本講座では、産業界で広く使用される熱可塑性ポリマーや熱硬化性ポリマーの設計に対してMIを活用し、少ない実験回数でもポリマー性能を向上できることを検証した研究事例を紹介する。
【キーワード】
ポリマー、機械学習、マテリアルズ・インフォマティクス、実験回数低減、ベイズ最適化、複数特性の最適化
【講演ポイント】
・化学系企業の計算科学実務者の目線でMIの強み、利点を述べる。
・従来の量子化学計算と比較した際のMIの特徴について言及する。
【習得できる知識】
・ポリマー系におけるMIの適用例
・ベイズ最適化
・複数の要求特性をもつ機能性材料の設計
・企業の材料開発におけるMIの強み・利点
【プログラム】
- マテリアルズインフォマティクス(MI)について
- 活用事例1:ベイズ最適化による熱可塑性ポリマーの効率的設計
- 活用事例2:複数の要求特性をもつ熱硬化性樹脂フィルムの設計
- まとめ
【質疑応答】
セミナー講師
第1部 奈良先端科学技術大学院大学 データ駆動型サイエンス創造センター センター長 特任教授 東京大学名誉教授 船津 公人 氏
第2部 AJS(株) ICTイノベーション事業部 副事業部長 兼 ICTイノベーション1部長 加藤 仁一郎 氏
第3部 昭和電工(株) 融合製品開発研究所 計算科学情報センター リサーチャー 博士(理学) 南 拓也 氏
セミナー受講料
【1名の場合】44,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。