原薬製造スケールアップにおけるスケール変更に伴うスケール依存因子/トラブル事例とQbDに基づく重要品質特性・重要工程パラメータ設定
原薬製造プロセスに存在する遺伝毒性不純物のコントロールや、汎用製造設備のクリーニングの戦略についても解説いたします
豊富なスケールアップトラブル事例を解説いたします!
【アーカイブ配信:11/17~12/16(何度でも受講可能)】の視聴を希望される方は、こちらからお申し込み下さい。
セミナー趣旨
治験及び商用原薬のプラント製造の際に留意すべきスケール依存因子と実製造におけるスケールアップトラブル事例、及びQuality by Designに基づくCQA(Critical Quality Attribute、重要品質特性)、CPP(Critical Process Parameter、重要工程パラメータ)設定手順について実例を元に解説する。
また、原薬製造プロセスに存在する遺伝毒性不純物のコントロールや汎用製造設備のクリーニングの戦略についても提案する。
習得できる知識
〇 スケールアップ検討時のポイント
〇 スケールアップ時のトラブル実例と効率生産の実例
〇 CQA、CPP設定手順、原薬の品質同等性評価基準設定手順
〇 QbDに基づく原薬製造プロセス設計
〇 マルチパーパスプラント設備のクリーニング戦略
セミナープログラム
1.製薬企業におけるプロセス化学の役割
1.1.医薬品開発フロー
1.2.原薬開発の流れとプロセス研究
1.3.メディシナルとプロセス化学
1.4.プロセス化学における技術要素
1.5.プロセス化学者の役割
2.製造プロセス開発のポイント
2.1.プロセス化学研究の基本的な考え方
2.2.製造ルートの検索
2.3, 2.4.製造ルート決定の際に考慮すべきこと
2.5.操作条件の設定と最適化
3.スケールアップとスケール依存性因子
3.1.原薬のプロセス研究とスケールアップイメージ
3.2, 3.3.スケール依存性因子
3.4.反応槽の構造(例)
3.5.攪拌効率(スケール依存性因子検証の一例)
4.スケールアップトラブル事例
4.1 - 4.13. スケールアップトラブル事例1~13
5.商用製造に向けた検討の実例
5.1.ミラベグロン原薬合成ルート
5.2.商用生産プロセス構築~科学光学からのアプローチ
5.3.粗結晶工程の濾過性改善(逆滴下法)
5.4.原薬製造工程の濾過性改善(温度スイング晶析)
6.重要品質特性(CQA(s))、重工工程パラメータ(CPP(s))設定の流れ
6.1.技術移管の流れ
6.2.Quality Designとは
6.3.プロセスバリデーション(PV)とCPP
6.4.PV成立要件
6.5.CPP(s)設定手順
- CPP(s)設定手順 Step1-1(リスク特定)
- CPP(s)設定手順 Step1-1実施例
- CPP(s)設定手順 Step1-2(CQA(s)の決定)
- CPP(s)設定手順 Step1-2実施例
- CPP(s)設定手順 Step2(1次リスク分析・評価)
- CPP(s)設定手順 Step2実施例(5工程)
- CPP(s)設定手順 Step3(リスク調査・低減)4工程
- CPP(s)設定手順 Step3(リスク調査・低減)5工程
- CPP(s)設定手順 Step4(2次リスク分析・評価)4工程
- CPP(s)設定手順 Step4(2次リスク分析・評価)5工程
7.遺伝毒性不純物のコントロール
7.1 - 7.3.遺伝毒性不純物管理の経緯
7.4.遺伝毒性不純物管理の実例
7.5.ミラベグロン原薬製造プロセスの遺伝毒性不純物管理状況
8.マルチパーパスプラント設備_洗浄対象物質の残留量クライテリオンについて
8.1.検討経緯
8.2 - 8.5. 方針決定のための基礎情報
8.6.洗浄対象物質のクライテリオン設定方針(ケース1-1)
8.7.洗浄対象物質のクライテリオン設定方針(ケース1-2)
8.8.洗浄対象物質のクライテリオン設定方針(ケース2-1)
8.9.洗浄対象物質のクライテリオン設定方針(ケース2-2)
8.10.洗浄対象物質のクライテリオン設定方針(ケース2-3)
8.11.洗浄対象物質のクライテリオン設定方針(ケース3)
8.12.ADI、PDE、NOAEL取得
8.13.ハザードレベル、in silicoを用いた洗浄クライテリオン設定
【質疑応答】
スケールアップ,化学プロセス,医薬品,原薬,QBD,セミナー,反応,研修,講習,GMP
セミナー講師
アステラス製薬(株) 高萩技術センター 製造技術セクション 製造技術セクション長 中村 純 氏
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)
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