カーボンニュートラルと新しいエネルギー起源CO2削減方法
開催日 |
10:00 ~ 16:00 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 新技術開発センター |
キーワード | 応用物理一般 環境負荷抑制技術 省エネルギー |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | 職場・自宅 全国どこからでも参加できます。 「ZOOM」を使用します。 |
カーボンニュートラルへの取り組みは現代企業の最重要課題です。
エクセルギー理論に基づくエネルギー削減手法を実践的に指導します。
セミナー講師
武田彰夫 氏
株式会社MIC武田技術士事務所 代表取締役
技術士 (情報工学部門、環境部門)
製造業の大手企業に勤務後、現在の「EY(アーンストアンドヤング)新日本」のコンサルティング部門に所属。欧米のコンサルタントとの協業を通して、コンサルティングの方法論を習得しました。
2009年に技術士事務所を設立し、現在に至ります。
長年にわたり、エネルギー・環境分野の新技術を対象に、コンサルティングを実施してきました。
エクセルギー応用法については、工場管理、プラントエンジニア、化学経済などの月刊誌での執筆実績多数。
講演についても、一般向けセミナーのほか、産業技術総合研究所や、中央省庁等での多数の実績があります。
日刊工業新聞社「月刊 工場管理」において、2022年10月号より、「工場従事者のためのカーボンニュートラル入門」を連載執筆中です。
セミナー受講料
43,000円(消費税込)※テキスト代を含みます。
セミナー趣旨
カーボンニュートラルへの取り組みは、現代企業の最重要の課題となっており、2050年までにカーボンニュートラルを達成すると宣言した企業も多数あります。
日本を含む世界における温室効果ガスの排出要因は、企業を含め、大半がエネルギー起源です。企業によって、非エネルギー起源の温室効果ガス発生量が多い業種もありますが、この場合でも、エネルギー起源の温室効果ガスは高いウエイトを占めます。企業にとってのカーボンニュートラルとは、エネルギー起源のCO2をいかにして、低コストで削減するかという問題ととらえられます。
エネルギー起源CO2の削減対策として、省エネルギーと再生可能エネルギーの導入が挙げられますが、後者は、基本的にコストアップを招きます。費用対効果の高い省エネルギーが可能であれば、省エネルギーの促進こそ、企業のカーボンニュートラル対策の決定打です。
このようなことは、行政でも認識されており、2023年度より、省エネルギー法上のエネルギーの定義が、再生可能エネルギーを除くエネルギーから、「再生可能エネルギーを含むすべてのエネルギー」に変わります。社会全体のCO2排出量削減のためには、エネルギー全体の削減が必要なためです。
このような動きに対し、我が国企業の大半は、従来の省エネルギー技術で対応せざるを得ない状況ですが、従来法には、「改善率が大きく稼げないこと」、「費用対効果の高い施策の提案が困難なこと」という重大な欠陥があります。
これらの欠陥を克服するエネルギーの理論がエクセルギーです。エクセルギーの理論は、内外の科学者から、その有用性が多方面で指摘されながら、企業での活用は進んでいませんでした。
本セミナーでは、エクセルギー理論に基づく、新しいエネルギー削減手法を、実践的・発展的に学びます。
受講対象・レベル
- カーボンニュートラル関連部署および関係者
- 省エネルギー・エネルギーマネジメントの担当者および関係者
- ISO事務局および関係者
- 省エネルギー技術に関連する研究者
セミナープログラム
- カーボンニュートラルの概要
- カーボンニュートラルの潮流
- カーボンニュートラルの要求に対する従来法の限界
- カーボンニュートラルのためのエクセルギー理論の概要
- エクセルギーとは何か
- エネルギーとエクセルギーの違い
- エクセルギーのメリット
- エクセルギーの計算法
- エクセルギーを応用した新しいエネルギー削減手法の習得
エネルギー設備において,最も一般的なボイラーシステムの実際解析事例に基づき,徹底的に手法を学びます。
エクセルギー理論は,化学プロセスや再生可能エネルギーなど,あらゆるエネルギープロセスの解析に適用できるため,ボイラーシステム以外の解析法も,その概略を学びます。- ボイラーシステムの解析手法の習得
表計算ツールを用いて,簡単な演習を交えて理解を深めます。 - その他のエネルギープロセス解析手法の理解
- コンプレッサーシステム
- 空調機システム
- ボイラーシステムの解析手法の習得
◎ 質疑応答