
再生樹脂・リサイクルプラスチックの開発動向・アップグレード技術・用途展開・今後の展望と各国の利用促進対策
★世界各国の国内プラスチックリサイクル及び再生材の需要創出の取組状況を解説!
★化学メーカーに求められる対応について、数値目標の設定やモニタリングの基礎となるLCAを行う上での問題意識、目標に則したルール設定の在り方について解説!
★使用済みプラスチックを原料としてアップグレードリサイクル技術を用いて得られた高再生材比率の材料について紹介!
★独自開発した難燃性再生ポリカーボネート「SORPLAS」の特長や資源の再利用促進、社会全体の環境負荷低減への貢献、未来に向けた更なる可能性について紹介!
セミナープログラム
【第1講】 各国の再生プラスチック利用促進対策と化学メーカーへの期待
【時間】 11:00-12:15
【講師】株式会社三井物産戦略研究所 技術・イノベーション情報部 趙 健 氏、小川 玲奈 氏
【講演主旨】
中国が2018年に廃プラスチック禁輸措置を実行したことをきっかけに、世界中で国境をまたぐ廃プラに関する規制は厳しくなっている。廃プラの輸出元だった日米欧だけではなく、海洋プラスチック汚染など環境意識が高まった途上国も国内のプラスチック問題に積極的に取り組む。前記背景のもと、世界各国の国内プラスチックリサイクル及び再生材の需要創出の取組状況を解説する。
化学メーカーに求められる対応について、再生プラスチック利用促進の背景と位置づけを解説した上で、数値目標の設定やモニタリングの基礎となるLCAを行う上での問題意識、目標に則したルール設定の在り方について解説する。
【キーワード】
再生プラスチック、リサイクル、LCA
【講演ポイント】
・世界各国の再生プラスチック利用促進策の概要、最新動向
・再生プラスチック利用促進における化学メーカーの位置づけ
・サステナブル製品開発を評価するLCAルール設定
【習得できる知識】
・主要国の再生プラスチック利用促進策の概要とその狙い
・化学産業においても先制的LCAの重要性が認識されるようになってきたが、LCA実務者でないエンジニアがより適切な目標設定に貢献するために知っておくべき知識
【プログラム】
1.各国の再生プラスチック利用促進対策
1-1 国内リサイクル体制の構築が迫られる世界各国
1-2 再生材の利用促進は世界中で加速
2.化学メーカーへの期待
2-1 再生プラスチック利用促進対策推進の背景への理解
2-2 再生プラスチック利用促進の位置づけの把握
2-3 サステナブルな製品開発を正当に評価できるライフサイクルアセスメント (LCA)ルール設定
【質疑応答】
【第2講】 再生樹脂を用いた新素材と応用展開
【時間】 13:00-14:15
【講師】株式会社リファインバースグループ 常務取締役 事業開発部長 加志村 竜彦 氏
【講演主旨】
廃棄物と再生樹脂事業の展開について解説する。
【プログラム】
1.弊社概要とリサイクルビジネスについて
2.資源と廃棄物について
2-1 日本のマテリアルバランスについて
2-2 廃プラスチックについて
2-3 廃プラスチックの処理フローについて
3.リサイクル・静脈産業ビジネスの課題と要諦
3-1 リサイクル事業の要件:Quality(品質)
3-2 リサイクル事業の要件:Delivery(調達・納期)
3-3 リサイクル事業の要件:Cost(価格)
4.再生樹脂の利用促進に向けて
【質疑応答】
【第3講】 アップグレードリサイクルを実現するリサイクル材料の開発
【時間】 14:30-15:30
【講師】コニカミノルタ株式会社 化成品事業部 材料要素技術開発センター 機能材料開発部 小嶋 健 氏
【講演主旨】
CO2排出量削減の取組みの一つとしてリサイクルプラスチックの活用がある。削減効果を高めるためには、より大きな部品への適用や、より再生材比率の高い材料を使用することがポイントとなる。事務機器においては外装部品の占める割合が大きく、また使用される材料には、難燃性、耐衝撃性、成形時の金型内流動性などが高いレベルで求められる。ペットボトル由来のPET、ガロンボトル由来のPCといった使用済みプラスチックを原料として、それぞれ単体では得られない性能を獲得するための複合化技術(アップグレードリサイクル技術)を開発し、得られた高再生材比率(PCR 70%以上)の材料を外装部品に採用した事例について紹介する。
【キーワード】
マテリアルリサイクル アップグレードリサイクル アップリサイクル リアクティブブレンド ポストコンシューマーリサイクル プレコンシューマーリサイクル オープンリサイクル クローズドリサイクル PCR リサイクルPC/PET リサイクルABS リサイクルHDPE
【プログラム】
1.プラスチックリサイクルの概要
1-1 プラスチックリサイクルの価値
1-2 プラスチックリサイクルの方法
2.事務機器へのリサイクルプラスチックの適用事例
2-1 リサイクルプラスチック適用の目的
2-2 適用部品の選定
2-3 要求品質を満足するためのリサイクル方法の選定
2-4 リサイクル原料の選定
2-5 アップグレードリサイクルのための技術開発
3.リサイクルプラスチックのアップグレード技術
3-1 リサイクルPC、リサイクルPETの外装部品適用における技術課題
3-2 複合化による材料アップグレード
3-3 リアクティブブレンドを利用した材料アップグレード
3-4 成形技術による材料適用範囲の拡大
【質疑応答】
【第4講】 高再生材率難燃ポリカーボネートの開発
【時間】 15:45-16:30
【講師】ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 システムソリューション事業部 SORPLAS事業室 大江 貴裕 氏
【講演主旨】
持続可能な社会活動実現に向けて、資源の再生・再利用は欠かすことのできない環境負荷低減手法である。ソニーは最大99%の再生材利用率を実現した独自開発の難燃性再生ポリカーボネート“SORPLAS”を開発し、様々な製品にて実用化してきた。本講演では、SORPLASの開発概要と特長を説明した後、実用化事例の共有、資源の再利用促進並びに社会全体の環境負荷低減への貢献そして未来に向けた更なる可能性についてご紹介する。
【キーワード】
再生樹脂、再生プラスチック、リサイクル、再生材、環境、ポリカーボネート、難燃
【講演ポイント】
最大99%の再生材利用率を実現したソニー独自開発の難燃性再生ポリカーボネート“SORPLAS”の特長を説明するとともに、資源の再利用促進並びに社会全体の環境負荷低減への貢献そして未来に向けた更なる可能性についてご紹介する。
【習得できる知識】
・再生ポリカーボネート樹脂の難燃化と難燃剤が及ぼす再生材率、樹脂物性、リサイクル性への影響
・独自開発の難燃剤PSS-Kの特長
【プログラム】
1.ソニーが独自開発した難燃再生ポリカーボネート”SORPLAS”について
1-1 開発の生い立ち
1-2 開発概要
2.ソニー独自開発の難燃剤PSS-K及びSORPLASの特長
2-1 PSS-Kの特長
2-2 難燃ポリカーボネートの原料構成比率
2-3 SORPLASの樹脂物性/耐久性
3.”SORPLAS”の製造工程
3-1 製造工程紹介
3-2 用途に応じた最適ブレンドの開発
3-3 現在のラインナップ
4.”SORPLAS”の実用化事例と環境貢献
4-1 実用化事例
4-2 環境負荷低減
4-3 未来に向けた更なる可能
【質疑応答】
セミナー講師
- 第1部 株式会社三井物産戦略研究所 技術・イノベーション情報部 趙 健 氏、小川 玲奈 氏
- 第2部 株式会社リファインバースグループ 常務取締役 事業開発部長 加志村 竜彦 氏
- 第3部 コニカミノルタ株式会社 化成品事業部 材料要素技術開発センター 機能材料開発部 小嶋 健 氏
- 第4部 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 システムソリューション事業部 SORPLAS事業室 大江 貴裕 氏
セミナー受講料
【1名の場合】55,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。
受講料
55,000円(税込)/人