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    セミナー趣旨

    既に日本企業の多くが、研究開発マネジメントにステージゲート・プロセスを採用しています。しかし、そこにはステージゲート・プロセスについての誤解が存在し、また本来のステージゲート・プロセスの本来的な意味や価値を押さえたマネジメントをしておらず、ステージゲート・プロセスを最大限に活用している企業は少ないのが現状です。

    ステージゲート・プロセスは、本来は研究開発テーママネジメント、イノベーションマネジメント、技術戦略、マーケティングそして事業戦略を統合した戦略的なマネジメント体系で、まさに日本企業が「技術で勝って、事業でも勝つ」企業となるための有力な処方箋となりえるものです。

    本セミナーでは、ステージゲート・プロセスの本来的な意味、価値を再考し、その後、それを踏まえた実際の運用活動・体制についての議論を行います。本セミナーは、ステージゲート・プロセスについて初めて学ぶ方から、既にステージゲート・プロセスを利用されている方まで、広い層の方々を対象とします。

    受講対象・レベル

    ステージゲート・プロセスについて初めて学ぶ方、既にステージゲート・プロセスを利用されている方

    セミナープログラム

    1.ステージゲート・プロセスとは本来どのようなものか?
     (1)ステージゲート・プロセスとは?
     (2)ゲートでは製品や事業の成功の視点で評価する
     (3)ステージゲートは方法論ではない
       -ステージゲート『法』という命名は誤り
       -全てのプロセスには既にステージとゲートが存在
       -英語ではStage-gate process
     (4)ステージゲート・プロセスの背景と歴史 

    2.なぜ今きちんとしたステージゲート・プロセスが必要なのか?
     (1)21世紀の日本の産業界の現実 
     (2)日本企業が行く道  
     (3)革新的製品・事業・技術創出には
     (4)ステージゲート・プロセスの狙い

    3.ステージゲート・プロセスの誤解
     (1)テーマを切るためのものではない
     (2)経営者の意思決定の『代替』ではない(意思決定の強力な『支援』の仕組み)
     (3)進捗管理の手法ではない
     (4)デザインレビューの一部ではない
     (5)「不確実性の高い初期段階には役に立たない」ものではない

    4.不確実性への対応としてのステージゲート・プロセスの11の工夫
     (1)不確実性を低減する
        工夫1:積極的市場との対話
        工夫2:フロントローディング
        工夫3:英知を集める
     (2)不確実性を所与とする
        工夫4:多産多死
        工夫5:投資を段階的に増やす
        工夫6:評価の段階的精緻化
        工夫7:初期には迷ったら前に進める  
     (3)不確実性に起因する判断の誤りを所与とする
        工夫8:中止になっても非公式には継続の自由を与える
        工夫9:中止テーマに別予算を与える
     (4)中止にしても成果を活用
        工夫10:中止になっても金庫に保存
        工夫11:成果を外部に提供(オープンイノベーション)

    5.ステージゲート・プロセスの種類

    6.ゲートの運営:ゲートの役割と評価項目
     (1)不確実性対応のフレームワークを踏まえ具体的な 活動にまで翻訳
     (2)ゲートの役割
     (3)ゲートにおける評価項目の全体像(評価項目I~III)
     (4)評価項目I:「プロジェクトの進捗度」
     (5)評価項目II:「プロジェクトの魅力度」に関する評価 項目例(※:この部分は評価項目別に詳細に議論)
     (6)各ゲート別評価項目(例)
     (7)評価項目III:「今後の目標・施策・計画」
     (8)「戦略」の構成要素
     (9)クーパー案と本案の関係

    7.ゲートの運営:その他の運営
     (1)評価者(ゲートキーパー)の役割
     (2)誰が評価するか?(ゲート会議出席者)
     (3)評価のタイミングは?
     (4)誰が成果物(ゲート会議用資料)を作るか?
     (5)プロセスマネジャーとは?
       -プロセスマネジャーの役割
       -プロセスマネジャーは誰がなるか?
     (6)議論・意思決定の3つのステップ(準備およびゲート会議の進め方)
       -3つのステップ
        ・ステップ1:事前の成果物の評価者への提出と 準備
         ・ステップ2:検討会でのプレゼンテーションと質疑 応答
        ・ステップ3:検討会での評価者の間での議論と意思決定
       -注意点
        ・必ずゲート会議用テンプレートを作る
        ・ゲート会議用テンプレートの工夫と注意点
        ・ゲート会議での有効な議論・意思決定法

    8.ステージゲート・プロセスの導入事例
      富士フイルム

    9.ステージの活動
     (1)成果物の作り方
     (2)情報源・情報収集法
       ・仮説・検証・進化
       ・フェルミ推定

    10.研究開発担当者の抵抗への対処法

    11.最後に :ステージゲートのその他の重要な意味
     (1)マネジメントと研究者とのコミュニケーションツール
     (2)研究者の事業化マインドを高める
     (3)評価者にとっての学びの場


    ※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
    ※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
    ※録音、録画・撮影・お申込者以外のご視聴はご遠慮ください。

    セミナー講師

    ベクター・コンサルティング株式会社 代表取締役社長 浪江一公 氏

    大手電機メーカー、アーサー・D・リトル(ジャパン)㈱、㈱フュージョンアンドイノベーション等を経て、現在ベクター・コンサルティング(株) 代表取締役社長
    経営及び技術マネジメントに関するコンサルティングにおいて30年以上の経験を有す。元日本工業大学大学院 技術経営研究科教授。北海道大学工学部、米国コーネル大学経営学大学院(MBA)卒
    著書・訳書に「プロフィット・ピラミッド超高収益を実現する14のシンプルな法則」(著書)ダイヤモンド社(韓国語及び中国語でも出版)、「エマソン 妥協なき経営」(訳書)ダイヤモンド社、その他共著・共訳、雑誌への寄稿多数近著(翻訳):「ステージゲート法 製造業のイノベーションマネジメント」(原著「Winning at New Products」ロバート・クーパー著) 英治出版 2013年

    セミナー受講料

    会員 41,800円(本体 38,000円) 一般 46,200円(本体 42,000円)

    ※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
    (所属先の会員登録有無がわからない場合、お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。)
    ※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
    ※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。

    受講について

    視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催1営業日前までにメールでお送りいたします。
    ※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。


    講師のプロフィール

    プロフェッショナリズムと豊富な経験をベースに、革新的な製品やサービスを創出するプロセスの構築のお手伝いをいたします。

    浪江 一公

    なみえ かずきみ / 東京都 / ベクター・コンサルティング株式会社

    ベクター・コンサルティングは、Bridging technologies and markets toward creating innovationsを目指し、クライエント企業様に技術と市場との間の橋渡しによりイノベーションの...続きを読む

     

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