地域脱炭素、マイクログリッドの課題と方策
開催日 |
14:00 ~ 17:00 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 新社会システム総合研究所 |
キーワード | 環境負荷抑制技術 政策・行政 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【港区】SSK セミナールーム |
交通 | 【地下鉄】内幸町駅 【JR・地下鉄・ゆりかもめ】新橋駅 |
セミナー講師
(株)AnPrenergy 代表取締役村谷 敬(むらたに たかし) 氏
1980年 前橋市生まれ。2008年に太陽光・風力発電の建設手続きに行政書士として関与したのを契機に電力の世界へ。エナリスで需給管理業務を極めた後、エプコにて電力小売事業部長として新電力事業を運営。新電力や自治体新電力へのコンサルティングを手がけた後に再独立。各地の新興新電力事業者の需給管理コンサルティングを手掛ける傍ら、横河ソリューションサービスの新エネルギー事業部チーフコンサルタントとして需給管理システムの開発を支援。電力需給管理を偏愛し、JEPX価格が高騰した日の気象条件分析が趣味。2017年 新規参入事業者の競争戦略をレクチャーする、適者生存戦略コンサルティング会社として株式会社AnPrenergyを設立。100社を超える電力事業者の支援を行う。また、大手重電メーカー、大手印刷業、大手エネルギー事業者の脱炭素、再生可能エネルギービジネスの顧問を務める。電力事業経営、電力需給管理、電力人材育成と、自治体と電力事業の連携について強みを持つ。近時は蓄電池事業のエキスパートを目指し早稲田大学で招聘研究員として研鑽を積んでいる。人生の半分以上、資格受験指導、ビジネス人材育成の講師でもあり、全国で講演活動も行っている。Anti-Predatorという「強大な天敵を脅かす防衛行動」の研究を行い、ランチェスター戦略と融合させることで独自の教育理論を持つ。
(株)I.T.I. 代表取締役社長技術士(経営工学)&利酒師柏崎 和久(かしわざき かずひさ) 氏
1968年 宇都宮市生まれ。中央大学理工学部電気電子工学科卒業後、関電工に入社。送配電関連業務に18年従事。その後、バイオマス発電ベンチャー、大型蓄電池ベンチャーを経て、日本電気株式会社(NEC)へ。NEC在籍時にエフビットコミュニケーションズの経営に携わり、2017年4月にエフビットコミュニケーションズ社長に就任。新電力エフビットでの経営手腕が買われ、退任後、ネクステムズ取締役として宮古島未来エネルギーの立上げにも参加する等、電力ビジネスにかかわる複数企業で経営やプロジェクトに携わる。近時は、複数の脱炭素先行地域における経営の支援や、マイクログリッドプロジェクトのプロデュースを担っている。現在、環境エネルギー技術研究所経営顧問、西堀酒造パートナー、八洲建設ビジネスアドバイザー、SAKE RISE代表、I.T.I.代表取締役社長。技術士(経営工学部門)、利酒師。
セミナー受講料
1名につき 33,440円(税込) 同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)地方公共団体ご所属の方は、1名につき5,500円(税込)
受講について
※地方公共団体ご所属の方はお申し込みの際、 備考欄に「地方公共団体ご所属」の旨をご記載ください。事前に、セミナー講師へのご期待、ご要望、ご質問をお受けしております。可能な限り講義に盛り込んでいただきますのでお申込フォームの質問欄を是非ご活用ください。■ライブ配信について<1>Zoomにてライブ配信致します。<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ視聴用URLとID・PASSを開催前日までに お送り致しますので、開催日時にZoomへご参加ください。■アーカイブ配信について<1>開催日より3〜5営業日後を目安にVimeoにて配信致します。<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ収録動画配信のご用意ができ次第、 視聴用URLをお送り致します。<3>動画は公開日より2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴頂けます。※会場又はライブ配信受講者様で、アーカイブ配信もご希望の場合は 追加料金11,000円(税込)で承ります。 ご希望の場合は備考欄に「アーカイブ配信追加受講希望」と記入ください。※複数名でお申込の際、各受講者様毎に受講方法が異なる場合は、 備考欄にご芳名と受講方法の追記をお願い致します。
セミナープログラム
Ⅰ.脱炭素を目指す自治体の「現実モデル・非現実モデル」の検証 14:00~15:25 村谷 敬(むらたに たかし) 氏
環境省は本年6月に5回目の脱炭素先行地域の提案募集を行うことを発表している。これまで合計74地域の提案が選定されており、これまで以上に新たな先進性・モデル性の打ち出しが求められることは想像に難くない。しかし脱炭素先行地域の選定は2022年に開始して、わずか2年。新たな先進性やモデルを提案するにも、技術やビジネスモデルに大きな進展が見られない中、非現実的な「背伸び」をした計画を提案する自治体も現れるだろう。本講義では、脱炭素を目指す自治体、民間企業に、これまでにない切り口で「新規性」「先進性」ある脱炭素施策を伝えることを目的とする。1.自治体の「非現実的な」脱炭素化施策2.非現実的な施策を現実化するために必要なこと3.非現実的に見えて現実的な施策4.現実的な自治体脱炭素プラットフォーム5.脱炭素価値の導入から、創出へ6.「知る人ぞ知る」脱炭素化有望パートナー企業7.質疑応答/名刺交換
Ⅱ.電力崩壊、起死回生の切り札、 「マイクログリッド」の普及にあたっての課題と解決策 〜野性的経営による事業戦術の解説と実現場の紹介〜 15:35~17:00 柏崎 和久(かしわざき かずひさ) 氏
先行きを見通すことが難しい、日本の電力業界。世界的なエネルギー転換が進む中、この業界では、従来の分析的経営では太刀打ちできなくなっています。電力崩壊と揶揄されるような今、期待されているのが、マイクログリッド。これは2050年のカーボンニュートラル実現に向けた電力システム改革の大本命です。エネルギー敗戦の瀬戸際に立たされている状況だからこそ、マイクログリッドの普及には、直観力や共感力など、人間本来の野性の力が必要とされています。今後、大手電力にとって離島や過疎が進む地方部など、世帯密集度の低いエリアの配電設備の更新投資は負担が大きくなります。地域の企業に配電設備の所有・維持管理を委ね、地域で再エネやコジェネレーションなどの分散電源を導入しマイクログリッドを構築すれば自然災害の停電リスクを軽減できるだけでなく、脱炭素にも繋がり、地方企業にとっても新たなビジネスチャンスになります。1.自己紹介2.野性的経営の概要3.マイクログリッド普及に当たっての課題4.課題に対する解決策5.経営屋が考える電力の未来6.地方で私が経験していること7.質疑応答/名刺交換