~スーパーエンプラ、POM樹脂、プラスチック用添加剤~
★2024年5月30日WEBオンライン開講
【①元ソニー/3Dプリンティング産業技術協会・代表理事/AMstage・代表:三森氏】【②ポリプラスチックス株式会社:高橋氏】【③株式会社ADEKA・主任研究員:中村氏】専門家3名の講師が3Dプリンタ樹脂の動向について解説します
■本講座の注目ポイント
★3Dプリントの最新技術と今後の展望について解説します!
★3Dプリントの材料特性と加工技術について紹介します!
★プラスチック用添加剤の基礎から、3Dプリンティング用の添加剤について解説します!
セミナープログラム
【第1講】3Dプリンタ技術・樹脂材料の最新動向と今後の展望
【時間】 13:00-14:30
【講師】Advanced Manufacturing Stage (AMstage) 代表/日本3Dプリンティング産業技術協会 代表理事 三森 幸治 氏
【略歴】
事業開発コンサルティング 技術コンサルタント派遣 スポット専門家コンサルティング 講師派遣(社員研修) 技術動向調査・市場調査・技術ライティング
【講演主旨】
3Dプリンタを活用した付加製造技術(AM技術)は従来からの射出成形加工やプレス・切削加工などと同列の加工手法であるが、多くの特徴を有している。
本講演では加工方法としての特徴を説明するとともに、加工方法の特徴から生まれる技術的・製品的長所とそれに伴う企業活動視点からの長所も含めて把握してゆく。市場での導入事例や展示会での最新事例を示しながら3Dプリンティング技術が可能とする今後の新しいモノづくりの輪郭と、課題を含めた現状を認識できる形で解説してゆく。
【習得できる知識】
①3Dプリンティング技術により実現できる製品イメージ
②3Dプリンティング方式全体把握
【講演キーワード】
3Dプリンタ、アディティブマニュファクチャリング、AM、積層造形、VPP、PBF、MEX、DED、トポロジー最適形状
【講演のポイント】
J3DPA(日本3Dプリンティング産業技術協会)は3Dプリンティング技術の発展活用の促進を目指して最新技術のリサーチと紹介・発信を精力的に行っている。プラスチック・金属・セラミックス・コンクリートを含む材料の研究会や、各種方式の研究会を定期的に行いセミナー形式で発信している。
従来からのモノづくり経験を踏まえたうえで最新の3Dプリンティング技術の可能性と課題について明確に解説する。
【プログラム】
1. 3Dプリンティング技術の変遷
1-1 3Dプリンティング技術の歴史
1-2 多様な方式と材料の登場
1-3 3Dプリンティング市場の成長
2.創造される価値と導入への課題
2-1 生み出される革新的な価値
2-1-1 軽量化・カスタマイズ
2-1-2 リアリティ(最終品イメージの共有)
2-1-3 少ロット品&スペアパーツ運営効率
2-1-4 在庫・物流コスト低減
2-2 性能・機能・コストについて
2-3 品質保証システムについて
3.最新技術と樹脂材料の進化
3-1 造形システム
3-1-1 高速化(PBF,MEX,VPP)
3-1-2 大型化
3-2 材料
3-2-1 フィラメントの進化(スーパーエンプラ、結晶性材料、コンポジット材料)
3-2-2 パウダーの進化(スーパーエンプラ、テフロン材料)
3-2-3 液体レジンの進化(エンプラレベルの材料へ)
4.DfAMについて
4-1 AI援用設計
4-2 図面に代わる設計情報エビデンス
5. 適用事例
【質疑応答】
【第2講】 POM樹脂の材料押出方式3Dプリンティング技術への適用
【時間】 14:45-16:00
【講師】ポリプラスチックス株式会社 研究開発本部 テクニカルソリューションセンター 主任研究員 髙橋 祐彦 氏
【講演主旨】
近年様々な用途への応用が進んでいる3Dプリント(以下3DP)造形技術のうち、特に熱可塑性樹脂フィラメントを材料とした材料押出方式は、樹脂3DPにおいて最も広く使用されている。材料押出方式3DPにおいて適用可能な樹脂材料種が徐々に拡大していく中で、構造材料として様々な用途で使用されているポリアセタール(POM)樹脂は、その結晶化速度の速さと結晶化度の高さから造形中の収縮による反り発生と、それに伴う造形ステージからの造形物の剥離が大きな課題であり、3DP用材料として十分な実用化に至っていなかった。
本講演では、POM材料の高温における樹脂挙動を考慮した材料押出方式3DP造形条件の確立と、それに伴う各種物性評価結果について解説する。
【習得できる知識】
①材料押出方式によるPOM材料造形のポイント
②結晶性樹脂材料を3DPに適用するためのポイント
【講演キーワード】
POM、ジュラコン、ポリアセタール、結晶性、FDM、MEX、材料押出、3D、3Dプリント、3Dプリンタ、付加製造
【講演のポイント】
従来3Dプリントによる造形が困難とされていた高結晶性樹脂のPOMについて、材料押出法を用いて確立した3Dプリント造形技術について紹介し、樹脂3Dプリントにおける更なる材料種・用途範囲の拡大へと繋げる。
【プログラム】
1. イントロダクション
1.1 社会に広がる3Dプリント技術
1.2 3DP技術のメリット
1.3 主要な3DP技術の分類
2. POM樹脂の3DP造形技術
2.1 主要な樹脂3DP技術の分類
2.2 MEX方式3DPで使用されている樹脂種
2.3 POM材料における、MEX方式3DPへの適用の難しさとポイント
2.4 POM材料の造形の必要条件と装置例
2.5 3DP造形したPOM造形物の機械特性とその最適化
【質疑応答】
【第3講】 3Dプリンティング用プラスチック材料とプラスチック用添加剤
【時間】 16:15-17:30
【講師】株式会社ADEKA 樹脂添加剤開発研究所 改質剤研究室 課長/主任研究員 中村達人 氏
【講演主旨】
プラスチックは軽量かつ扱いやすいため様々な用途で使用されていますが、目的とする用途によって必要な添加剤を処方し、機能付与や高性能化が必要です。3Dプリンタで使用されるプラスチック材料も近年の活用の広がりに応じて高性能化が求められています。
一方で3Dプリンティングは射出成形といった既存工法とプロセスが大きく異なるため、そのプロセスに対応する添加剤処方が求められます。
本講演ではプラスチック用添加剤の基礎から、3Dプリンティング材料、特にフィラメントへの添加剤処方について解説いたします。
【習得できる知識】
①プラスチック用添加剤の基礎知識
②各種用途で求められる機能と対応する添加剤の基礎知識
③射出成形と3Dプリンティングの違い、および対応できる添加剤に関する知見
【講演のポイント】
プラスチック用添加剤によるプラスチックの高性能化とそのメカニズムについて、射出成形とMEX式3Dプリンティングでの違いを中心に紹介する。
【プログラム】
1.プラスチック添加剤の概要と役割
1-1. プラスチック添加剤に求められる性質
1-2. 成形加工条件が添加剤の性能に与える影響
2.射出成形とMEX式3Dプリンティングの違い
2-1. 成形に必要な温度の違い
2-2. 力学特性の違い
2-3. 分散・配向の違い
3.添加剤によるMEX式3Dプリンティング材料の高機能化
3-1. 添加剤
3-2. 改質剤
【質疑応答】
セミナー講師
第1部 Advanced Manufacturing Stage (AMstage) 代表/日本3Dプリンティング産業技術協会 代表理事 三森 幸治 氏
第2部 ポリプラスチックス株式会社 研究開発本部 テクニカルソリューションセンター 主任研究員 髙橋 祐彦 氏
第3部 株式会社ADEKA 樹脂添加剤開発研究所 改質剤研究室 課長/主任研究員 中村達人 氏
セミナー受講料
【1名の場合】49,500(税込、資料作成費用を含む)
2名以上からは1名につき、16,500円となります。
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
49,500円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
全国
主催者
キーワード
3Dプリンタ 高分子・樹脂加工/成形 金属材料
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
49,500円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
全国
主催者
キーワード
3Dプリンタ 高分子・樹脂加工/成形 金属材料関連教材
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