現場で役に立つCAPA(是正予防・予防処置)導入手順・事例と根本的原因分析入門講座

★逸脱・不適合を継続的改善に結びつけるには

逸脱におけるリスク評価のポイントとは?
なぜなぜ分析の進め方及び事例を紹介!
逸脱に関連したROUT CAUSE ANALYSISについても解説!

※本セミナーは延期となりました  7/16 ⇒ 10/7 

 

セミナー趣旨

改正GMPでは、医薬品品質システムにおける心臓部である「経営陣によるマネジメントレビュー」のために「逸脱及びCAPA(是正予防措置)の実施状況及びその有効性評価の報告」が必要となった。
逸脱及びCAPAとは、これまでのGMP運用で管理できなかった諸問題が顕在化し、そのための改善のための取組である。ここで云う諸問題とは、苦情・回収・試験不適合・自己点検・委託先による指摘事項が含まれる
いずれにせよ、逸脱は、なぜ管理できなかったか、どこに本質的問題が潜んでいるのかを明らかにし、原因を排除する活動と云える。CAPAの良否が、逸脱・不適合を継続的改善に結びつける決め手といわれ、「経営陣によるマネジメントレビュー」の着眼点の一つである。このセミナーでは逸脱⇒是正・予防措置(CAPA)の導入手順を、改正GMP省令、ISO 9001およびFDAの手法を踏まえ解説します。
逸脱・不適合などを継続的改善に結びつけるためには、根本的原因分析〈RCA〉がポイントであり、多くの手法が医薬品以外の分野でも開発されている。このセミナーでは、これらの手法を踏まえ、CAPA手順及び根本的原因分析ポイントについて事例を中心に学びます。

習得できる知識

1.「CAPAおよび何をSOPに記載すべきか?」を学ぶ 
2・「CAPA有効性とは?」を学ぶ
3.「CAPAと変更管理の関連性とは?」を学ぶ
4.「CAPAに関連した各種SOPのフォーマット及び記載事例】を学ぶ
5.「逸脱の原因究明技法である<なぜなぜ分析の進め方及び事例>」を学ぶ
5,「逸脱に関連したROUT CAUSE ANALYSIS(原因の究明)技法」を学ぶ
6.「逸脱におけるリスク評価技法」を学ぶ

セミナープログラム

1.是正措置・予防措置(CAPA)が重視される背景
  1)システム査察で指摘を受ける是正措置・予防措置(CAPA)
  2)製品監査における逸脱の諸問題とその原因
  3)是正措置・予防措置(CAPA)導入の目的
  4)製品品質照査フローにおける是正・予防処置の役割
  5)継続的改善の原動力となる逸脱・変更・是正および予防処置の“見える化(図式)”
  6)医薬品品質マネジメントの運用モデル
  7)是正・予防(CAPA)の対象となる8項目とそのポイント

2.国際規格ISO9001に学ぶ「是正」「予防」「修正」などの用語の理解
  1)用語(不適合、欠陥、修正処置、是正処置、予防処置)の定義
  2)修正処置と是正処置の相違
  3)是正処置と予防処置の相違

3.国際規格ISO9001に学ぶ“是正処置・予防処置”の見える化
  1)見える化シートのフォーマット
  2)効果的な是正処置の10手順
  3)運用事例の紹介

4.効果的な是正措置・予防措置(CAPA)技法の手順(事例)及びRoot Cause Analysis
 是正措置・予防措置(CAPA)の心臓部は、根本原因の究明の確からしさが決めてである。実施要領及び記録フォーマットと関連づけ手法の紹介と事例を解説する。
  1)是正措置・予防措置(CAPA)実施要領及び記録フォーマット
  2)是正措置・予防措置(CAPA)に関する責任と権限
  3)是正処置の対象となる事実の明確化 (発生に至った経過、具体的内容、現象)
  4)根本原因分析
    ・調査目的の明確化
    ・事象に関連した製造プロセスの特定
    ・類似の逸脱・不適合の逸脱記録などの照査および聞き取り調査
    ・根本原因調査および分析技法
    ・要因分析技法/5M+1E分析技法
    ・SHEL分析技法
    ・根本原因分析ツールRCA(Root Cause Analysis)Tools
    ・5WHY技法
  5)逸脱における根本原因分析(3事例)
    ・事例1:温度監視モニター<異常>表示見逃した「ヒューマンエラー事例」
    ・事例2:医療機関のおけるインシュリン過剰投与(メデイカルインシデント)
    ・事例3:打錠製品への”黒い斑点状異物”の混入
  6)遡及調査
  7)再発防止を確実にするための必要性の評価
    ・品質リスクアセスメント
  8)修正措置(応急処置)
  9)是正処置計画およびその有効性評価(変更管理及びバリデーションの要否)
  10)横展開/予防処置の要否
  11)是正処置実施および実施効果確認
  12)是正処置のレビュー(製品品質照査)
  13)予防処置(未然防止)への取り組みのポイント
  14)是正処置管理表への記載要領
  15)是正処置管理表への記載事例

5.逸脱におけるリスク評価および是正・予防処置(事例)
  ★逸脱管理
  ★逸脱におけるリスク評価および是正・予防処置(事例)

※一部、変更もあることご承知下さい。

 【質疑応答】


キーワード:
医薬品,品質システム,CAPA,逸脱,是正措置,逸脱,セミナー,講習会

セミナー講師

高槻医薬品GMP/食品GMPリサーチ 所長 若山 義兼 氏(元塩野義製薬株式会社 品質保証部 次長)

《略歴》
●高槻医薬品GMP/食品ISOリサーチを起業
●医薬品・食品品質保証支援センター:顧問
●日本環境認証機構(JACO):ISO審査員
・略歴
●1966.4~1970.3: 塩野義製薬入社、製造部技術研究・設備課に配属
●塩野義製薬 製造本部/エンジニャリング次長
●(出向)シオノギクオリカプス(株)品質監査室長
●塩野義製薬(株) 監査・保証部・品質保証部 次長


《執筆》
・すぐ使えるGMP・SOPのワードデータ集
(サイエンス&テクノロジー:2015年:CAPAのSOPフォーマット)
・GMP人材の技能教育・資格認定法
(技術情報協会:2015年/ 分担執筆:GMP監査員の資格認定)等
・化粧品OEM企業に対するGMP監査
(情報機構/雜誌GMPPeople:2015年8月~10月まで連載)
・医薬品品質システムの参考になる~ISO 9001の改訂動向及び改訂の概要
〈GMPGMPプラットフォーム:2015年6月~7月まで、

セミナー受講料

55,000円(税込、資料付)
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  2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。
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開催日時


10:00

受講料

55,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

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開催場所

全国

主催者

キーワード

医薬品技術   医薬品・医療機器・化粧品等品質管理基準(G*P(GMPなど)、QMS)   医薬品・医療機器等規制

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