メタサーフェスの基礎・原理・特徴と作製・応用

41,800 円(税込)

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開催日 12:30 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 株式会社 情報機構
キーワード 光学技術   金属材料   ナノ構造化学
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

・【メタサーフェス】を学ぶ。応用・実用化に向けて ・毎年好評:丁寧な解説で、本技術の今をとらえる

セミナー講師

 東京農工大学 大学院 工学研究院 先端機械システム部門 生物システム応用科学府 生物機能システム科学専攻 准教授 博士(工学) 岩見 健太郎 氏

■ご略歴2003年東北大学工学部卒、2008年東北大学大学院工学研究科博士後期課程修了、博士(工学)。2005年-2008年に日本学術振興会特別研究員(DC1)。2008年より東京農工大学大学院工学府機械システム工学専攻助教。2011年-2012年に米国Stanford大学 Visiting Scholar. 2012年より農工大准教授。N/MEMSとプラズモニクスの融合を研究テーマとし、新規光学素子や光位相変調素子、太陽熱光発電システムの研究に従事。

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。(開催1週前~前日までには送付致します)※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
  • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください

セミナー趣旨

  自然界にない光学特性を示す人工物質であるメタマテリアルは、製作の困難さから光の波長における製作例は少ないと言えます。一方リソグラフィ技術の進展によって、平面的な金属構造を容易に製作することが可能となりました。特に金属ナノ構造で生じるプラズモン共鳴などの応答を自在に制御することで、極薄の光学素子を形成する研究が近年進展しています。この分野はメタサーフェスと呼ばれ、メタマテリアルの中でも特に実用化に近い分野として期待されています。本セミナーでは、メタサーフェスの原理・特徴、作製方法と応用について述べます。

受講対象・レベル

各企業の技術者、研究者、新事業企画担当者など・プラズモニクスの研究者/メタマテリアルの研究開発者・MEMS技術の従事者・新規ナノ材料の研究開発者/新規光学現象の研究者・次代の技術シーズ調査担当者/新規研究テーマ探索担当者 など

習得できる知識

・メタサーフェスの基礎・メタマテリアル/アンテナとの違い・メタサーフェスの特徴・メタサーフェスの作製方法・メタサーフェスの応用と課題・展望 など

セミナープログラム

1 メタサーフェス理解のためのメタマテリアルの基礎 1.1 メタマテリアルとは  1.1.1 物質の電磁場応答  1.1.2 負の屈折率と左手系物質  1.1.3 誘電率と透磁率:4象限の分類  1.1.4 なぜ自然界に負の屈折率はないのか  1.1.5 メタマテリアルの歴史 1.2 メタマテリアルの応用と作成方法  1.2.1 スーパーレンズ  1.2.2 光クローキング  1.2.3 マイクロ波メタマテリアルの作成方法  1.2.4 可視メタマテリアルの作成方法  1.2.5 メタマテリアルからメタサーフェスへ2 メタサーフェスの基礎 2.1 メタサーフェスによる光制御  2.1.1 メタサーフェスでなにができるか  2.1.2 メタサーフェスの分類  2.1.3 透過スペクトル制御  2.1.4 偏光制御  2.1.5 位相制御  2.1.6 位相遅延原理によるメタ原子の分類  2.1.7 起動角運動量制御 2.2 メタサーフェスの設計・製作法  2.2.1 電磁場シミュレーション(FDTD,RCWA,FEM)  2.2.2 リソグラフィとリフトオフ  2.2.3 トップダウン加工法  2.2.4 ボトムアップ加工法3 メタサーフェスの応用 3.1 メタレンズ等のメタサーフェス光学素子  3.1.1 メタレンズと最近のトレンド(高効率・高NA・色消し・大面積・魚眼)  3.1.2 機能性メタレンズ(分光・偏光分離・測距・複眼)  3.1.3 可変焦点メタレンズ  3.1.4 メタレンズの実用化例  3.1.5 キラリティと光相反性・アイソレータ  3.1.6 位相子・波長板  3.1.7 ホログラフィと立体ディスプレイ応用 3.2 可変メタサーフェス:メカニズムと応用  3.2.1 透過強度変調  3.2.2 カラーフィルタと可変メタサーフェス  3.2.3 位相変調器4 まとめと今後の展望 4.1 メタサーフェス実用化へのキーはどこにあるか 4.2 メタサーフェスに関する特許の概況<質疑応答>

■受講者の声(同講師セミナー後のアンケートより)「新しい研究・開発テーマの探索目的で参加しました。大変有益なセミナーでした」(研究・分析技術)「前年に続いて参加しました。技術の進捗が分かるのでありがたいです」(開発)「非常に参考になりました。見逃し視聴が出来る点も助かります。今後の企画も楽しみにしています」(光学デバイス研究開発)「丁寧にご説明頂き、ありがとうございました」(ディスプレイ関連の研究開発)「基礎から作成・応用と幅広い範囲が網羅された内容で、良かったです」(デバイス・プロセス開発)「非常に充実した内容で、トピック1つひとつもわかりやすく、大変参考になりました」(微細加工プロセス研究開発)「多くの事例をまじえた講義でとてもよかったです」(新機能デバイス開発)