以下の類似セミナーへのお申込みをご検討ください。
摩擦・摩耗の基礎、グリースの潤滑作用、
漏れ、汚染、劣化などのトラブル事例と対策、
日常保全における潤滑管理を学ぶ!
・摩擦、摩耗の基礎から学び、生産、品質、コストに直結する潤滑問題の解決に活かすための講座
・潤滑の基礎を理解し、原理原則に基づいた対策を行って、要因が複雑でなかなか解決できない潤滑トラブルを解決しよう!
セミナー趣旨
生産、品質、コストに直結する、設備や機械システムの潤滑に関する問題は、要因が複雑で、なかなか解決できないと思われがちですが、潤滑の基礎を理解し、原理・原則に基づいた対策を講じれば、解決は可能です。
本セミナーでは、日常業務で、潤滑に関する課題に出会うことが多い、設計、製造、設備などのエンジニアを対象に、摩擦・摩耗、潤滑油、グリース、潤滑のメカニズム、摩擦摩耗試験、トラブル対策など基礎から応用までを講義し、潤滑技術の基礎と潤滑トラブルの課題解決方法を習得していただきます。
受講対象・レベル
・日常業務で、潤滑に関する諸問題や潤滑トラブルに出会うことが多い、設計、製造、設備などのエンジニアの方
・トライボロジーに興味のある方、これから勉強しようという方にも最適な講座です
・機械、設備、自動車ほか関連企業の技術者の方
必要な予備知識
・高校程度の物理、化学の知識
習得できる知識
・設備や機械システムに関する実務で役立つ潤滑の基礎知識
・メーカーや専門家とともに、トラブル対策を検討できる知識
・潤滑トラブルなど、実務で遭遇する課題の解決方法の習得
セミナープログラム
1.トライボロジーとは
(1).トライボロジーの歴史
(2).表面の性質と接触
2.摩擦・摩耗の基礎
(1).摩擦の法則
(2).摩擦の機構
(3).摩擦の形態
(4).比摩耗量
3.潤滑油
(1).潤滑油の種類
a.ギア油
b.軸受油
c.油圧作動油
(2).潤滑油の作用
(3).潤滑油の組成とその種類
(4).潤滑油の性状
4.グリースと潤滑作用
(1).グリースの性状
(2).グリースの潤滑作用
5.潤滑の機構
(1).流体潤滑
(2).弾性流体潤滑
(3).混合潤滑
(4).境界潤滑
6.摩擦摩耗試験
(1).各種摩擦摩耗試験
a.ドライ
b.潤滑条件
(2).潤滑剤の特性評価試験
7.トラブル対策
(1).トラブル事例
a.漏れ
b.汚染
c.劣化
(2).設計面、操業面からの対策
(3).日常保全における潤滑管理
(4).潤滑診断
a.潤滑油の一般性状測定
b.フェログラフィ等による摩耗粉診断
c.機器分析
(5).高性能潤滑油の開発
(6).長寿命グリースの開発
8.質疑応答
キーワード
トライボロジー 表面 摩擦・摩耗 潤滑油 グリース 漏れ 汚染 劣化 潤滑管理 潤滑診断 フェログラフィ
セミナー講師
安藤技術士事務所 代表 安藤 克己 氏
経歴
1977年 東北大学大学院工学研究科修士課程修了
1977年 新日本製鐵(株)入社、釜石製鐵所、君津製鐵所、技術開発本部(富津) 勤務
1999年 東北大学大学院工学研究科博士課程修了、博士(工学)
2000年 (株)日鐵テクノリサーチ入社(2013年~日鉄住金テクロジー(株))
2002年~2004年 技術士(機械部門、金属部門、総合技術監理部門) 登録
2006年 労働安全コンサルタント 登録
2016年 日鉄住金テクロジー(株)退社、安藤技術士事務所開設
資格など
博士(工学)、技術士(機械部門、金属部門、総合技術監理部門)、労働安全コンサルタント
セミナー受講料
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
講師のプロフィール
材料技術(材料を利用する技術、表面技術含む)とトライボロジー(摩擦、摩耗、潤滑、表面・接触)の専門家です。これまで培ってきた技術で、ものづくりの課題を解決し、提案します。何なりとご相談ください。
安藤 克己
あんどう かつみ / 千葉県 / 安藤技術士事務所
関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
ポアソン比とはどういう意味?求め方やヤング率との関係、活用例を解説
機械装置や構造物などの設計で、構造計算や材料の強度計算をする際に登場する数値のひとつに「ポアソン比」があります。よく使う数値で言葉には馴染みがあり、意... -
「フックの法則」とは?ばね定数の求め方や基礎知識を簡単に解説
ばねは主要な機械要素のひとつで、さまざまな装置や構造物に広く使われています。このばねの性質を示す法則が「フックの法則」です。ばねの性質とフックの法則に... -
-
ひずみとは?単位や応力との関係、計算式についてわかりやすく解説
「ひずみが生じる」という言葉は日常生活でも、社会や組織、制度などにさまざまな支障が起きることを指して使われますが、工学的には明確な定義...