薬剤疫学の基本から専門までを学ぶ本格セミナー
【オンライン配信+東京】
協力:NPO 日本医薬品安全性研究ユニット
医薬品の開発・審査・製販後の調査に薬剤疫学の果たすべき役割が増しています。医薬品の有効性と安全性の評価のために欠くべからざるものとなっています。介入的な臨床試験とともに医療行為に介入しない観察的な疫学研究を適切に実施することがますます重要になりつつあります。疫学的調査、特に「比較」を伴う調査では、交絡やバイアスの可能性を適切に考慮したうえで、調査を計画・実施・解析・評価する必要があります。医薬品の開発・審査・製販後の安全性監視を含む調査に関与する方にとって、薬剤疫学は避けて通れないものとなっています。
当セミナーは、薬剤疫学を系統的に学ぶことができます。企業の医薬品の製販後安全性部門・統計解析部門の方、大学等の教育機関で臨床薬学・社会薬学を担当する方などにご参加をおすすめします。
日程
<本コース(東京)>
第1月 2024年 6月 24日(月)~25日(火)
第2月 2024年 7月 22日(月)~23日(火)
第3月 2024年 9月 5日(木)~6日(金)
第4月 2024年 10月 10日(木)~11日(金)
第5月 2024年 11月 7日(木)~8日(金)
<予備コース(オンライン)>
2024年 6月 6日(木)~7日(金)
※予備コースへのご参加を追加でご希望の方は、申込フォームにて「予備コース:あり」をご選択ください。
セミナー趣旨
● 薬剤疫学研究や調査のデザインを提案できる人材を育成します。
● 毎月2日間×5ヵ月間の開催で、基礎から体系立てて学べます。
● 「医薬品リスク管理計画(RMP)」策定に役立ちます。
● ベネフィット・リスク評価への応用が可能です。
● 「育薬」の基盤となる調査研究への応用が可能です。
● 「産官学」の参加者が討論する貴重な場が提供され、人的ネットワークが広がります。
● 予備コース「統計・疫学の基礎」では、本コースを学ぶうえで最低限必要な基礎知識を本コース受講前に学べます。
受講対象・レベル
製薬企業の医薬品の製販後安全性部門・統計解析部門の方、6年制になった薬学系教育機関で臨床薬学・医薬品情報学を担当する教官、その他、薬剤疫学に関心を持つ製薬企業・CRO、アカデミア
セミナープログラム
予備コース 2日間
本コース 10日間(2日間×5ヵ月)
---予備コース---
第1日:9:15~16:30、第2日:9:30~16:30
【予備コース】統計・疫学の基礎
イベント発生頻度の指標、曝露効果の指標、統計的推測の基礎、回帰モデル入門
---本コース---
第1月
新GPSP下におけるファーマコビジランスと薬剤疫学、コホート研究、データベースを用いた糖尿病の薬剤疫学・臨床疫学研究、ワクチンの薬剤疫学
バイアスと交絡(1)、症例対照研究、症例対照研究(事例)、ファーマコゲノミクス入門、文献の批判的吟味(GD1説明)
参加者自己紹介
第2月
MID NET の概要と SS-MIX を使う市販後調査の可能性、バイアスと交絡(2)、企業における薬剤疫学、データベース研究におけるレコードリンケージとバリデーションスタディ
コホート研究・症例対照研究の解析、メタアナリシス
文献の批判的吟味(GD1)
第3月
イギリスのCPRD を用いた薬剤疫学研究、ハイブリッドデザイン、
バイアスと交絡(3)、文献の批判的吟味(GD2)
【特別講義】 Prof. K. Arnold Chan( National Taiwan University ) *逐次通訳付
・Effectiveness, Safety, and Value
・Real World Data / Real World Evidence
・Safety Signal Detection and Refinement
・Risk Management and its Effectiveness
・Mainly using studies of oral anti-coagulants as examples
-Benefit-Risk Assessment
第4月
日本のRWD(データベース)研究について ―アメリカでのRWD(データベース)研究の経験から―、架空の薬に関するSafety Specification、セルフコントロールドデザイン、薬剤疫学研究のデザイン
関節リウマチにおける生物学的製剤の薬剤疫学、Prevalent New User Design、National Clinical Database
文献の批判的吟味(GD3)
第5月
薬剤疫学データ解析上の留意点、Safety Specification から研究デザインへ(GD)、終了交流会
セミナー講師
久保田 潔 氏(NPO日本医薬品安全性研究ユニット)
他、斯界の権威ある経験豊富な講師が指導にあたります
セミナー受講料
賛助会員 【本コース】 297,000円
賛助会員 【予備コースと本コース】 345,400円
一般 【本コース】 330,000円
一般 【予備コースと本コース】 378,400円
大学・公的研究機関等 【本コース】 231,000円
大学・公的研究機関等 【予備コースと本コース】 279,400円
※税込み
※予備コースは本コース参加者限定のオプションの為、単独での参加はできません
参加者の所属企業が日科技連賛助会員の場合は、その旨を申し込みフォームの備考欄に記入してください。不明の場合は「会員不明、調査希望」と記入していただければ、当方で調査します。
またこれを機会に入会を検討したい場合は、「入会検討のため資料希望」と記入してください。案内資料を送付し、セミナー正式受け付け以前にご入会いただくと、会員価格でご参加いただけます。
受講について
■本セミナーは「集合研修」で実施します。セミナー開催時は下記会場にお越しください。
■講義資料及びグループワークで使用する各種データの共有や提出データの授受は、Microsoft365・OneDriveを使用します。
■開催形式に関わらず、講義資料は開催の4 営業日前までに、基本的にPDF 形式の電子データを共有します。講義前までにOneDriveからダウンロードをして、必要に応じて印刷するなど各自でご準備・ご持参ください。
■上部「セミナー受講手順書」に沿ってMicrosoft365・OneDriveに接続できることを事前にご確認のうえお申込みください。
■セミナーへのお申込みは開催日の4営業日前までにお願いします。
■集合研修時、個人所有のパソコン、タブレット等の端末の持込使用を認めます。講義資料データの閲覧、講義メモ、グループワークなどの目的で使用する際は、周りの人へのスピーカー音、キーボードのタッチ音にご配慮ください。日本科学技術連盟会場内はゲストWi-Fiを完備しています。
■修了証書は発行いたしません。
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