コーポレートガバナンス改革、東証要請を踏まえた企業価値向上のための「資本コスト経営」の実践【オンライン】

セミナー趣旨

2015年のコーポレートガバナンス・コードの施行において、「資本コスト」は、企業価値向上のための重要な概念として、定義されておりますが、特に近年では、企業と投資家の建設的な対話における共通言語としても、その重要性が増しており、コーポレートガバナンス・コード改訂の度に、活用の要請が強まっているといっても過言ではありません。

さらに、2023年3月に、東証より「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」という形での要請が出され、東証上場企業においては、その具体的な活用を推進することが求められます。

具体的には、自社の株主価値を試算し、時価総額との対比をすることや、複数の事業を有する企業における事業ポートフォリオマネジメントの実施など、様々な局面での利用が想定されるとともに、資本コストの意識を通じてROIC経営への連動させる経営管理手法の高度化の期待も寄せられており、本講座ではこれらを包括的に解説いたします。

受講対象・レベル

取締役・監査役および、コーポレートガバナンスを担当する経営企画・総務・取締役会事務局のご担当者

セミナープログラム

１．コーポレートガバナンスと「資本コスト経営」
（１）コーポレートガバナンス・コードにおける「資本コスト」の位置づけ　
（２）東証の動向「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」
（３）ガバナンス改革における「資本コスト」に関する課題と今後の展望

２．「資本コスト」の算定と活用
（１）「資本コスト」の定義と具体的な算出方法
（２）「資本コスト経営」への展開

３．資本コストを活用した「企業価値マネジメント」の実践
（１）企業価値マネジメントの重要性と全体像・フレームワーク
（２）ケーススタディ

４．資本コストを活用した「事業ポートフォリオマネジメント」の実践
（１）事業ポートフォリオにおける資本コストの活用
（２）ケーススタディ

５．ROIC経営への展開
（１）資本コストとROICの関係性、ROIC経営への展開方法
（２）ケーススタディー

６．資本コストを意識した中期経営計画
（１）中期経営計画策定の変化　～企業価値・資本コストを意識した中計へ～
（２）ケーススタディー

７．まとめ


※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影・お申込者以外のご視聴はご遠慮ください。

セミナー講師

株式会社日本総合研究所 リサーチ・コンサルティング部門 理事 　山田英司 氏

早稲田大学法学部卒、英国国立ウェールズ大学経営大学院（MBA）、EU Business School（DBA）修了。大手インフラ企業の経営管理、グループ経営管理部門を経て、日本総合研究所に入社。グループ経営、Ｍ＆Ａに関する研究・情報発信活動、および企業へのコンサルティングに従事する 。

主な著書に、「グルーガバナンスの実践と強化」（税務経理協会）、「ボード・サクセッション」、「グループ経営力を高める本社マネジメン ト」（ともに中央経済社）、がある。

セミナー受講料

受講料（1名につき）　
会員　38,500円（本体　35,000円） 　一般　41,800円（本体　38,000円）

※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
（所属先の会員登録有無がわからない場合、お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。）
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。

受講について

視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催1営業日前までにメールでお送りいたします。
※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。