<Excel演習で身につく!>乾燥操作の基本と機種選定、設計・トラブル対策~基礎から実践までを短時間習得に向けて~

○乾燥技術の入門者にも基礎から実践までを短時間での理解を目指します。
○多くの数式に対応するためにも、Excel演習を通してより深く理解が出来ると思います。

セミナー趣旨

  乾燥技術の入門者にも基礎から実践までを短時間で理解できるように組んである。また、乾燥技術の内容を表現するために、どうしても数式が多くなる。この数式の内容をより深く理解できるように、Excel(Microsoft社)を使った実習を行う。
  とくに、新しく乾燥機を設計する場合、あるいは現有している乾燥機の性能評価をする場合、条件を幾通りも変えた計算を行い、その中から最適な解を見つけ出す作業が必要になる。この場合、Excelで計算手順を組み込んでおけば、作業が迅速、かつ容易になる。

受講対象・レベル

・乾燥技術に初めて取り組む方
・乾燥技術にすでに取り組んでいる方
・乾燥技術に興味がある方なら、どなたでも受講可能です

必要な予備知識

・湿り材料に熱を伝えて乾燥させることから、熱の移動(伝導、対流、放射)について基本を知っていることが必要
・問題の解決のためにExcel(Microsoft社)を使うので、Excelの基本操作を知っていることが必要

習得できる知識

1)乾燥技術の入門者にとっては基礎から分かり易く理解できる。
2)すでに乾燥に携わっている技術者にとっては、Excelを使った演習問題によってより深く理解できる。
3)実際の乾燥機の設計や性能評価をおこなうExcelソフトが提供され、各自が扱っている実際の乾燥機の設計や性能評価を
     行うことができる。
4)さらに、サンプルソフトをもとにして、自分に合ったソフトを開発できるようになる。

セミナープログラム

Ⅰ.乾燥はどのように進行するか
 1.乾燥による重量と温度の変化
 2.定率(恒率)乾燥期間と減率乾燥期間
 3.含水率の表し方 【Excel演習】
 4.乾燥速度と乾燥特性曲線 【Excel演習】
 5.限界含水率と平衡含水率
Ⅱ.湿り空気の性質
 1.飽和蒸気圧 【Excel演習】
 2.相対湿度(関係湿度) 【Excel演習】
 3.絶対湿度 【Excel演習】
 4.湿球温度 【Excel演習】
 5.露点 【Excel演習】
 6.湿度図表 【Excel演習】
Ⅲ.湿り材料の性質と乾燥特性
 1.材料内の水分の状態
 2.定率乾燥速度 【Excel演習】
 3.減率乾燥速度 【Excel演習】
 4.湿り材料を速く乾かすには 【Excel演習】
 5.むやみに速く乾かすと、問題が起きる 【Excel演習】
   6.有機溶剤の乾燥 【Excel演習】
Ⅳ. 乾燥機の種類と選び方
 1.乾燥機の分類
 2.目的に合った乾燥機の選び方
 3.材料形状から見た乾燥機とそのトラブル対策
  (1) 液状材料の乾燥
  (2) スラリー状材料の乾燥
  (3) 粉粒状材料の乾燥
  (4) 熱に弱い材料の乾燥
  (5) 固有形状材料の乾燥
  (6) シート状材料の乾燥
  (7) 塗装・塗布物の乾燥
Ⅴ.乾燥操作における省エネルギー対策
 1.前工程における対策
 2.エネルギー効率向上の対策
 3.熱源の工夫による省エネルギー対策
 4.排熱循環による省エネルギー対策 【Excel演習】
Ⅵ. 乾燥操作におけるトラブル事例と対策
 1.乾燥機の能力に関するトラブル
 2.ハンドリングに関するトラブル
 3.製品の品質に関するトラブル
 4.災害事例と防止
Ⅶ.乾燥機の性能評価と簡易設計
 1.熱収支式の作り方
 2.伝熱容量係数の概略値
 3.乾燥機の容積・伝熱面積の概算 【Excel演習】
Ⅷ.乾燥機の詳細設計
 1.回分式熱風乾燥機の詳細設計 【Excel演習】
 2.連続式並流型熱風乾燥機の詳細設計 【Excel演習】
      (1) スケールアップ(ダウン)の例
      (2) 省エネ(低コスト化)の例
   3.連続式向流型熱風乾燥機の所要容積 【Excel演習】
   4.連続式並流型伝導乾燥機の所要容積 【Excel演習】
   5.連続式向流型伝導乾燥機の所要容積 【Excel演習】
Ⅸ.質疑応答


■講演中のキーワード
定率(恒率)乾燥、減率乾燥、湿球温度、相対(関係)湿度、絶対湿度、熱風乾燥機、伝導伝熱乾燥機、赤外線乾燥機、 
粉粒状材料の乾燥、湿り固体の乾燥、塗膜の乾燥

セミナー講師

 中村正秋技術事務所 代表    中村 正秋 氏

■ご略歴
1970年 名古屋大学大学院 博士課程満了(工学研究科 化学工学専攻)
1994年 名古屋大学教授(工学部 分子化学工学科)
1997年 名古屋大学大学院教授(工学研究科 分子化学工学専攻)
2004年 名古屋大学大学院教授(工学研究科 化学・生物工学専攻)
2006年 名古屋大学名誉教授
■ご専門および得意な分野・ご研究
伝熱工学、乾燥工学、反応装置工学、資源・環境学
■本テーマ関連学協会でのご活動
化学工学会、粉体工学会、日本粉体工業技術協会、日本セラミックマシナリー協会などで、乾燥技術に関する講演、著作を行っている。
■主な著書
2021年 『トコトンやさしい 乾燥技術の本』(日刊工業新聞社)
2019年 『わかる!使える!乾燥入門』(日刊工業新聞社)
2013年 『第2版 初歩から学ぶ乾燥技術』(丸善出版)
2013年 『実用乾燥技術集覧』(分離技術会)
2011年 『はじめての乾燥技術』(日刊工業新聞社)
2011年 『初歩から学ぶ乾燥技術』(丸善出版)(再出版)
2005年 『初歩から学ぶ乾燥技術』(工業調査会)
2014年 『粉体工学ハンドブック』(朝倉書店)
2014年 『粉体・ナノ粒子の創製と製造・処理技術』(テクノシステム)
2010年 『分離技術ハンドブック』(分離技術会)
2008年 『化学反応操作』(朝倉書店)(再出版)
2007年 『エレクトロニク分野における精密塗布・乾燥技術』(技術情報協会)
2006年 『セラミックマシナリーハンドブック』(日刊工業新聞社)
2004年 『化学工学ハンドブック』(朝倉書店)
2008年~ 粉体エンジニア早期養成講座(乾燥)(日本粉体工業技術協会)
2009年~ 粉体入門セミナー(乾燥)(日本粉体工業技術協会)

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名48,400円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき37,400円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名53,900円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき42,900円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
    (開催1週前~前日までには送付致します)
    ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
    (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです
    →環境の確認についてこちらからご確認ください
  • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
    →こちらをご確認ください

【ご受講の方へ】

  • 本セミナーは、Microsoft Excelを使用した演習を行います。予めExcelがインストールされているPCをご準備下さい。
    2003以降であれば、バージョンは問いません。OSはWindows / Macいずれも可です。
    *尚、お申込み頂いた方へは、開催1週間前ごろを目途に演習データ等のご案内を致します。
    *よくある事例としてご所属団体内のセキュリティの関係で、上記ページへアクセスできない等の事象が
       発生しております。
       該当のケースと思われる場合は、お手数ですがご所属企業内のセキュリティご担当の方へ
    事前にご確認を
       お願いいたします。  


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

48,400円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

化学反応・プロセス   生産工学   機械設計

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