★アミン系、酸無水物系、フェノール系、イミダゾール系、ポリチオール系、、、
~エポキシ樹脂配合を設計するにあたって有用な分析法、
評価法、硬化剤別の用途、安全性について~
※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
【アーカイブ配信:11/25~12/6(何度でも受講可能)】での受講もお選びいただけます。
セミナー趣旨
エポキシ樹脂はこれまで主流であった土木建築、接着剤、電気絶縁材などの用途に加えて、自動車用、航空機用などにも用途が広がり、世界での生産量も拡大している。 特にエポキシ樹脂と炭素繊維を用いたCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics) は、電気自動車、燃料電池自動車、洋上風力発電機など、用途が大幅に広がっている。しかしながら、エポキシ樹脂硬化物の物性は、用いる硬化剤によって大きく左右されるため、それぞれの用途に相応しい樹脂設計は、非常に困難になっている。本セミナーでは、エポキシ樹脂並びにその硬化剤の基礎的な知識だけではなく、エポキシ樹脂配合を設計するにあたって有用な分析法、評価法、硬化剤別の用途、安全性などを、具体例を挙げて詳説する。
受講対象・レベル
・エポキシ樹脂を扱われている方
・エポキシ樹脂をこれから扱う予定の方
必要な予備知識
高校程度の化学の知識
習得できる知識
・エポキシ樹脂の種類と製造法
・硬化剤の種類と用途
・変性剤と添加剤
・エポキシ樹脂並びに硬化物の評価法
・エポキシ樹脂、硬化剤の安全性
セミナープログラム
1. 緒言
1-1. エポキシ樹脂の定義
1-2. エポキシ樹脂の歴史
1-3. 世界の需要
1-4. 他の樹脂系との比較
1-5. エポキシ樹脂の特徴
1-6. エポキシ樹脂配合の特殊性
2. エポキシ樹脂
2-1. エポキシ樹脂の分類
2-2. 汎用エポキシ樹脂
2-3. 特殊エポキシ樹脂
3. 硬化剤
3-1. アミン系
3-2. 酸無水物系
3-3. フェノール系
3-4. イミダゾール系
3-5. ポリチオール系
4. 硬化促進剤
4-1. アミン系
4-2. イミダゾール系
4-3. 紫外線(UV)硬化用
4-4. 電子線(EB)硬化用
5. 変性剤,添加剤
5-1. エラストマー
5-2. 難燃剤
5-3. カップリング剤
5-4. 無機充填材
5-5. 希釈剤
6. エポキシ樹脂,硬化剤の評価法
6-1. 赤外分光法 (IR)
6-2. 核磁気共鳴法 (NMR)
6-3. 高速液体クロマトグラフィ (HLC)
6-4. ゲル浸透クロマトグラフィ (GPC)
7. 硬化性の評価法
7-1. ゲル化時間
7-2. 赤外分光法 (IR)
7-3. 示差走査熱量計 (DSC)
8. モデル化合物による反応解析
8-1. モデル化合物とは?
8-2. モデル化合物の選定
8-3. HLCによる反応解析
8-4. NMRによる生成物の同定
9. 硬化物の評価法
9-1. 無溶媒ワニスからの樹脂板の作製
9-2. 溶媒含有ワニスからの樹脂板の作製
9-3. 機械的性質
・引張試験,曲げ試験
・衝撃試験
・硬さ試験
・粘弾性解析 (VEA)
9-4. 熱的性質
・熱機械分析 (TMA)
・熱重量分析 (TGA)
・熱伝導率
9-5. 電気的性質
・電気絶縁性
・絶縁破壊電圧
・誘電率,誘電正接
9-6. 耐薬品性
・吸水率
・耐酸アルカリ性
・耐溶剤性
9-7. 耐燃性
9-8. 熱分解ガスクロマトグラフィ質量分析 (Py-GC-MS)
9-9. 解重合生成物分析-HLC,NMR,GC-MS
10. 各種硬化剤の用途
10-1. アミン類
10-2. カルボン酸
10-3. 酸無水物
10-4. フェノール類
11. エポキシ樹脂,硬化剤の安全性
11-1. 人体有害性
11-2. 環境汚染性
11-3. 安全データシート (M)SDS
12. 結言
12-1. 結論
12-2. 今後の課題
キーワード:
エポキシ樹脂,硬化剤,アミン系,難燃剤,添加剤,エラストマー,セミナー,研修,講演
セミナー講師
溶解技術(株) 代表取締役 博士(工学) 柴田 勝司 氏
【専門】
エポキシ樹脂、複合材料リサイクル技術
【略歴】
1980年 京都大学 工学部 合成化学科 卒業
1980年 日立化成工業(株) 入社
1981年代~2014年 日立化成工業(株)の研究所に在籍
2014年 博士(工学)取得 熊本大学
2015年 日立化成(株) 定年退職
2016年 溶解技術(株) 設立
2019年4月 名古屋大学客員教授を兼任
2022年3月 名古屋大学客員教授を退任
【研究歴】
1980年代 プリント配線板用エポキシ樹脂
1990年代 エポキシ樹脂接着フィルム
2000年以降 熱硬化性樹脂複合材料リサイクル技術
セミナー受講料
55,000円(税込、資料付)
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2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。
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今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
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