実験室における高薬理活性物質の取り扱い/封じ込め対応と区分による要求レベル

~ GMPが適用されないラボを対象に ~
~ 低分子から中高分子まで ~

封じ込めの基本的な事項, 低分子/中分子/高分子に対する初期段階での
ハザードアセスメント, ラボに特化した封じ込め設計手順,
代表的な封じ込め機器と使用上の留意点, 空調・更衣室の考え方,
廃棄物処理,個人曝露管理を含む薬塵測定モニタリング,
高薬理ラボの事例について紹介!

日時

Live配信受講】 2024年10月29日(火)  13:00~16:30
アーカイブ配信受講】 2024年11月13日(水)  まで受付(配信期間:11/13~11/26)
  受講可能な形式:【Live配信】or【アーカイブ配信】
※Live(Zoom)配信受講者には、特典(無料)として「アーカイブ配信」の閲覧権が付与されます。

セミナー趣旨

医薬品開発の初期段階で,高薬理活性物質を取り扱うラボでは,毒性データが十分に整備されていない状況で作業を進める必要がある。一方,ラボでの扱いは少量であり,操作時間も短い。加えて,特殊な器具を扱う。また,最近では,個人曝露管理の必要性が高まっている。これらを踏まえつつ,従事者の高薬理活性物質への曝露を防止するために,封じ込め設備を合理的に実現していく必要がある。
本セミナーでは,GMPが適用されないラボを対象に,封じ込めの基本的な事項,低分子/中分子/高分子に対する初期段階でのハザードアセスメント,ラボに特化した封じ込め設計手順,代表的な封じ込め機器と使用上の留意点,空調・更衣室の考え方,廃棄物処理,個人曝露管理を含む薬塵測定モニタリング,高薬理ラボの事例・運用について紹介する。

習得できる知識

●開発初期段階でのハザードアセスメント
●ラボにおける一次封じ込めおよび二次封じ込めの設計
●非常時対策
●環境モニタリング
●曝露管理
●ラボの実例と運用

セミナープログラム

1.ラボにおける封じ込めの課題
1.1 ラボの特徴と封じ込め対応するうえでの課題
1.2 ラボの封じ込めに関する法規・基準・ガイドライン
1.3 封じ込めに関するガイドライン

2.封じ込めの基本的な事項
2.1 高薬理活性化合物/高ハザード化合物の定義
2.2 曝露の経路
2.3 封じ込めの基本的な戦略
2.4 封じ込め設備の定義
2.5 リスクベースアプローチ
2.6 封じ込め設備導入プロジェクトの進め方
2.7 封じ込めエンジニアリングにおけるポイント

3.ラボにおけるハザードアセスメント
3.1 概要 
3.2 職場曝露限界値OELについて
3.3 ハザードレベルの区分け(バンディング)
3.4 毒性データが十分に得られない場合の対処
3.5 開発初期段階におけるハザードアセスメントの事例
3.6 さまざまなハザード区分表~低分子から中高分子まで

4.封じ込め設備の曝露管理ツール
4.1 概要 
4.2 許容表面残留限界値ASLの設定
4.3 封じ込め性能目標値CPTの設定
4.4 設計曝露限界値DELの設定
4.5 曝露管理区分の設定

5.ラボにおける封じ込め機器の選定
5.1 一次封じ込めの設計概要
5.2 リスクベースアプローチによる封じ込め機器選定までの流れ
5.3 ラボに特化した設計手法(NERCガイドライン)

6.ラボにおける代表的封じ込め機器と使用上の留意点
6.1 ヒュームフードと使用上の留意点
6.2 アイソレータと使用上の留意点

7.ラボにおける二次封じ込め
7.1 二次封じ込めの概要
7.2 リスクベースアプローチによる二次封じ込め設計
7.3 空調設備の設計 :室圧 全排気 換気回数
7.4 更衣
7.5 更衣室の設計 
7.6 除塵設備

8.廃棄物の扱い
8.1 概論
8.2 液状廃棄物の処理
8.3 固形廃棄物の処理

9.非常時対策
9.1 概論
9.2 スピル(漏出)対策
9.3 呼吸用保護具(RPD)の用意

10.環境モニタリング
10.1 環境モニタリングの位置づけ
10.2 ISPE SMEPAC ガイドライン(第2版)について
10.3 評価手法
10.4 モニタリングの事例
10.5 モニタリングの頻度
10.6 分析機器

11.高薬理活性物質を扱うラボの事例
11.1 Lonza社の事例
11.2   Lonza社の運用

□質疑応答□

セミナー講師

ファルマハイジーンサポート 島 一己 氏

略歴
1975年 東北大学大学院工学研究科機械工学修士課程修了
1975年 東洋エンジニアリング(株)に入社
2014年 東洋エンジニアリング(株)を退社
2014年5月 ファルマハイジーンサポートを設立。

東洋エンジニアリング(株)に在職中は、長年にわたり、バッチプラントに関係した案件のコンセプトメイキング、研究開発、商品化、洗浄実験、営業支援、実案件での設計、運転などに携わる。特に、マルチパーパスプラント、タンク移動方式、配管切り替え装置XYルータ、洗浄、封じ込めなどの分野に従事。

XYルータでは、化学工学会技術賞を受賞(1988年)。
在職中の特許出願 約120件。
封じ込め関連の技術報文 多数。

専門
・高薬理活性物質を扱う設備の封じ込め設計・運用全般
・高薬理活性物質を扱う設備での洗浄評価
・マルチパーパスプラントでの切替えと洗浄
・コントロールバンディングとリスクアセスメント手法

著書・論文
封じ込め技術(森北出版)
高薬理活性医薬品・封じ込め Q&A集 Part 1/2(サイエンス&テクノロジー社)
毒性学的評価による洗浄バリデーション(じほう)

セミナー受講料

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受講料

49,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

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開催場所

全国

主催者

キーワード

医薬品技術   安全規格   環境規格

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