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☆2日間を通して、化学工場配属者にとって必須となる、
【装置】、【化学工学】に関する必須知識をわかりやすく解説いたします!
※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
【アーカイブ配信:2日間分:11/20~1/27(何度でも受講可能)】での受講もお選びいただけます。
日時
【装置編】2024年11月22日(金)10:30~16:30 ※1日のみ受講希望の方はこちらから
【化学工学編】2025年01月17日(金) 10:30~16:30 ※1日のみ受講希望の方はこちらから
セミナー趣旨
【装置編】(1日目)
化学工場には、溶媒タンク、反応槽、蒸留塔、乾燥機、熱交換器、配管等々いろいろな機器が稼働しています。
化学工場に配属された若手社員は、それぞれの装置の原理とその構造についてまとまった教育を受ける機会は多くないと思います。
仕事を続ける中でただ何となくこの装置はこんなものというイメージを持てるものの、今更この装置の原理とか、構造はどうなっているの?と聞くのが躊躇われることになっていることが多いと思われます。
このセミナーでは、工場で稼働している装置等がどういう原理で稼働し、どんな構造になっているのかについて、詳細に解説し、今更聞けないと思っている化学工場に勤務する若手社員の疑問に答えたいと思います。
【化学工学編】(2日目)
化学工場へ配属が決まった若手社員の中には、化学工学の授業を受けたことがない方(工学部以外の学部出身者)や、授業は受けたものの、その知識が工場の製造現場でどのように使われているかについて、まとまった教育を受けたことがない方が大半かと思います。
そこで、この講演では工場に配属された若手技術者に、化学工学の生きた知識を紹介します。受講者には、実際のそれぞれの製造現場の仕事にその知識を使っていただきいと思います。
習得できる知識
〇 化学工場で稼働する基本的装置の構造と原理
〇 化学反応を安定的に実施するための新しいPAT技術(Process Analytical Technology)
〇 工場の大気汚染についての知識
〇 工場のエネルギーコストに関する知識
〇 化学工場で実際に役に立つ化学工学の知識
〇 スケールアップによる徐熱問題にどう対処するか
〇 再結晶や化学反応の速度論とその応用
セミナープログラム
装置編【1日目】11月17日(金)10:30~16:30
1.製造現場の基本装置
1-1. 溶媒タンクの構造
1-2. 溶媒の輸送 ポンプ
1-3. 真空操作とポンプ
1-4. 大量の固体仕込み方法
1-5. 反応槽の構造
1-6. 配管
1-7. 配管等機器の材料と腐食
1-8. 熱交換器
1-9. バルブ
1-10. 自動バルブと停電対策
2.ユーティリティー装置
2-1. ヒートポンプの原理
2-2. 冷却水の作り方(冷却塔)
2-3. チラー水製造装置
2-4. ブライン製造装置
2-5. 蒸気加熱とスチームトラップ
2-6. 圧気
3.現場装置の操作
3-1. 滴下反応
3-2. 相分離
3-3. 蒸留の原理
3-4. ろ過・乾燥
4.製造現場のセンサー
4-1. 流量計
4-2. 温度計
4-3. 圧力計
4-4. 密度計
4-5. 電導度計
4-6. その他のセンサー(PAT機器)
- TOC計
- リアルタイムIR
- 粒度計
5.エネルギーと大気汚染
5-1. ボイラーと火力発電
5-2. 熱源とコスト
5-3. 大気汚染源
5-4. 各種燃料と大気汚染
【質疑応答】
化学工学編【2日目】1月17日(金)10:30~16:30
1.乱流と層流とレイノルズ数
1-1. 配管流れは層流か乱流か?
1-2. 撹拌と乱流
1-3. 撹拌と撹拌モーターの電力
1-4. 撹拌のスケールアップ
2.伝熱の基礎
2-1. 総括伝熱係数と温度差
2-2. 熱伝導率と総括伝熱係数の基礎
2-3. 対数平均温度差の基礎
2-4. 総括伝熱係数の計算と測定
2-5. 熱交換器の熱量計算
3.反応速度論と反応熱の考察
3-1. バッチ反応速度論
- 1次反応
- 2次反応
- 片方の試薬を小過剰使った反応
- 滴下反応の滴下時間と滴下速度
3-2. 連続反応の反応速度論 CSTR(Continuously Stirred Tank Reactor)
3-3. 連続反応の反応速度論 PFR(Plug Flow Reactor)
3-4. 反応熱の測定
4.スケールアップと伝熱
スケールアップの際の徐熱問題をどうやって避けるか?
5.蒸留塔の理論
5-1. 単蒸留と多段蒸留の基礎
5-2. 蒸留条件とエネルギー
6.ヒートポンプの原理と応用
6-1. ヒートポンプによる現場の省エネ
6-2. 蒸留の省エネに使える
7.乾燥プロセスの熱収支
7-1. 乾燥プロセスと蒸留の類似性
7-2. 目的物温度の持つ意味について
8.エネルギーコスト
8-1. 熱源毎のエネルギーコスト計算
8-2. 冷却コストの計算
9.ろ過とスケールアップ
9-1. ろ過速度とスケールの関係
9-2. ろ過圧のろ過抵抗の簡単な理論
10.再結晶の理論
10-1. バッチ再結晶理論(冷却曲線の理論)
10-2. セミバッチ再結晶のやり方
10-3. 連続再結晶の理論
【質疑応答】
セミナー講師
アンリ・コンサルティング 代表 森川 安理 氏 【元旭化成(株)】
【専門】有機化学、プロセス化学
【略歴】
1977年3月 東京大学大学院理学系研究科 有機化学専攻 卒業
1977年4月 旭化成 入社
入社後、スクリーニング化合物の合成、プロセス化学研究に一貫して従事。この間薬学博士号取得(東京大学)。その後、医薬原薬製造工場の工場長を10年経験。化学品、医薬原薬、治験薬等の生産を経験。
2009-2012年 九州保健福祉大学薬学部 非常勤講師(一般化学、生物有機化学)
2013年2月 旭化成 退社
2013年3月 個人事業主として技術コンサルタント業開始
技術コンサルタントとして原薬の製造についての解説を31回に渡り以下のサイトに連載しているので参照されたい。
http://www.gmp-platform.com/topics_detail2/id=59
セミナー受講料
110,000円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合88,000円、
2名同時申込の場合計110,000円(2人目無料:1名あたり55,000円)で受講できます。
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今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
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