
横須賀市におけるDX挑戦記録の全貌を解説
デジタル業務改革による効率的な行政運営の取り組み
~自治体初のChatGPT全庁導入等デジタル・ガバメント推進改革の道のりと今後の展開~
開催日:2024年02月15日(木) 09:30 - 11:30
セミナー趣旨
横須賀市としては人口減少に伴う今後の職員数の減少が予測されたことから、行政運営における効率性を追求するためにDX推進を開始しました。DX推進の専門部署設置に始まり、ICT戦略専門官を外部から招聘し、市役所内部の改革に着手しました。しかし、公務員の保守的な前例踏襲主義からの脱却という意識改革に取り組む過程で、市役所内の様々な部署との間で対立が繰り返されるなど、容易な道のりではありませんでしたが、一歩ずつ改革を進めてきました。
横須賀市のDX推進は、職員の意識改革を最重要視しています。デジタルツールの導入は最終的な手段であるという考えです。横須賀市のDXの進め方について、隠すことなくお話します。
セミナープログラム
1. 横須賀市について
2. 情報システム等の整備
3. 横須賀が抱えている問題
4. デジタル・ガバメント推進の背景
(1)デジタル・ガバメント推進室の設置
(2)デジタル・ガバメント推進方針の策定
5. 厳しい市役所の現状
(1)公務員気質の壁
(2)2020年当時の課題
(3)DX推進担当部局のみでは改革は進まない
①部局間の横並びを気にする公務員の特性を利用
②地道に改革を進めた結果
③3年も経過すると市役所内の雰囲気も変わる
6. 書かない窓口
7. 健康部DX・特定部局の改革
8. BPM実践ワークショップ
(1)3年越しの総務部改革
(2)システム化全員反対、土木部の改革
9. デジタル・ガバメント推進広域研究会
10. 日本の手続きを一続きに。AIRPOSTの導入
11. マイナンバーカードの利活用の研究
12. 相談業務へのAIの活用、AI相談パートナーの導入
13. スマートシティ・ヘルスケアデータの活用
14. ChatGPTの導入について
(1)導入の経緯
(2)個人情報についての考え方
(3)「生成AI開国の地」横須賀市
15. 横須賀市が目指すもの
16. 横須賀市がDXを推進できる環境
セミナー講師
横須賀市
経営企画部
次長 兼 デジタル・ガバメント推進室長
寒川 孝之 氏
窓口・福祉部門を経て2001年に情報政策課(情報システム部門)へ配属。
ICカードによるまちづくり実証実験「IT装備都市研究事業」、「電源地域情報化推進モデル事業」を担当。
2005年には、横須賀市コールセンターを開設。
その後、企画部門に異動し、横須賀市新港地区交流拠点への国等の合同庁舎移転や地方再生コンパクトシティの
モデル都市申請、大規模土地利用によるまちづくり事業に従事。
2014年から複数回実施された臨時福祉給付金支給業務を統括、2017年からオリンピック担当業務として海外強豪国の
事前キャンプ誘致に奔走。イスラエル柔道チームの事前キャンプ誘致が実現、イスラエルのホストタウン申請を担当。
2020年4月、横須賀市経営企画部デジタル・ガバメント推進室長に就任。
BPMメソッドを主軸としたデジタル業務改革を進めている。
セミナー受講料
1名:33,450円(税込)特典:受講1名につき、同社より1名同行無料(要登録)
受講について
<1>メールで請求書をご送付します。ご入金確認後、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りします。
<2>視聴期間は2週間です。期間を過ぎての対応は致しかねます。
<3>ご受講者様ご自身での視聴に限らせていただきます。
受講料
33,450円(税込)/人