高分子の伸長流動・伸長粘度の基礎理論と混練・成形加工への実践応用技術 ~特性・性能を引き出すポイントとは~

41,800 円(税込)

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開催日 12:30 ~ 16:30 
主催者 株式会社 情報機構
キーワード 高分子・樹脂加工/成形   複合材料・界面技術   生産工学
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

伸長変形・伸長レオロジーの基礎から伸長流動の導入効果や適用の際の課題まで、事例も交え詳しく解説します! 

セミナー講師

 九州工業大学 大学院工学研究院 機械知能工学研究系 准教授 博士(工学)  松本 紘宜 氏

■ご略歴平成30年3月 同志社大学 大学院 理工学研究科 機械工学専攻〔博士課程(後期課程)〕平成30年4月 同志社大学 研究開発推進機構 特別研究員PD(平成31年3月まで)平成30年4月 ミラノ工科大学 化学・材料・化学工学部(平成30年7月まで) 研究員平成31年4月 神奈川大学 工学部 機械工学科 特別助教(令和4年3月まで)令和4 年4月 福岡大学 工学部 機械工学科 助教(令和6年3月まで)令和6 年4月 九州工業大学 大学院工学研究院 機械知能工学研究系 准教授■ご専門および得意な分野・ご研究複合材料/成形加工(二軸押出・射出成形)/高分子レオロジー

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。(開催1週前~前日までには送付致します)※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
  • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください

セミナー趣旨

  熱可塑性樹脂をベースとするポリマーブレンドや複合材料の組織や物性・機能性は、混練過程や成形過程の加工プロセス中の流動場を如何にコントロールするかが重要となる。特に、ナノフィラーの分散が困難となっているナノコンポジットにおいては、従来のせん断流動場だけでなく変形効率の高い伸長流動場を取り入れた混練技術に注目が集まっている。  本セミナーでは、混練に関する基礎知識から、伸長流動に関する基本的な理論の解説、伸長流動を用いた既往の研究を紹介し、成形プロセスへの導入効果や特性・性能向上に向けて気を付けるポイントについての解説を行う。また、ナノコンポジットを中心に、講演者がこれまでに取り組んできた実験およびそのデータに基づいた分散評価などの事例等を紹介する。

受講対象・レベル

熱可塑性樹脂のコンパウンドや成形に携わっている方、これから伸長流動について学習されたい方

習得できる知識

・混練の概念が説明できるようになる・伸長変形と伸長レオロジーの概要が理解できる・ナノコンポジットの混練技術の最新動向について習得できる・コンパウンド技術への伸長流動の導入方法が理解できる

セミナープログラム

1.混練および押出機の基礎 1)混練機・押出機の仕組み・構造 2)混練における分散のメカニズム 3)ポリマーブレンドおよびフィラーの分裂・分散 4)スクリュエレメントの形状とその役割2.溶融混練法におけるポリマーナノコンポジットの分散 1)溶融混練法におけるナノ粒子の分散メカニズム(ruptureとerosion) 2)比エネルギとナノ粒子の分散の関係 3)ナノフィラーの分散評価方法 4)特殊混練技術の紹介(既往の研究例)3.伸長変形および伸長レオロジーの理論 1)伸長変形の様式 2)伸長変形におけるひずみ速度・ヘンキーひずみ・粘度 3)伸長粘度の測定法およびその特徴4.伸長流動を用いた混練技術 1)混練機・押出機内における伸長流動場 2)ポリマーブレンドおよびフィラー分散系における伸長流動のメリット 3)伸長流動場を用いた溶融混練技術・エレメントの紹介(既往の研究例)5.一軸伸長変形下におけるナノフィラーの分散 1)急縮小流れにおける入口圧力損失と伸長応力の関係 2)オリフィスダイの穴径・流量と圧力損失・分散状態の関係 3)キャピラリーのL/Dがナノフィラーの分散状態に与える影響 4)成形加工における双曲線形状によるナノフィラーの組織制御6.二軸押出への伸長流動の適応と対応するセグメント 1)二軸押出機における混練に伸長流動を適用する際の課題 2)伸長流動を発生させるための混練セグメント   :Fixed Blister Disk (XBD)の構造と流動特性 3)XBDを用いた分散状態と向上する特性<質疑応答>