洗浄バリデーションの基礎と残留許容値、回収率設定の科学的根拠の示し方

55,000 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
主催者 (株)R&D支援センター
キーワード 医薬品技術   医薬品・医療機器・化粧品等品質管理基準(G*P(GMPなど)、QMS)   洗浄技術
開催エリア 全国
開催場所 【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。 

★実務者として知っておくべき基礎知識から実務者が抱える諸課題の対応について解説! ~洗浄対象物/DHT・CHT/不純物・分解生成物/微生物/       洗浄剤/CIP・COP/サンプリング/回収率テスト/指摘事例~※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。【アーカイブ配信:1/24~1/31(何度でも受講可能)】での受講もお選びいただけます。

セミナー講師

医薬品GMP教育支援センター 代表 高木 肇 氏≪ご経歴≫塩野義製薬株式会社にて、経口剤や注射剤などの工業化検討、施設構築プロジェクト遂行、国内外関連会社への技術指導、製造管理責任者など、製剤開発から工場運営に渡る幅広い任務を遂行。現在は、食品・医薬品品質保証支援センター(略称:NPO-QAセンター)幹事ならびに医薬品GMP教育支援センター代表として国内外の食品、化粧品、医薬品企業等への支援を実施。著書に「洗浄バリデーション」、「GMP・バリデーション事例全集」(共著)、「現場で直ぐ役に立つ製造指図記録書作成マニュアル」(共著)、「新GMP手帖」(共著)、「医薬品製造のトラブル防止と対応ハンドブック」(共著)など多数。

セミナー受講料

55,000円(税込、資料付)■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、  2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、   今回の受講料から会員価格を適用いたします。)※ 会員登録とは  ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。  すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。  メールまたは郵送でのご案内となります。  郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。

受講について

Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順

  1. Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
  2. セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
  3. 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
  • セミナー資料は開催前日までにPDFにてお送りいたします。
  • アーカイブの場合は、配信開始日以降に、セミナー資料と動画のURLをメールでお送りします。
  • 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

セミナー趣旨

洗浄バリデーションの残留許容値の設定について、毒性データに基づく健康ベース暴露限界値(HBEL)が要請されている。しかし、HBELの算出は容易でない。また、スワブサンプリングの仕方や回収率テストの手法等、実務者は多くの疑問や問題を抱え試行錯誤を繰り返されているのではないであろうか。本講は、洗浄バリデーションの実務者として知っておくべき基礎知識と、実務者が抱える諸課題について、演者の経験を踏まえつつ一緒に考えていこうという講座である。

セミナープログラム

 はじめに 1.交叉汚染リスクへの対応が注目されている  1-1. 最新GMPが求める医薬品品質システム(PQS)とは  1-2. 現実世界には品質リスクマネジメント(QRM)が必要  1-3. 汚染管理戦略(CCS)が必要  1-4. 交叉汚染対策に関する査察時の指摘ポイントを知る(PIC/S備忘録PI043-1) 2.洗浄対象物に思い込みをしない  2-1. 洗浄バリデーションは専用設備でも必要  2-2. 原薬供給業者が変われば不純物も変わる  2-3. 設備材質からの溶出物・浸出物も要注意  2-4. 洗浄剤、微生物も洗浄対象  2-5. 乾燥終了までが洗浄バリデーション   2-6. CCSの一環として洗浄バリデーションマスタープランを策定 3.ダーティホールドタイム(DHT)とクリーンホールドタイム(CHT)  3-1. 長期間保管後に再洗浄すれば良い?(洗浄対象物が変わっているかも)  3-2. CHTを実機で設定できる?  3-3. ヒトがいれば発塵する  3-4. スモークスタディの要請  3-5. 環境モニタリングデータの精度は低い  3-6. 床、壁の残留許容値はどう考える?  3-7. 分析機器のキャリーオーバーに注意 4.残留許容値の設定  4-1. 残留許容値の考え方の歴史  4-2. FourmanとMullin論文が一世を風靡  4-3. 0.1%基準、10ppm基準の問題点  4-4. 投与量基準から毒性発現量基準へ  4-5. そもそも毒性とは  4-6. ISPEのRisk Mapp(Baseline Guide)の論点とADE  4-7. EMA(欧州医薬品庁)ガイドラインとPDE  4-8. ASTM E3219-20のHBELの計算式  4-9. HBEL(毒性発現量基準)の設定は専門知識が必要  4-10. HBELに関する動向 5.不純物・分解生成物の限度量  5-1. ICH Q3ガイドラインの問題点  5-2. 遺伝毒性不純物はどう考えるか  5-3. ICH M7変異原性不純物ガイドライン  5-4. 私見によるまとめ 6.微生物(発熱性物質)の残留許容値 7.洗浄剤の残留許容値  7-1. LD50を用いることの議論  7-2. 各種洗浄剤、溶剤の紹介 8.洗浄剤と自動洗浄(CIP)、手洗浄(COP)の留意点  8-1. 配管のCIPで留意すること  8-2. スプレー装置で留意すること  8-3. Worst case Location  8-4. デッドレグは短く  8-5. COPの留意点 9.サンプリング方法の留意点  9-1. スワブ法の問題点  9-2. サンプリング箇所の設定  9-3. どこからどれ位サンプリングするか  9-4. 接薬表面積の算出例  9-5. その他のサンプリング法と問題点  9-6. TOCによる残留確認  9-7. サンプルの安定性に留意(Sampling Delay Time、Sample Holding Time) 10.回収率テスト  10-1. 回収率テストの例  10-2. 回収率の計算 11.査察時の指摘事例【質疑応答】

スケジュール:※多少前後する可能性がございます。 10:30~12:00 講義1 12:00~13:00 昼食 13:00~14:20 講義2 14:20~14:30 休憩 14:30~16:10 講義3 16:10~16:30 質疑応答