
エポキシ樹脂設計の基礎から実践への応用と最新技術動向紹介
~ 半導体封止、CFRP、接着剤からバイオマスまで ~について解説!
■注目ポイント
★技術革新が盛んな半導体封止材、電気絶縁材、CFRPマトリックス、各種接着剤といったエポキシ樹脂の適用分野を紹介しながら「なぜエポキシなのか」という観点でエポキシ樹脂の特長について解説!
セミナー趣旨
エポキシ樹脂の適用分野を紹介しながらなぜエポキシなのかという観点でエポキシ樹脂の特長について紐解いてゆきたい。適用分野は特に最近、技術革新が盛んな半導体封止材、CFRPマトリックス、各種接着剤といった分野を中心に取り上げたい。樹脂の設計については基礎的な技術を踏まえた上で現在、エポキシ樹脂に強く求められている超高耐熱性、低誘電、熱伝導性と言った特性に対してのアプローチを主剤、硬化剤、添加剤という各成分それぞれにスポットを当てて出来るだけ分かりやすく解説したい。また今後、エポキシ樹脂に対して期待されるリサイクル性やバイオマスエポキシと言った最新技術の動向についても紹介したい。
■注目ポイント
★実際にエポキシ樹脂が適用されているアプリケーションを取り上げて要求特性を満たすための設計手法の一例を提示!
★エポキシ樹脂の設計については超高耐熱性、低誘電、熱伝導性といった特性に対してのアプローチを主剤、硬化剤、添加剤という各成分にスポットを当てて分かりやすく解説!
★今後のエポキシ樹脂のトレンドになりそうなリサイクルやバイオマスなどの現状について解説!
習得できる知識
・エポキシ樹脂の特長
・エポキシ樹脂の適用分野
・エポキシ樹脂の設計技術
・エポキシ樹脂の最新技術
セミナープログラム
1.エポキシ樹脂とは
1.1 エポキシ樹脂の歴史
1.2 エポキシ樹脂の構造
1.3 エポキシ樹脂の合成
1.4 エポキシ樹脂の変性技術
2.エポキシ樹脂の適用分野(電気絶縁材)
2.1 パワーモジュール封止材
2.1.1 パワーモジュールについて
2.1.2 電気絶縁性
2.1.3 超高耐熱性
2.1.4 難燃性
2.1.5 熱伝導性
2.2 半導体封止材
2.2.1 半導体封止材の種類
2.2.2 高純度
2.2.3 低応力
2.2.4 低吸湿
3.エポキシ樹脂の適用分野(CFRPマトリックス)
3.1 航空機向けマトリックス
3.1.1 航空機向けマトリックスの使用法
3.1.2 流動安定性
3.1.3 CAI(Compression After Impact)
3.2 自動車用マトリックス
3.2.1 自動車用マトリックスの使用法
3.2.2 高流動性
3.2.3 速硬化
3.3 風力ブレード向けマトリックス
3.3.1 風力ブレードの製造方法
3.3.2 低温硬化
3.3.3 高伸び
3.4 高圧タンク向けマトリックス
3.4.1 高圧タンクの製造法
3.4.2 高靭性
3.4.3 流動性の制御
3.4.4 硬化前の吸湿特性
4.エポキシ樹脂の適用分野(接着剤)
4.1 エポキシ樹脂系接着剤の紹介
4.1.1 室温硬化接着剤
4.1.2 一液性接着剤
4.1.3 UV硬化接着剤
4.2 自動車向け構造接着剤
4.2.1 接着性
4.2.2 保存安定性
4.2.3 耐衝撃性
5.リサイクル
5.1 炭素繊維のリサイクル
5.2 現場重合樹脂について
5.3 リワーク樹脂
6.バイオマスエポキシ樹脂
6.1 バイオナフサから製造したエポキシ樹脂
6.2 植物由来のエポキシ樹脂
6.3 木材由来のエポキシ樹脂
6.3.1 リグニンについて
6.3.2 リグノフェノールの抽出法
7.カーボンニュートラルに向けての取り組み
7.1 CO2の利用
7,2 再生エネルギーの利用
7.3 廃プラの再生
【質疑応答】
【キーワード】
エポキシ樹脂、絶縁封止、接着剤、リサイクル、バイオマス
【講演のポイント】
一般的なエポキシ樹脂の基礎から変性技術の全体解説という形ではなく、基礎を踏まえた上で実際にエポキシ樹脂が適用されているアプリケーションを取り上げて要求特性を満たすための設計手法の一例を示していく。最後に今後のエポキシ樹脂のトレンドになりそうなリサイクルやバイオマスなどの現状について解説する。
セミナー講師
NBリサーチ 代表 野村 和宏 氏
略歴
1990年 京都工芸繊維大学 高分子学科 修士課程卒業
長瀬チバ(現ナガセケムテックス)入社
1990-1994年 半導体用塗料、封止材の開発
1995-1996年 自動車用電装部品向け注型材、一液接着剤の開発
1997-2010年 半導体用液状エポキシ封止材、シート封止材の開発
2011-2018年 複合材向けマトリックス材、構造接着剤の開発
2019年 NBリサーチ設立
セミナー受講料
【1名の場合】49,500円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
受講料
49,500円(税込)/人
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