温度測定の基礎知識

55,000 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
主催者 (株)R&D支援センター
キーワード 計測工学   機械技術一般   電気、電子製品
開催エリア 全国
開催場所 【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。 

★温度測定からの設計品質改善!最小限の伝熱工学的アプローチで測定誤差を軽減!! ~熱電対と赤外線サーモグラフィー・電子機器熱設計における小形部品の温度測定への応用を例に~ ※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。【アーカイブ配信:3/21~4/4(何度でも受講可能)】での受講もお選びいただけます。

セミナー講師

KOA(株)技術イニシアティブ 研究開発センター職人(上伝):技術専門職で部長相当 博士(学術) 平沢 浩一 氏【専門】電気・電子工学、伝熱工学【活動】・IEC TC40エキスパート・JEITAサーマルマネジメント標準化グループ・温度測定サブグループ委員・エレクトロニクス実装学会 サーマルマネジメント研究会委員

セミナー受講料

55,000円(税込、資料付)■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、  2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、   今回の受講料から会員価格を適用いたします。)※ 会員登録とは  ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。  すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。  メールまたは郵送でのご案内となります。  郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。

受講について

Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順

  1. Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
  2. セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
  3. 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
  • セミナー資料は開催前日までにPDFにてお送りいたします。
  • アーカイブの場合は、配信開始日以降に、セミナー資料と動画のURLをメールでお送りします。
  • 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

セミナー趣旨

 温度測定に多用に使用されている機器に、熱電対温度計と赤外線サーモグラフィーがあります。操作方法は比較的簡単ですが、被測定物や測定状況によっては思わぬ測定誤差を生じてしまっており、それに気づかずに測定値を信じてしまっている場合が散見されます。特に小形発熱物や被測定面積が小さい場合には測定誤差は非常に大きくなる可能性があります。本セミナでは、電子機器熱設計における小形部品の温度測定を例に、伝熱工学的アプローチを使って、見落とされがちな誤差要因について理解し、誤差見積りと誤差低減方法について学びます。

受講対象・レベル

温度測定の初心者。特に電子機器設計時の熱電対及び赤外線サーモグラフィーを使用した小形電子部品、プリント配線板、筐体内空気などの温度測定に自信がない方。

習得できる知識

伝熱の基礎、熱電対の溶接のコツから出来栄えの確認方法、熱電対の取り付け方による誤差の定量化手法と軽減手法、赤外線サーモグラフィーを使った温度測定のコツ、現場で出来る赤外線サーモグラフィーの簡易的な温度測定能力の確認。

セミナープログラム

1.電子機器設計時の温度測定が難しくなった背景  1-1.電子機器の変化・表面実装化と小形化  1-2.熱電対と赤外線サーモグラフィーの特徴と用途2.温度測定誤差要因を理解するための伝熱工学の基礎  2-1.温度が上がるってどういうこと?熱エネルギと熱容量  2-2.発熱部品が周囲よりも高温に保たれる理由は?熱抵抗  2-3.対流とふく射による熱伝達  2-4.温度が上昇するメカニズムを水と容器のイメージでとらえる  2-5.被測定物から熱が漏れれば温度は下がり誤差になる  2-6.熱抵抗網による被測定物の熱モデル化3.熱電対による温度測定(基礎)  3-1.熱電対の動作原理  3-2.熱電対の溶接と出来栄えの確認  3-3.熱電対を使った誤差解析法の概要  3-4.被測定物の出力熱抵抗と熱電対熱抵抗の実測例  3-5.熱電対の放熱完了距離に注意  3-6.熱電対の被覆影響と取り付け角度影響4.熱電対による温度測定(実際)  4-1.ロガーを含めた測定系全体に関する誤差要因と注意事項  4-2.熱電対の貼り付け方による温度測定誤差の違い実測  4-3.絶対にやってはいけない貼り付け方の例  4-4.熱電対の取り付け方で増加する被測定物の出力熱抵抗   4-4-1.接着剤による貼り付けの熱抵抗   4-4-2.テープによる貼り付けの熱抵抗   4-4-3.貼り付け長さが長いと誤差が減るのはなぜ?  4-5.熱伝導率が悪い被測定物の縮流熱抵抗による出力熱抵抗の増加   4-5-1.縮流熱抵抗とは?   4-5-2.ヒートスプレッダの利用  4-6.誤差の総合的な見積もり   4-6-1.単純化した誤差見積り式   4-6-1.リード付き部品の場合   4-6-2.表面実装部品の場合5.赤外線サーモグラフィーによる温度測定  5-1.赤外線サーモグラフィーの原理  5-2.被測定物の放射率  5-3.測定系の注意事項  5-4.IFOV   5-5.微小面積の温度測定(MTF)  5-6.拡大レンズを使用する場合の注意事項  5-7.赤外線サーモグラフィーの簡易視力検査(受講者には治具をお送りします)  5-8.面積効果の確認方法  5-9.黒体塗料の功罪6.まとめ

キーワード:熱電対,伝熱,センサー,接点,ノイズ,WEBセミナー,オンライン