e-Axle向け部品・材料の開発動向と適用事例
★樹脂材料、インバータ、軸受 e-Axleで要求される特性・性能と実際の使われ方
セミナープログラム
<10:30〜12:00>
1.e-Axleにおける樹脂材料への要求特性と適用事例
(有)カワサキテクノリサーチ 伏見 勝夫 氏
【本講座で学べること】
1.電気絶縁性や耐熱性への要求が高度化する時に、候補となる樹脂は何かがわかる。
2.軽量化を狙いに金属を樹脂に置き換える時に課題となる、放熱性、電磁波遮蔽性等の解決法がわかる。
3.樹脂の長期耐久性への理解が深まり、成形方法との組合せによる長期信頼性アップの手法がわかる。
4.以上より、樹脂新素材への潜在ニーズ、開発のヒントが得られる。
【講座概要】
樹脂を提案・提供する立場、樹脂を使用する立場の両方の視点から、e-Axleのどこにどんな樹脂が使用されているのか? そこに、どんな課題、ニーズがあるのか? より優れたe-Axle開発のためにどんな樹脂が提案されているのか? を専門的になりすぎることなく、具体例をしめして、わかりやすく説明する。
1.樹脂の長期耐久性と評価方法
1.1 機械的特性
1.2 電気絶縁特性
2.xEV主機モーターにおける樹脂材料への要求特性と適用事例
2.1 マグネットワイヤの変化と樹脂材料への要求特性の変化
2.2 高出力化、高電圧化と樹脂材料への要求特性の変化
3.xEVインバーターにおける樹脂材料への要求特性と適用事例
3.1 高出力化、高電圧化と樹脂材料への要求特性の変化
3.2 高放熱化と樹脂材料への要求特性の変化
4.ギヤにおける樹脂材料への要求特性と適用事例
5.バスバーにおける樹脂材料への要求特性と適用事例
6.シール材における樹脂材料への要求特性と適用事例
7.上記部品からなるe-Axleにおける樹脂材料への要求特性と適用事例
7.1 e-Axleの低背化、小型化への樹脂の取り組み
7.2 e-Axleの軽量化への樹脂の取り組み
8.カーボンニュートラルへの取り組み
【質疑応答】
<13:00〜14:30>
2.EV用インバータの開発動向と高出力密度化材料技術
日立Astemo(株) 石井 利昭 氏
【本講座で学べること】
・各地域のサーキュラエコノミー、カーボンニュートラル施策の最新動向
・自動車向け機能性高分子材料の基礎知識
・電気自動車の性能向上に貢献する最新パワーモジュール実装技術
【講座概要】
世界的にサキュラ—エコノミーへの転換が進められ、カーボンニュートラルに向けた目標が各地域で掲げられている。電気自動車の導入はこれらカーボンニュートラル政策の中核に据えられ、開発の加速、普及が拡大している。本講演では電気自動車のインバータの開発状況と高性能化に向けた、材料技術を解説する。
1.サーキュラエコノミーと各国の脱炭素化政策
1.1 サーキュラエコノミープラン
1.2 各国の脱炭素政策の動向と電気自動車の位置づけ
2.電気自動車の市場・開発動向
2.1 地域ごとのEV市場
2.2 インバータおよびパワーモジュール市場
2.3 EV用インバータの開発動向
2.4 インバータの構造と出力密度比較
2.5 パワーモジュールの構造および開発動向
3.パワーモジュールの高性能化
3.1 実装技術と課題
3.2 高出力密度化
3.3 実装材料技術
3.4 高耐熱化技術
3.5 高耐圧化技術
【質疑応答】
<14:50〜16:00>
3.e-Axle向け軸受の開発動向と耐電食技術
NTN(株) 影山 恭平 氏
【本講座で学べること】
・軸受の目線でのe-Axle向けの開発動向と耐電食技術について
・e-Axleの構造と軸受に求められる機能,技術課題とその対策技術(開発品)の紹介
・電食のメカニズムとその対策技術(研究結果、開発品)の紹介
【講座概要】
この講義では、e-Axle向け軸受の開発動向と耐電食技術について、御紹介します。今後さらに重要性が増していくe-Axleに対し、軸受メーカーとしての取り組みを御紹介するとともにe-Axleの大きな課題の一つである電食について、メカニズムとその対策技術を研究と開発の2方面からアプローチした結果を御提供します。これにより、最新の技術動向とその応用可能性を包括的に理解することができます。
1.e-Axle向け軸受の開発動向
1.1:背景
・脱炭素化の取り組みと環境対応車の普及
1.2:e-Axleとは
・e-Axleの構成とその重要性
1.3:e-Axle向け軸受に求められる機能
・高速、希薄潤滑、電食など
1.4:e-Axle向け軸受の技術課題と開発品紹介
・同軸e-Axle対応大径深溝玉軸受
・特殊熱処理技術「HA-C」
2.耐電食技術
2.1:電食とは
2.2:一般的な電食のメカニズム
2.3:電食に対する研究結果
・放電痕形状から電食損傷度合いを予測する方法の提案
・極圧剤の反応膜形成によるフルーチング抑制効果の検討
2.4:耐電食用軸受に求められる機能
2.5:耐電食用軸受の技術課題と開発品紹介
・セラミック玉絶縁軸受の紹介
・絶縁被膜付き軸受の紹介
・樹脂モールド絶縁軸受の紹介
・導電軸受、導電機構の紹介
3.今後の展望
【質疑応答】
セミナー講師
1. (有)カワサキテクノリサーチ 主席コンサルタント 伏見 勝夫 氏
2. 日立Astemo(株) 技術開発統括本部 技術プラットフォーム本部 材料技術開発部 チーフエンジニア 博士(工学) 石井 利昭 氏
3. NTN(株) 軸受事業本部 技術ユニット 開発実験部 要素開発G 主任 影山 恭平 氏
セミナー受講料
1名につき60,500円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税込)〕
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