★乳化メカニズムやその安定化のキモとなる要素、開発事例について紹介!
★最新の研究動向や活用事例を元に今後のピッカリングエマルション技術の展開についても解説!
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セミナー趣旨
微粒子を油水の界面に吸着させ、安定化するピッカリングエマルションは100年以上前に発見された技術である。従来の界面活性剤を用いた乳化方法とは異なるユニークな乳化特性、テクスチャー、安定性などを有しているにも関わらず、なぜ化粧品製剤への活用が進んでこなかったのか。本項では基本の乳化メカニズムやその安定化のキモとなる要素、弊社の開発事例について紹介する。また本講演では最新の研究動向や活用事例を元に、今後のピッカリングエマルション技術の展開にも触れていく。
ピッカリングエマルションを活用した研究を始められようとしている方も、現在活用検討中で課題を抱えている方もぜひご参加ください。
セミナープログラム
はじめに
1.ピッカリングエマルションについて
2. ピッカリングエマルション安定化のキモとなる要素
2-1. 油水界面への微粒子の吸着エネルギー(接触角)
2-1-1. 微粒子の表面改質
2-1-2. 油の種類の選択
2-2. エマルション状態のコントロール
2-2-1. 体積分率
2-2-2. 作製フロー
2-3. ピッカリングで安定化しやすい特殊な乳化領域
2-3-1. Liquid-in-Air分散系
2-3-2. マルチプルエマルション
3. 耐水性を付与するO/Wサンスクリーン製剤の開発
3-1. 研究の目的
3-2. 粉体と海水の相互作用
3-2-1. 表面電荷の低下
3-2-2. シリカ微粒子同士の凝集
3-2-3. 表面の疎水化
3-3. ピッカリングエマルションを応用した日焼け止め製剤の開発
3-4. 海で落ちない日焼け止めの評価
3-4-1. 海水への流出量の評価
3-4-2. 膜状態の観察
3-4-3. 紫外線カット機能の評価
3-4-4. 海水に触れることで紫外線カット機能を向上させる理由
4.二次付着レスを実現するW/Oファンデーション製剤の開発
4-1. 研究の目的
4-2. 塗布膜の構造
4-2-1.微粒子間に働く液架橋力
4-2-2.多孔構造の評価
4-3. W/Oファンデーションへの応用
4-3-1.製剤化検討
4-3-2.安定性向上のポイント
4-4. 二次付着評価
5.今後の技術の発展について
5-1. ピッカリングエマルション最新の研究動向
5-2. 活用事例のご紹介
5-3. 化粧品技術として狙うべき研究領域について
キーワード:
化粧品開発,乳化,エマルション, W/O,化粧品安定性,研修,セミナー
セミナー講師
ポーラ化成工業(株) テクニカルディベロップメントセンター リーダー 中谷 明弘 氏
《専門》
化粧品処方開発、界面化学
《略歴》
2010年にポーラ化成工業株式会社に入社し、14年間に渡り幅広い化粧品処方開発を担当。
その中の10年間はピッカリングエマルションを活用した新剤型開発に従事した。
2016年と2019年にはIFSCC(国際化粧品技術者会連盟)での学会発表も経験しながら、基礎技術の製品応用を推進。現在は複数の化粧品新剤型テーマを主導・管理している。
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)
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2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。
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※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
49,500円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
全国
主催者
キーワード
化学反応・プロセス 化粧品・医薬部外品技術
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キーワード
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