
★特に振動分光法を用いた解析例の紹介を中心に
※オンライン会議アプリzoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。
【アーカイブ配信受講:4/25(金)~5/9(金)】での受講もお選びいただけます。
セミナー趣旨
ポリエチレンやポリプロピレンなどの結晶性高分子材料は我々の身の回りで数多く用いられる汎用材料であり、用途に合わせて物性をさまざまに制御することが求められる。しかし、結晶性高分子はnmからμmスケールにわたる複雑な階層構造を形成し、各構造が物性に影響を与えるため、結晶性高分子の物性を制御するためには構造と物性の関係を理解することが必要不可欠である。
本講座では、結晶性高分子の階層構造を説明し、各構造が物性に与える影響について紹介する。特に、一軸・二軸延伸過程で生じる構造変化を踏まえた構造と物性の関係について説明する。さらに、赤外・ラマン分光法を用いた結晶性高分子の構造評価法についても詳しく説明する。
受講対象・レベル
・製造業務に携わって2~3年の若手技術者や新人の方、および中堅の方。
必要な予備知識
・特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします。
習得できる知識
・結晶性高分子の高次構造の特徴を理解できる。
・結晶性高分子の構造と物性の関係を理解できる。
・分光法を用いた結晶性高分子の構造解析を習得できる。
セミナープログラム
1. はじめに
1-1高分子材料とは
1-2 分子量と分子量分布
1-3 立体規則性
1-4 結晶性と非晶性の高分子
1-5 一般的な高分子の構造
2. 結晶性高分子の高次構造
〇 2-1 静的結晶化挙動
〇 2-2 ラメラ周期構造とタイ分子
2-3 結晶性高分子の非晶構造
2-4 球晶構造
〇 2-5 流動結晶化挙動 (分子鎖の緩和)
2-6 結晶構造の緩和挙動, 融解挙動
2-7 各種構造の代表的な解析手法 (DSC, WAXD, SAXS, SALS)
3. 結晶性高分子の構造と物性
〇 3-1 弾性率と強度
3-2 応力–ひずみ挙動
〇 (降伏変形, ひずみ硬化, 破壊)
〇 3-3 劣化による構造・物性の変化
3-4 熱膨張率
3-5 ガスバリア性
4. 振動分光法を用いた構造解析
4-1 振動分光法の基礎
4-2 赤外分光とラマン分光の違い
4-3 分子配向状態の評価
〇 (配向関数、配向分布関数)
4-4 分子鎖応力負荷状態の評価
〇 (ピークシフト量、半値幅)
〇 4-5 構造状態の評価 (結晶度、中間層分率)
4-6 流動光学(Rheo-optics)を用いた構造解析の事例
※○がついている項目は重点的にお話する予定
キーワード:
結晶性高分子,高次構造,物性,振動分光法,解析,セミナー,講演,研修
セミナー講師
滋賀県立大学 工学部材料化学科 講師 博士(工学) 木田 拓充 氏
【ご専門】
高分子材料物性
【学会関係】
日本レオロジー学会 代表委員・編集委員
プラスチック成形加工学会 編集委員
高分子分析研究懇談会 運営委員
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合46,200円、
2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。
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受講について
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受講料
49,500円(税込)/人
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