無菌医薬品製造所における製造・衛生管理の実務
開催日 | 10:30 ~ 16:30 |
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主催者 | 株式会社シーエムプラス |
キーワード | クリーン化技術 医薬品・医療機器・化粧品等品質管理基準(G*P(GMPなど)、QMS) 医薬品技術 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | Web(Liveオンライン配信) ※会場での開催はありません |
PIC/S GMP Annex1を踏まえ、実務ベースでわかりやすく解説!自社の汚染管理戦略の構築するために何を行えばよいのか?
●申込締切:2025年1月8日(水)
セミナー講師
医薬品GMP教育支援センター 代表ハイサム技研 顧問NPO-QAセンター 作業標準委員会委員高木肇氏
■経歴元塩野義製薬株式会社製造本部次長経口剤の連続生産技術開発や凍結乾燥注射剤の工業化検討、無菌製剤棟の構築プロジェクト遂行、アンプル注射剤・点眼剤製剤包装一貫工場の工場長、中国を始め国内外関連企業への技術支援業務に従事。退職後は国内および台湾の後発医薬品・医薬部外品・健康食品企業の技術支援、ならびにGMP関連書籍の執筆、講演活動を実施。 出版物として「凍結乾燥のバリデーション」(共著)、「GMP・バリデーション事例全集」(共著)、「現場で直ぐ役に立つ製品標準書作成マニュアル」(共著)、「現場で直ぐ役に立つ 実務者のためのバリデーション手法」(共著)など多数。
セミナー受講料
1名44,000円(税込)1社2名以上同時申込の場合,1名につき33,000円(税込)●講演資料:PDFデータにて配布いたします
受講について
■ご受講の注意事項(予めご了承の上、お申込み下さい。)・講義中の録音・録画(静止画・動画)行為は固くお断りします。・お申込いただいていない方と複数名で視聴することを禁じます。・テキスト資料の無断複製・転載・販売等、一切を禁じます。・講義中の妨害等、一切の行為を禁じます。※上記4点、また類似の行為が認められた場合、強制的に退出して頂きます。また、ご本人及びご所属先の方の今後のセミナー参加をお断りします。
・お客様の利用環境、接続環境による不具合について、弊社は一切の責任を負いません。・必ず視聴テストを行い、接続不良については自社IT部門等に接続についてご確認ください。 ZOOMシステム要件(外部サイト) ZOOMテストミーティング(外部サイト)
【申込時】●受講料はセミナー開催5営業日前の15時までにお振込み下さい。●定員に達し次第、申込を締め切ります。●最小開催人数3名に満たない場合、中止とさせて頂きます。●講師及び当社のコンペティターの場合、受講をお断りする場合がございます。
【セミナー当日】●名刺を以て受講券とします。お忘れなきようご持参ください。●録音・録画(静止画・動画)行為は固くお断りします。●会場では講義中のパソコン・携帯電話等の使用をお断りします。
詳しくはこちらをご確認ください。
セミナー趣旨
2022年9月に発出されたPIC/S GMP Annex 1「無菌医薬品の製造」は、「PQS(医薬品品質システム)」、「QRM(品質リスクマネジメント)」、および「CCS(汚染管理戦略)」の構築を要請している。すなわち、販売承認事項を遵守し、患者さんに健康被害を与えない適正品質の医薬品を安定提供するために、企業自らがQRMを活用して適切なCCSを構築することを求めている。 CCSの構築に有用な情報はPIC/S GMP Annex1等に収載されてはいるが、あくまでも一般論であり、ミニマム要件である。最終的には企業自らが実験し、検証し、QRMスキルを高めなければならない。本講は、長きにわたり無菌製剤施設の運営実務に携わった講師の実験、検証をベースにした実務に即役立つ講演である。
■関連法規、ガイドライン・PIC/S-GMP Annex 1・無菌操作法による無菌医薬品の製造に関する指針・日本薬局方 参考情報・ISO14644シリーズ
■キーワード医薬品品質システム、品質リスクマネジメント、汚染管理戦略、Contamination Control Strategy、プロセスシミュレーションテスト、環境モニタリング、製造用水システム、空調システム
習得できる知識
・PQS、QRM、CCSとは・PIC/S GMP Annex1の概要・ハードウェア/ソフトウェア設計時の留意点
セミナープログラム
1.はじめに
2.注射剤についての簡単なおさらい
3.PQS(医薬品品質システム)とQRM(品質マネジメントシステム)とは 1)進化したGMPは企業体質を問う 2)医薬関連事業者等の責務はPQS(医薬品品質システム)で実践 3)不断の「検証」と不断の「改善活動」が必要 4)現実の世界では変化は起きる+起こすもの 5)変化する現実世界には適応力(QRM)が必要 6)QRMで重要なことは
4.汚染管理戦略(CCS)とは 1)CCSでの検討例 2)時間管理が重要(時間経過による菌増殖に注意) 3)アイソレータの留意点 4)フォーム充填シール(FFS)の留意点
5.ユーザー要求仕様書(URS)の作成と留意点 1)「適格性評価」にはURSが必要 2)URSの内容不備例 3)URSに記載する項目例
6.CCSは適切な施設設計から始まる 1)部屋の配置、内装、動線、排水等の留意点 2)更衣室と更衣手順の留意点
7.要請される無菌環境の清浄度 1)作業環境の浮遊微粒子数管理値 2)環境モニタリングの留意点 3)要請される環境清浄度
8.空調システムで知っておきたいこと 1)各種空調システムの比較 2)換気回数の留意点 3)差圧設定の留意点 4)スモークスタディの実施
9.用水システムで知っておきたいこと 1)蒸留器の留意点 2)超ろ過法の留意点 3)設計・施工時の留意点 4)水質管理の留意点
10.ヒトの衛生管理で知っておきたいこと 1)ヒトがいれば発塵する 2)無菌室作業者の管理 3)過剰な手洗いはさせない 4)培地充填試験(PST/APS)の留意点と実施要領
11.製造工程管理・環境管理で知っておきたいこと 1)蒸気滅菌のバリデーション 2)乾熱滅菌、放射線滅菌、ガス滅菌の留意点 3)ろ過滅菌の留意点 4)洗瓶、ゴム栓洗浄滅菌、巻締工程の留意点 5)消毒剤の留意点
12.環境モニタリングで知っておきたいこと 1)作業環境の微生物管理値 2)環境微生物の各種モニタリング方法と留意点 3)環境モニタリングを過信しない! 4)微生物迅速測定法
<質疑応答>