酵素免疫測定法「ELISA」の原理および長所短所を丁寧に解説いたします!
極微量タンパク質の超高感度定量方法、疾病診断への応用等も含めて、はじめて学ぶ方にも理解が深まるようにセミナーを進めて参ります。
セミナー趣旨
生体内で測定したい分子に核酸やタンパク質などがある。核酸はPCR法によって容易に測定できる。しかし、生体内で主に働くのは「タンパク質」であり、タンパク質こそ極微量でも検出したい。タンパク質測定法の中で、容易に、迅速に、かつ低価格で測定する方法としては免疫学的測定法であるELISA法がある。まずはこの基本原理を学ぶ。さらには、極微量のタンパク質を検出するためにはこのELISA法を超高感度化しなければならない。その方法も解説し、疾病の診断に適用できることを説明する。そしてELISA法における分析法バリデーションについても解説する。
必要な予備知識
■本テーマ関連法規・ガイドラインなど
・実施する上では所属機関での倫理委員会
(「人を対象とする研究に関する委員会」「バイオセーフティ委員会」「生物実験委員会」など)からの承諾を得ること。
習得できる知識
・ELISA法の原理が理解でき、その長所短所がわかる。
・極微量のタンパク質を超高感度定量する方法を学ぶことができる。
・感染症をはじめとする各種疾病の診断方法を学べる。
・ELISA法における分析法バリデーションについて学べる。
セミナープログラム
・核酸検出とタンパク質検出の違い
・核酸検出のためのPCR法の問題点
・タンパク質検出のための各種ELISA法の原理
・ELISA法のひとつであるサンドイッチELISA法
・別の測定法である酵素サイクリング法
・増幅できないタンパク質をいかに極微量でも検出できるようにするのか
・超高感度ELISA法
・超高感度とはどのくらいのレベルを指すのか
・定量とは何か
・感染症診断への応用
・生活習慣病診断への応用
・がん診断への応用
・分析法バリデーションの実施
<質疑応答>
※当日は、上記の各項目について、詳細を丁寧に解説いたします。
■講演中のキーワード
・ELISA
・極微量タンパク質の検出
・診断
・感染症
・バリデーション
セミナー講師
早稲田大学 教育・総合科学学術院 教授 理学博士 伊藤 悦朗 氏
■ご経歴
【ご学歴】
1984年 早稲田大学理工学部物理学科卒業
1989年 早稲田大学大学院理工学研究科物理学及応用物理学専攻博士後期課程修了・理学博士
【ご職歴】
1988年 早稲田大学人間総合研究センター・助手に就任
1991年 アメリカ合衆国国立衛生研究所(NIH)国立神経障害卒中研究所(NINDS)・Visiting Fellow に就任
1993年 北海道大学大学院理学研究科生物科学専攻・助教授に就任
2006年 徳島文理大学香川薬学部・教授に就任
2016年 早稲田大学教育・総合科学学術院・教授に就任
2016年 台湾・高雄医学大学・客員教授に就任
現在に至る。
■ご専門および得意な分野・ご研究
・薬系分析、物理化学
・生物物理学
■本テーマ関連学協会でのご活動
・日本薬学会
・日本生物物理学会
・日本癌学会
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名36,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき25,300円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
→こちらをご確認ください
受講料
36,300円(税込)/人
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