撹拌・混合の基礎とスケールアップ
★撹拌・混合で起きがちなトラブルやその対策、スケールアップ手法について解説します!
~非ニュートン流体を中心に~
※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
【アーカイブ配信:4/17~4/30(何度でも受講可能)】での受講もお選びいただけます。
セミナー趣旨
撹拌・混合はあらゆる製造工程で見られる操作であるが,対象とする系によってスケールや物質が異なるため,系統立てて理論を習得することが難しい。そのため,現場での勘と経験が先行しがちであるが,的確な操作や装置で撹拌することができれば生産効率やコストの大幅な削減も可能となる。本講演では,撹拌・混合で起きがちなトラブルやその対策,実験室と生産現場をつなぐためのスケールアップ手法について解説する。特に水のようなニュートン流体に比べてトラブルが起きやすい非ニュートン流体についても扱う。非ニュートン流体では装置内で粘度分布が生じることで混合不良や流動域の局在化が起こるが,その要因や対策例を紹介する。その過程で,近年発達が目覚ましい数値流体力学手法にも触れる。撹拌・混合の課題の要因は非常に多岐にわたるため,本講演ですべてをカバーできないが,できるだけ理論に基づくトラブル対策が行えるよう,実学的な観点で講演する。
受講対象・レベル
製造業務にたずさわる若手から中堅の技術者,非ニュートン流体の流動(特に撹拌・混合)に関わるトラブルをお持ちの方。
必要な予備知識
特に予備知識は必要ありません。
習得できる知識
撹拌・混合の装置やプロセスを設計する上で合理的な手法を考案できる。非ニュートン流体のスケールアップ課題や現実的な対処法を理解できる。
セミナープログラム
1. はじめに
1-1. 撹拌・混合の役割
1-2. 撹拌槽内で起こる現象
1-3. 撹拌翼の種類
2. 撹拌槽の諸特性
2-1. 撹拌所要動力と動力数
2-2. 混合時間
3. 撹拌槽のスケールアップ
3-1. スケールアップ基準
3-2. スケールアップの検証例
4. 非ニュートン流体
4-1. 非ニュートン流体のレオロジー特性
4-2. 非ニュートン流体の流動
4-3. 非ニュートン流体流れの無次元数
5. 非ニュートン流体の撹拌・混合
5-1. 撹拌槽内の非ニュートン流体流れと課題
5-2. 非ニュートン流体系におけるスケールアップ
5-3. 非ニュートン流体の撹拌・混合プロセス強化
キーワード:
攪拌,撹拌,混合,撹拌槽,スケールアップ,非ニュートン流体,講演,セミナー,研修
セミナー講師
大阪公立大学 大学院工学研究科 機械系専攻 講師 博士(工学) 増田 勇人 氏
【略歴】
2011年神戸大学卒業,2016年神戸大学大学院工学研究科修了,博士(工学)取得。
2016年より静岡県立大学食品栄養科学部 助教。2020年より大阪市立大学大学院工学研究科 講師。
現在,大阪公立大学工学研究科 講師。
主な所属学協会:化学工学会(粒子・流体プロセス部会 ミキシング技術分科会幹事,熱物質流体工学分科会幹事,
気泡・液滴・微粒子分散工学分科会幹事),日本食品工学会,日本混相流学会(編集委員)日本機械学会,日本伝熱学会
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)
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2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。
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受講料
49,500円(税込)/人