
リチウムイオン電池セパレータのコーティングによる機能性向上およびコーティング機能層の評価方法について解説!
■注目ポイント
★ポリオレフィン微多孔膜が最初にセパレータとして適用された背景、コーティング機能層が必要となった理由や役割、コーティング機能層の評価方法について詳解!
セミナー趣旨
1991年にリチウムイオン電池は実用化され本電池のセパレータはこのときから現在まで基本ポリオレフィン微多孔膜が用いられているが、電池の高性能化に伴いポリオレフィン微多孔膜へのコーティングで機能層を形成したセパレータが現在の主体になっている。本講においては、ポリオレフィン微多孔膜が最初にセパレータとして適用された背景、コーティング機能層が必要となった理由や役割を中心とした技術内容及びそれを踏まえたコーティング機能層の評価方法を解説し、電池セパレータの将来展望についても言及する。
習得できる知識
・リチウムイオン電池における電池セパレータの基本的な役割
・セパレータの評価手法
・セパレータコーティング層の機能と電池に与える効果
・リチウムイオン電池セパレータの現状と今後の動向
セミナープログラム
1.導入:リチウムイオン電池とセパレータ
1)リチウムイオン電池とは
2)電池セパレータの基本的な役割
3)ポリオレフィン微多孔膜の特性と製法
4)電池セパレータの基本特性の評価方法
2.コーティングによるセパレータの機能性向上
1)電池部材改善の歴史とコーティングセパレータ
2)電池の安全性向上を志向した耐熱コーティング層
a)耐熱コーティング層設計の基本的考え方
b)耐熱コーティング層の分類
c)耐熱コーティング層機能評価方法
d)耐熱層コーティングセパレータの実際
3)ポリエチレン微多孔膜炭化防止とコーティング層
4)電極との接着性を付与するコーティング層
a)ウェット接着とドライ接着接着コーティング層設計の基本的考え方
b)ウェット接着の効果と評価方法接着コーティング層の分類
c)ドライ接着の効果と評価方法接着コーティング層機能評価方法
d)接着層コーティングセパレータの実際
3.まとめ:リチウムイオン電池の将来トレンドとセパレータに関する今後の考え方
1)電池技術のトレンドとセパレータ
2)電解液含浸性向上と適用電解液多様性拡張
3)検査工程に着目したセパレータの機能化
4)コーティング層機能化に関する注意点
【質疑応答】
セミナー講師
帝人株式会社 コーポレート新事業本部 電池部材・メンブレン部門 次世代材料開発部 / 部長 西川 聡 氏
セミナー受講料
【1名の場合】45,100円(税込、資料作成費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
受講料
45,100円(税込)/人
関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
GPSとは?位置情報の仕組みから活用事例・未来の可能性まで徹底解説
【目次】 グローバル・ポジショニング・システム(GPS)は、私たちの日常生活に欠かせない技術となっています。スマートフォンやカーナビ... -
PFAS(ピーファス)を分かりやすく解説!有機フッ素化合物の基礎知識
【目次】 PFAS(ピーファス)という言葉を耳にしたことはありますか?PFASは「パーフルオロアルキル物質」の略で、主に有機フッ素化... -
レーザー技術とは?原理や応用技術、用途や将来性を解説!
【目次】 レーザー技術は、現代の科学技術の中でも特に注目されている分野の一つです。レーザーは「Light Amplification... -
無線通信技術とは?仕組みや種類、規格の特徴など最新情報を解説!
【目次】 無線通信技術は、私たちの日常生活に欠かせない重要な要素となっています。スマートフォンやWi-Fi、Bluetoothなど、...