
評価において、どこまでを「密封の許容値」と捉えるか。その考え方のポイントもお伝えします
昨年発行された新規格(計工連規格JMIF022)は産業界へどのような影響をもたらすのか?
セミナー趣旨
食品、医薬品、自動車部品、冷凍空調機器、電気・電子機器など幅広い分野で、製品の品質を確保するために、製品内部を密封することが求められている。製品の密封性を確認するためには、防水試験、液没漏れ試験、環境試験、気体リーク試験、気体透過度試験(ガスバリア性評価)といった、様々な試験が行われている。本セミナーでは、これら試験の原理と概要を解説する。加えて、昨年発行された新規格(計工連規格JMIF022)に基づいて、これら試験結果からどんなことが言えるのかを議論する。
必要な予備知識
■本テーマ関連法規・ガイドラインなど
1)一般社団法人 日本計量機器工業連合会、JMIF 022 “密封検査用参照試験片の評価方法と使用方法” (2024)
2)第十八改正日本薬局方 参考情報 無菌医薬品の包装完全性評価 <G7-4-180>
3)第十八改正日本薬局方 参考情報 無菌医薬品包装の漏れ試験方法 <G7-5-180>
4)JIS C 0920 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
5)JID C 60068規格群 環境試験方法-電気・電子-
6)JIS Z 2330 非破壊試験-漏れ試験方法の種類及びその選択
7)JIS K 7129規格群 プラスチック―フィルム及びシート―ガス透過度試験方法
8)JIS K 7129規格群 プラスチック―フィルム及びシート―水蒸気透過度の求め方
習得できる知識
・防水試験、液没漏れ試験、環境試験の原理と特徴
・気体リーク試験の種類と原理、特徴
・気体透過度試験(ガスバリア性評価)の種類と原理、特徴
・各種試験結果の考察方法
セミナープログラム
1. はじめに
1) 密封検査を取り巻く現状
2) 製品の密封性を損なう要因 -リーク(漏れ)と透過-
2. 液体を使ったリーク(漏れ)試験
1) 防水試験
2) 液没漏れ試験
3. 気体リーク(漏れ)試験
1) 気体リーク量の単位
2) 気体リーク試験の種類と選択
a)気体リーク試験の種類
b)圧力変化法によるリーク試験(エアリークテスタ)
c)ヘリウムリーク試験
3) 気体の流れの理論に基づく漏れ孔の直径の推定法
a)様々な気体の流れ
b)気体の流れの統一式(修正クヌーセンの式)
c)リーク量から漏れ孔の直径を推定する
4. 気体透過試験(ガスバリア性評価)
1)気体透過の原理と気体透過度の単位
2)各種材料の気体透過
3)気体透過試験の種類と選択
a)カップ法
b)乾湿センサ法
c)モコン法(赤外線センサ法、クーロメトリックセンサ法、五酸化二リンセンサ法)
d)ガスクロマトグラフ法
e)圧力センサ法
f) QMS法
g)API-MS法
h)カルシウム腐食法
i) その他の方法
4)気体透過度測定の信頼性
5.環境試験
6.密封検査に関する最新動向
1)医薬品包装の完全性評価
2)計工連規格JMIF022の発行
7.「密封」の許容値(最大許容漏れ限度)の考え方
8.まとめ
*途中、小休憩を挟みます。
■講演中のキーワード
密封、気密、包装、漏れ、リーク、透過、ガスバリア
セミナー講師
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 計量標準総合センター 工学計測標準部門 圧力真空標準研究グループ
上級主任研究員 吉田 肇 氏
■ご経歴
2004年 北海道大学工学研究科博士後期課程修了
2004年 (独) 日本原子力研究所 那珂研究所 博士研究員
2005年~ (現在) (国研) 産業技術総合研究所 工学計測標準研究部門
■ご専門および得意な分野・ご研究
真空計測、真空標準、漏れ試験、気体の流れの解析、ガスバリア性評価、規格標準化など
■本テーマ関連学協会でのご活動
(公社)日本表面真空学会 規格標準化委員会 委員長
(公社)日本表面真空学会 教育委員会 委員
(公社)日本表面真空学会 真空技術部会 委員
(公社)日本表面真空学会 真空夏季大学 真空計測 講師
セミナー受講料
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 46,200円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,200円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 51,700円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき40,700円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
→こちらをご確認ください
受講料
46,200円(税込)/人
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
46,200円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込、コンビニ払い
開催場所
全国
主催者
キーワード
品質マネジメント総合 化粧品・医薬部外品技術 官能検査
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13:00 ~
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46,200円(税込)/人
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キーワード
品質マネジメント総合 化粧品・医薬部外品技術 官能検査関連セミナー
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