
★微細藻類の高効率、大量培養に向けた装置設計と環境制御技術を解説
セミナー趣旨
室内における小規模の培養は、特殊な微細藻類を除いては、ほぼ培養手法は決まっている。しかし、室内に置いても効率よく培養するためには、微細藻類の特性および培養装置の工学的な設計および知見は欠かせない。
本セミナーでは、設計の方法論を原著者である論文をもとにわかり解説を行う。
また、微細藻類関連の事業開発では、有用物質を生産する種の探査やその大量培養に関するエンジニアリングおよび有用物質生産プロセスなどの技術開発で経済性検討が不可欠になる。
本セミナーでは、低コスト化において基礎となる大量培養の室内大型フォトバイオリアクターや、光合成・光環境・二酸化炭素要求・培養容器形状の観点より、研究開発事例をもとに解説する。
また、低コスト生産に欠かせない野外培養技術についても演者の最新の研究事例の一部を紹介し、今後の野外培養の方向性に関してコメントする。
セミナープログラム
1.微細藻類と大量培養と装置技術・環境制御
1-1.フォトバイオリアクターに求められるもの
1-2.光環境と培養容器
1-3.光環境と二酸化炭素に関する定量方法
1-4.室内大量培養における注意点
1-5.微細藻類培養槽の性能評価検討
1-6.コンタミ防止への考え方について
2.低コスト微細藻類生産の必要性とその方策
2-1.低コスト化の必要性
2-2.抵コスト化に向けた藻種選定
2-3.低コスト化に向けた培養装置選定・設計
2-4.室内での微細藻類における低コスト化の方策
2-5.屋外培養における低コスト化の目算
3.微細藻類の貝類餌料の応用展開
3-1.貝類資源の動向と資源保護に必要な餌料
3-2.貝類総生産量
3-3.二枚貝類修行生産における餌料生産システム
4.有用化学素材の探査と有用利用法
4-1.天然由来の医薬原料
4-2.渦鞭毛藻の大量培養
4-3.バイオマス燃料
5.室内から屋外へ、研究課題
5-1.室内向けの種と野外培養向けの種と、その特性
5-2.野外培養の太陽光利用の考え方
5-3.野外培養における簡易評価方法
5-4.野外培養における培養収率向上の方策
5-5.野外培養における課題
5-6.スケールアップの考え方・条件適正化
5-7.今後の野外培養の制御方法などの方向性
【質疑応答】
セミナー講師
玉川大学 農学部 先端食農学科 教授 学術博士 増田 篤稔 氏
セミナー受講料
1名につき55,000円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき49,500円(税込)〕
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受講料
55,000円(税込)/人
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