
全固体電池時代を見据えて
開催日時 2024年10月16日(水) 10:00 - 12:00
セミナー趣旨
2023年末、世界の電気自動車(Electric vehicles)保有台数は4000万台に達した。鈍化したとも言われるが市場は堅実に成長している。EVの増加に伴い、膨大な量の中古EV用リチウムイオン電池の処理が不可避の問題として持ち上がっている。本講演では、湿式精錬、乾式精錬など開発中ないし実用化されているリサイクル技術の全貌を解説するとともに、それらの技術を生かしたビジネスの実情について詳説する。また、今後実用化が期待される全固体電池のリサイクルにも触れる。
セミナープログラム
1. EVとEV用リチウムイオン電池の市場動向
(1) EV市場の動向
(2) 地球環境問題との関係
(3) EV用リチウムイオン電池市場の動向
2. リチウムイオン電池の構造・正極材
(1) リチウムイオン電池の構造,寿命,コスト構造
(2) 正極材の状況
3. リサイクル技術
(1) 回収,解体
(2) 狭義のリサイクル:湿式精錬,乾式精錬,その他
4. 全固体電池向けリサイクル技術
(1) ポストLiB
(2) 固体電解質の取り扱い
5. リサイクルビジネスの実情
(1) リサイクルビジネスに対する追い風
(2) 収益性評価
6. 補論:リユースについて
(1) リユース技術
(2) リユースビジネス
セミナー講師
山口大学大学院
技術経営研究科
教授
福代 和宏 氏
1998年大阪大学大学院工学研究科博士後期課程環境工学専攻修了。博士(工学)。同年日立製作所入社,冷熱機器開発に従事。2010年山口大学大学院技術経営研究科教授。2015年か2022年まで同研究科長。2009年から2020年にかけてラオス国立大学MBAコースにてJICA短期専門家として技術経営教育を担当。国内外で環境・エネルギーマネジメントに関する教育・研究に携わる。近年は再生可能エネルギーやV2Xについて技術と経営の両面から研究に取り組む。
共著に『MOT研究開発入門』『車載用リチウムイオン電池リサイクル:技術・ビジネス・法制度』。
セミナー受講料
1名:33,470円(税込) 2名以降:28,470円(社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
受講について
<1>メールで請求書をご送付します。ご入金確認後、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りします。
<2>視聴期間は2週間です。期間を過ぎての対応は致しかねます。
<3>ご受講者様ご自身での視聴に限らせていただきます。
受講料
33,470円(税込)/人
関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
GPSとは?位置情報の仕組みから活用事例・未来の可能性まで徹底解説
【目次】 グローバル・ポジショニング・システム(GPS)は、私たちの日常生活に欠かせない技術となっています。スマートフォンやカーナビ... -
モビリティ革命とは?モビリティ革命が描く未来の移動と新しい社会システムの探求
【目次】 ▼さらに深く学ぶなら!「自動車技術」に関する オンデマンド セミナーはこちら! 21世紀に入り、私たちの生活は急速に変化... -
PFAS(ピーファス)を分かりやすく解説!有機フッ素化合物の基礎知識
【目次】 PFAS(ピーファス)という言葉を耳にしたことはありますか?PFASは「パーフルオロアルキル物質」の略で、主に有機フッ素化... -
レーザー技術とは?原理や応用技術、用途や将来性を解説!
【目次】 レーザー技術は、現代の科学技術の中でも特に注目されている分野の一つです。レーザーは「Light Amplification...