
現場レイアウトの見方・考え方
DX時代の初中級生産技術者必須!利益につながるレイアウトの改善術
セミナー趣旨
人と設備の能力を最大化するレイアウトになっていますか?
日本のモノづくり環境は、近年のDXの進展などにより、製品(P)、生産量(Q)、生産経路(R)、サービス(S)、時間(T)が大きく変革しています。しかし、工場内の生産技術者は、この環境変化に対応した「仕事そのものを付加価値の高いものにするあるべき姿のレイアウト」への標準的設計アプローチに対応できていない現実があるようです。
本セミナーでは、工場レイアウトに影響する必要項目の分析と手順をまず理解し、生産方式に対応した現場レイアウトの見方から変え方までとレイアウト視点での改善術の基礎から適用まで、演習、講師の豊富な経験をもとに、わかりやすく解説します。また、DXやIoTの改善例により参加企業のDXやIoTの進展に役立てていただきます。
※ご参加のみなさまには小川講師共著『すぐに使える工場レイアウト改善の実務』日刊工業新聞社を進呈!
セミナープログラム
1.『レイアウト改善で現場が変わることとは』
(1)「レイアウト」って何?
(2)製造リードタイムが短縮できる
(3)運搬のムダが低減できる
(4)時間のムダや仕掛在庫スペースが削減できる
【演習】現場で発生しているムダを見える化する
2.『レイアウトの鍵:PQRSTとSLP』
(1)SLPにおけるレイアウト改善のステップ
(2)モノの流れを「見える化」する
(3)部門、機械設備、倉庫などの関係を相互関係図で整理する
(4)天災、自然災害のリスク対応策
(5)標準面積データを活用する
【演習】必要な面積を求め、レイアウト案を作成・評価する
3.『リードタイムを短縮する生産方式とレイアウト改善の勘どころ』
(1)モノづくりの基本とレイアウト
(2)レイアウトのタイプと特徴
(3)リードタイムを短縮する同期生産方式の作り方
(4)同期(ライン)生産方式の改善のポイントとレイアウト
【演習】バランスロスを減らすライン編成分析の進め方
4.『生産品種と数量の変動に対応する生産方式とレイアウト改善の勘どころ』
(1)工場が対応すべき要因と対応策
(2)1工程完結セルへの改善ポイントとレイアウト
(3)柔軟性を向上させるハイブリッド生産方式
(4)工場レイアウトの改善事例
【演習】サイクルタイムの異なる類似製品を同じラインで生産する
5.『現場でできるレイアウト改善の実践』
(1)生産性向上に結びつくレイアウト改善
(2)ヒューマンエラー撲滅に結びつくレイアウト改善
(3)ピッキングミスを無くす倉庫のレイアウト改善の事例
(4)オフィスレイアウト改善の事例
6.『レイアウトを儲けにつなげる』
(1)レイアウト改善投資の採算性を計算する
(2)変動加工賃率を計算しよう
【演習】レイアウト投資の損得を計算する
セミナー講師
小川 正樹 氏
(株)MEマネジメントサービス 顧問、経営コンサルタント 技術士(経営工学)
(株)日本能率協会コンサルティングを経て、現在、(株)MEマネジメントサービス顧問。
原価管理、原価見積、生産・物流管理システムの立案、構築、実施やIE改善を通じて総合的コストダウンを展開し、企業の業績を改革するコンサルティング業務を中心に活動。また、開発・設計段階(CAD/CAMを含む)から製造までの領域を扱い、公開セミナーや社内教育も同時に行っている。
著書に『よくわかる「レイアウト改善」の本』、『よくわかる「品質改善」の本』、『すぐに使える工場レイアウト改善の実務』/日刊工業新聞社、『必ずわかる原価計算のしくみと実務』、『データ分析と統計』/ナツメ社など。
セミナー受講料
日本IE協会・他地区IE協会 会員 39,600円
日本生産性本部 賛助会員 46,200円
一般 52,800円 ※1名分・テキスト代込み・税込み
(会員登録が不明の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録不明」と記入してください。
当方で企業名から調査します。またこれを機会に会員登録をご検討の方は、
同じく「登録資料希望」と記入してください。特典など詳しい情報を送付します。
ご登録いただくと、今回分から会員受講料が適用可能です。)
受講について
- 演習で使うWindowsPCを準備願います
- オンラインURL送付先
Zoom ID/パスコードを、参加者のEメールへ送付します。
不具合時の連絡先として、備考欄に【Zoom 参加者の電話番号】を必ずご記入ください。 - テキスト 送付先
会社・団体に所属の方は、会社・団体の住所へ(開催日の2日前頃)宅配便にて送付します。
自宅を希望の場合は、備考欄に【自宅住所】をご記入ください。
受講料
52,800円(税込)/人