
セミナー趣旨
2050年カーボンニュートラルが重要な政策目標となる中、長期のエネルギー需給分析ツール「エネルギーシステムモデル」の分析結果が政策審議の場で参照されることが増してきました。本年2月に閣議決定された第7次エネルギー基本計画の策定プロセスにおいても、6つのモデルの分析結果を基に議論がなされています。一方で、モデルの平易な解説書は少なく、専門分野外の方にとっては分析結果の解釈に困る場面があるのではないでしょうか。
本講座ではまず、エネルギーシステムモデルの概要や特徴を説明し、その分析結果を読み解く際のポイントを説明します。その後、実際の分析事例を基に、モデルからどのような知見を得ることができるのかを紹介します。是非お気軽にご参加ください。
受講対象・レベル
カーボンニュートラル目標達成に向けて戦略を立てているCSR担当者や環境部門の方、エネルギー関連企業の技術者、企画担当者の方など
セミナープログラム
1.エネルギーシステムモデルとは何か
①エネルギーシステムとは?モデルとは?
②モデルの分類と特徴
③最適化型モデルの構造・入出力データ
④モデルのどのような点が有用か
⑤モデルの留意点
2.分析事例紹介
①日本の2050年カーボンニュートラルに関する分析事例
②世界の再生可能エネルギー・水素導入に関する分析事例
※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影・お申込者以外のご視聴はご遠慮ください。
セミナー講師
横浜国立大学 准教授/日本エネルギー経済研究所 特別主幹研究員/博士(工学)
大槻貴司 氏
2011年3月慶應義塾大学理工学部管理工学科卒業。2019年9月東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻博士課程修了。博士(工学)。2014年4月に一般財団法人日本エネルギー経済研究所に入所後、同所アジア太平洋エネルギー研究センターおよび電力・新エネルギーユニットでの勤務を経て、2022年4月より横浜国立大学准教授。日本エネルギー経済研究所特別主幹研究員を兼務。日本エネルギー経済研究所と横浜国立大学では数理計画法を用いたエネルギーシステムモデルの開発、および世界・日本の脱炭素化に向けたエネルギーミックスに関する研究に従事。経済産業省資源エネルギー庁総合資源エネルギー調査会基本政策分科会(第44回や第66回)を始め、政策審議会にモデル分析結果を複数回提供。また、2020年度日本エネルギー学会論文賞、第16回エネルギー・資源学会論文賞、2024年度日本エネルギー学会進歩賞(学術部門)等、エネルギーシステム研究に対する受賞歴を有する。
セミナー受講料
1名につき
会員 16,500円(本体 15,000円) 一般 18,700円(本体 17,000円)
※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
(所属先の会員登録有無がわからない場合、お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。)
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。
受講について
視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催1営業日前までにメールでお送りいたします。
※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。
受講料
18,700円(税込)/人
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