
SDV(SoftwareDefinedVehicle)の概要・最新動向から今後の展望~SDVの本質、変わる自動車/産業構造、日本企業が持つ優位性を掴む~
○SDV(ソフトウェア定義車)は自動車自体と産業構造をどう変えるか?その本質を掴む!
○基礎から技術・市場動向、EVや環境対応、自動運転、MaaSなどの周辺状況、SDVの成功/失敗事例、地政学的な側面も含めた国際動向と、日本企業の課題や優位性まで徹底解説。
セミナー趣旨
「100年に一度の自動車産業大変革」と言われてから10年以上が経過し、現在、この変革の最終章に差し掛かっていると感じています。2030年には、今日とは異なる事業構造や競争環境が予想され、そこでのキーワードが「ソフトウェア定義車両(SDV)」です。
当初提唱された「CASE」(Connected, Autonomous, Shared, Electrified)に加え、エネルギー革命や生成AIの急速な進化が加わることで、SDVへと昇華しました。その結果、具体的な課題解決の道筋が見やすくなり、新たな実現可能性と共に、今後必要となる事業戦略や技術戦略が明らかになって来ます。
本講座では、これらの技術革新や市場動向、さらには地政学的な側面も含めて深く理解していきます。特に、日本企業が持つ優位性を活かし、今後の戦略構築や新たな活路を見出すために必要な知見を提供いたします。
受講対象・レベル
・自動車産業(OEM、サプライヤー、保険等関連企業)やモビリティ事業(MaaS)、エネルギー事業(V2X)等において技術戦略、
事業戦略、事業企画を行っている方。
・SDVや電動車(バッテリーEV、プラグインハイブリッド車、ハイブリッド車)を開発されている方。
・生成AIの自動車への適用に興味のある方。
・自動車産業とハイテク(IT/IoT)との事業構造の違いに興味のある方。更に、それの共存・融合に課題を持たれている方。
・技術マネジメントや産業論に関心のある方。
・更に、本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。
必要な予備知識
・この分野に興味のある方なら、特に予備知識は必要ありません。
・ただし、コンピュータ、半導体、ソフトウエア、エネルギー、バッテリー、事業計画、経営企画、市場動向等に関して幅広い内容と
なりますので、高校教科書の範囲内での物理、化学、政治・経済等の基礎知識があればより理解が進みやすいかと思います。
習得できる知識
・ソフトウエア・デファインド・ビークル(SDV)とは何か、その具体例
・自動車とIT/IoTの関係、歴史的推移と今後の関係
・生成AIと半導体、ソフトウエアの進化、その自動車への適用
・自動車のアーキテクチャ(ハードウエアとソフトウエア)の今後の行方
・自動運転、運転支援とはどのように開発されているのか
・自動運転、運転支援以上に重要なSDVの存在価値
・電動車と内燃機関車の超本質的な違い
・SDVの成功例、失敗例。成功要因とは?
・グローバルな動向
・SDV時代の自動車事業の事業構造
など
セミナープログラム
1.自動車産業の現状と変革の背景
1-1. 100年に一度の変革とは何か
1-1-1. 100年間の「自動車と人間の関係」の変化、そして半導体とソフトウエアの貢献
1-1-2. CASE(コネクテッド、自動運転/運転支援、モビリティサービス、電動化)の発展
1-1-3. 電動車(バッテリーEV、プラグインハイブリッド車、ハイブリッド車)の動向と再生可能エネルギー拡大、内燃機関車の行方
1-2. SDVとはなにか
1-2-1. SDVの本質
1-2-2. SDV化におけるECU(Electric Control Unit)の役割の変化
1-2-3. SDV化における高度車載コンピュータ(SoC: System on Chip)の役割と今後の動向
1-2-4. SDVはコネクテッドであることは大前提。
その上で、ソフトウエアのOTA(Over-the-Air)アップデートが出来ないSDVは売れない
1-2-5. EVとSDVの重要な関係
1-2-6. SDVで何ができるようになるのか?
1-3. 近年の技術革新と市場動向の概観
1-3-1. 「人の脳の計算能力」を超える車載コンピュータの出現とTechnology Singularity
1-3-2. Deep Learning、そして生成AI(ChatGPT等)が生まれた背景
1-3-3. SDVにおける生成AIの利用例:TeslaとWaymo、中国新興EVメーカー
1-3-4. BYDによるDeepseek導入のインパクト
2.持続可能なモビリティとは
2-1. 電動車の普及状況と課題及びEVの進化
2-1-1. 最新の海外市場動向
2-1-2. EVは売れていないのか?その真相と驚愕的方向性
2-2. 昨今のエネルギー革命とその影響
2-2-1. 地球と再生可能エネルギー
2-2-2. 電動車と内燃機関車の決定的な違い(エネルギー利用の可逆/不可逆性)
2-3. 環境規制とSDVの関係
3.自動運転技術の進展
3-1. 自動運転のレベルと実用化の現状
3-1-1. 自動運転/運転支援の作り方
3-1-2. 自動運転/運転支援のレベル
3-1-3. 最新の海外動向
3-2. 安全性と社会受容性の課題
3-2-1. レベル3の困難性
3-2-2. レベル4、レベル5の実現性
3-3. 先進地域(国内外)の取り組み
4.MaaSとデジタルトランスフォーメーション
4-1. MaaS(Mobility as a Service)とデジタル・ツイン
4-1-1. Uber EatsはMaaSの成功例
4-1-2. 電動車はエネルギーを移動させて利用するMaaS
4-1-3. SDVで漸くMaaSが黒字化する
4-2. 自動車会社のモビリティ事業化とは
5.競争環境の変化と企業戦略
5-1. グローバル競争の新たな局面(関税による非グローバル化、ブロック経済化)
5-1-1. トランプ政権が約半年で言ってきた事、やってきた事
5-1-2. 米国、欧州、中国、日本、その他海外への影響(技術と事業環境)
5-2. 自動車産業における成長企業と衰退企業の特徴
5-2-1. 成長企業は更に成長し、衰退企業は更に衰退する、その理由
5-3. 日本企業の課題と、日本企業が持つ優位性の活かし方
6.参加者ディスカッション: 今後の展望とアクションプラン
*途中、小休憩を挟みます。
セミナー講師
名古屋大学 モビリティ社会研究所 客員教授 野辺 継男 氏
■ご略歴
1983年NEC入社、欧米でIBM互換PC事業を立ち上げ、1997年国内PC98をAT互換機に切り替え後、
パーソナルソフトウエア事業部設立。ビデオオンデマンド、テレビ会議システム等を開発。
2001年ソフトバンク入社、国内最大級のオンラインゲーム会社を設立しCEO就任。
2004年日産自動車入社、自動車のIT/IoT化を推進。Vehicle IoT事業本部及びシリコンバレーオフィスを設立。
2012年Intel入社、自動運転とCASE/MaaS等の事業開発政策推進に従事。(2024年退職)。
2014年以降、名古屋大学客員准教授(2023年1月から客員教授)を兼務し自動運転の研究調査開発に従事 (現在に至る)。
各種政府委員会メンバー歴任。日経BP、エコノミスト等で多数執筆。2024年12月中国でSDVに関する本(共著)を出版。
セミナー受講料
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 40,700円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき29,700円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 46,200円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,200円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
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受講料
40,700円(税込)/人