イノベーション成功のプログラム IPI詳細解説(その2)

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 前回のその1に続いて解説します。イノベーション2015年4月から6回に亘り「イノベーションを成功させるカギ」について書き、この中で、7月には「イノベーション成功のカギ、自動車、半導体と液晶の事例」を書きました。シャープ出身の中田教授は著書の中で、「日本の液晶が勝てなくなったのは、一言でいうと“急速な産業構造の変化に日本企業は対応できなかった”ことだ」と書いています。また筆者は8月に、急速な産業構造の変化に対応するカギとして「目的指標」の設定を提案しています。
 
 イノベーションを成功させるには、まず「企業の体力づくり」が必要であることから、その一つの方策として、9月から4回に亘って「カイゼンを効果的に進める方法」について書きました。そして、2016年1月には、カイゼンとイノベーションを戦略的に進める効果的な方法として、「一倉定(さだむ)の社長学“経営戦略”」を引用した事例「経営戦略をやさしく実践し、成果を上げる」を書いています。
 
 2015年8月に「目的指標」設定の提案に続いて「イノベーション成功のプログラム(第1フェーズ)」を提案しました。第1フェーズでは、2016年1月掲載「経営戦略をやさしく実践し、成果を上げる(一倉定氏の年計分析と商品分析の応用)」にありますように、商品を大きく6つに分類します。
 
①昨日の商品(斜陽商品)
②今日の商品(安定商品)
③明日の商品(成長商品)
④特殊商品(お客さんの個別の要求に対応してきた結果の商品)
⑤経営者の我が申し子(経営者が執着している商品)
⑥シンデレラ(大きく化ける可能性のある商品)
 
 企業の体力づくりには、基本として①④⑤の3つを何とか早く切り捨てるように経営者の決断を促す必要があります。次に②について、QCDを向上させるカイゼンを効果的に実施し、更に③⑥については、それぞれがどんな“目的指標”の下に製造販売されていて、それが将来どのような姿になるのか、について自由討議し、その結果を広く社内に発表するわけです。
 
 今回は、上記につづく(第2フェーズ)を提案いたします。第2フェーズには2つの方向があります。一つは、②に対する効果的なカイゼン(QCDの向上)(方向SK, Strategic Kaizen)であり、もう一つは、③⑥に対してグローバルな視点からみた効果的イノベーション(適切な「目的指標」の設定と達成)(方向SI, Strategic Innovation)です。
 

◆第2フェーズの方向 SK(戦略カイゼン)のプログラム

1.戦略カイゼンチームの結成

(1)戦略カイゼンチーム
  戦略カイゼンを推進するコアチームと現場で実践する現場チームで構成します。コアチームは、第1
    フェーズの結果を聞いて自分から進んで参加する若手メンバーを募集し、応募者から学歴・地位など
  に 関係なく真にやる気のあるメンバーを5人(例えば40代1人、30代2人、20代2人)を選び、現
  場チームは、代表商品(下記)を製造販売している責任者以下全社員で構成します。
 
(2)戦略カイゼンチーム数
  最初は、トライアルとして1チームでスタートします。(方向SIも1チーム、合せて2チーム)
 
(3)戦略カイゼンチーム活動規範
  コアチームは、現場の実態をよく把握した上で、既存の制約条件に縛られず自由かつ柔軟な発想で活
  動し、現場チームは、カイゼンの心である「とにかくやってみよう」という行動力で活動します。
 
(4)戦略カイゼンチームのリーダー
  コアチームのリーダーは第1回のミーティングで互選し、現場チームのリーダーは職場長がその任に
  あたります。
 

2.戦略カイゼンの目的

(1)会社の将来を担う「戦略カイゼン」の実現の第1歩として、主要製品(上記②今日の商品)のQCD
   向上を、代表商品を選んで、9月に書きました「極意・生産品質管理の基本」を応用して効果的に進
   めます。
 
(2)上記を通じて「自分で考え・実践する人財」を育成します。
 

3.期限と討議回数

 6ヶ月の期限で月に1回、全6回を終日討議と合宿討議を組み合せて行います。
 

4.戦略カイゼンの進め方

(1)メンバーは通常勤務をしつつ、各々が、情報収集など必要な活動を分担し協力し合って、責任を
   持って進めます。
 
(2)代表商品の製造販売に関る当事者の協力が不可欠なので、現場チームの上司には戦略カイゼンの重
   要性とチームの活動規範についてしっかりと理解して貰う。そのためには経営幹部の理解が欠かせ
   ません。
 

5.指導

 IPIものづくり革新実践塾の専任講師が、責任を持って必要な支援をします。
 

◆第2フェーズの方向 SI(戦略イノベーション)のプログラム

1.戦略イノベーションチームの結成

(1)戦略イノベーションチーム
  第1フェーズの結果を聞いて自分から進んで参加する若手メンバーを募集し、応募者から学歴・地位
      などに関係なく真にやる気のあるメンバーを5人(例えば40代1人、30代2人、20代2人)選びます
 
(2)戦略イノベーションチーム数
  最初は、トライアルとして1チームでスタートします。(方向SKも1チーム、合せて2チーム)
 
(3)戦略イノベーションチームの活動規範
  グロバルナ視点から、市場および技術の実態をよ~く把握した上で、既存の概念に捉われず自由かつ
  柔軟な発想で活動します。
 
(4)戦略イノベーションチームのリーダー
  リーダーは第1回のミーティングで互選し、状況により交代することも出来る(互選)
 

2.戦略イノベーションの目的

(1)会社の将来を左右する「戦略イノベーション」の実現の第1歩として、前記の③明日の商品、又
   は、⑥シンデレラについて、代表商品を選んで、現在どのような目的指標で製造販売されており、
      そのまま行くと将来どのようになるか厳正に考察し、そして将来的に会社を支える商品に育つために
      はどんな目的指標が必要で、どの...
 前回のその1に続いて解説します。イノベーション2015年4月から6回に亘り「イノベーションを成功させるカギ」について書き、この中で、7月には「イノベーション成功のカギ、自動車、半導体と液晶の事例」を書きました。シャープ出身の中田教授は著書の中で、「日本の液晶が勝てなくなったのは、一言でいうと“急速な産業構造の変化に日本企業は対応できなかった”ことだ」と書いています。また筆者は8月に、急速な産業構造の変化に対応するカギとして「目的指標」の設定を提案しています。
 
 イノベーションを成功させるには、まず「企業の体力づくり」が必要であることから、その一つの方策として、9月から4回に亘って「カイゼンを効果的に進める方法」について書きました。そして、2016年1月には、カイゼンとイノベーションを戦略的に進める効果的な方法として、「一倉定(さだむ)の社長学“経営戦略”」を引用した事例「経営戦略をやさしく実践し、成果を上げる」を書いています。
 
 2015年8月に「目的指標」設定の提案に続いて「イノベーション成功のプログラム(第1フェーズ)」を提案しました。第1フェーズでは、2016年1月掲載「経営戦略をやさしく実践し、成果を上げる(一倉定氏の年計分析と商品分析の応用)」にありますように、商品を大きく6つに分類します。
 
①昨日の商品(斜陽商品)
②今日の商品(安定商品)
③明日の商品(成長商品)
④特殊商品(お客さんの個別の要求に対応してきた結果の商品)
⑤経営者の我が申し子(経営者が執着している商品)
⑥シンデレラ(大きく化ける可能性のある商品)
 
 企業の体力づくりには、基本として①④⑤の3つを何とか早く切り捨てるように経営者の決断を促す必要があります。次に②について、QCDを向上させるカイゼンを効果的に実施し、更に③⑥については、それぞれがどんな“目的指標”の下に製造販売されていて、それが将来どのような姿になるのか、について自由討議し、その結果を広く社内に発表するわけです。
 
 今回は、上記につづく(第2フェーズ)を提案いたします。第2フェーズには2つの方向があります。一つは、②に対する効果的なカイゼン(QCDの向上)(方向SK, Strategic Kaizen)であり、もう一つは、③⑥に対してグローバルな視点からみた効果的イノベーション(適切な「目的指標」の設定と達成)(方向SI, Strategic Innovation)です。
 

◆第2フェーズの方向 SK(戦略カイゼン)のプログラム

1.戦略カイゼンチームの結成

(1)戦略カイゼンチーム
  戦略カイゼンを推進するコアチームと現場で実践する現場チームで構成します。コアチームは、第1
    フェーズの結果を聞いて自分から進んで参加する若手メンバーを募集し、応募者から学歴・地位など
  に 関係なく真にやる気のあるメンバーを5人(例えば40代1人、30代2人、20代2人)を選び、現
  場チームは、代表商品(下記)を製造販売している責任者以下全社員で構成します。
 
(2)戦略カイゼンチーム数
  最初は、トライアルとして1チームでスタートします。(方向SIも1チーム、合せて2チーム)
 
(3)戦略カイゼンチーム活動規範
  コアチームは、現場の実態をよく把握した上で、既存の制約条件に縛られず自由かつ柔軟な発想で活
  動し、現場チームは、カイゼンの心である「とにかくやってみよう」という行動力で活動します。
 
(4)戦略カイゼンチームのリーダー
  コアチームのリーダーは第1回のミーティングで互選し、現場チームのリーダーは職場長がその任に
  あたります。
 

2.戦略カイゼンの目的

(1)会社の将来を担う「戦略カイゼン」の実現の第1歩として、主要製品(上記②今日の商品)のQCD
   向上を、代表商品を選んで、9月に書きました「極意・生産品質管理の基本」を応用して効果的に進
   めます。
 
(2)上記を通じて「自分で考え・実践する人財」を育成します。
 

3.期限と討議回数

 6ヶ月の期限で月に1回、全6回を終日討議と合宿討議を組み合せて行います。
 

4.戦略カイゼンの進め方

(1)メンバーは通常勤務をしつつ、各々が、情報収集など必要な活動を分担し協力し合って、責任を
   持って進めます。
 
(2)代表商品の製造販売に関る当事者の協力が不可欠なので、現場チームの上司には戦略カイゼンの重
   要性とチームの活動規範についてしっかりと理解して貰う。そのためには経営幹部の理解が欠かせ
   ません。
 

5.指導

 IPIものづくり革新実践塾の専任講師が、責任を持って必要な支援をします。
 

◆第2フェーズの方向 SI(戦略イノベーション)のプログラム

1.戦略イノベーションチームの結成

(1)戦略イノベーションチーム
  第1フェーズの結果を聞いて自分から進んで参加する若手メンバーを募集し、応募者から学歴・地位
      などに関係なく真にやる気のあるメンバーを5人(例えば40代1人、30代2人、20代2人)選びます
 
(2)戦略イノベーションチーム数
  最初は、トライアルとして1チームでスタートします。(方向SKも1チーム、合せて2チーム)
 
(3)戦略イノベーションチームの活動規範
  グロバルナ視点から、市場および技術の実態をよ~く把握した上で、既存の概念に捉われず自由かつ
  柔軟な発想で活動します。
 
(4)戦略イノベーションチームのリーダー
  リーダーは第1回のミーティングで互選し、状況により交代することも出来る(互選)
 

2.戦略イノベーションの目的

(1)会社の将来を左右する「戦略イノベーション」の実現の第1歩として、前記の③明日の商品、又
   は、⑥シンデレラについて、代表商品を選んで、現在どのような目的指標で製造販売されており、
      そのまま行くと将来どのようになるか厳正に考察し、そして将来的に会社を支える商品に育つために
      はどんな目的指標が必要で、どのようにしたら実現するか、について、真剣に討議し提案します。
 
(2)上記を通じて「自分で考え・実践する人財」を育成します。
 

3.期限と討議回数

 6ヶ月の期限で月に1回、全6回を終日討議と合宿討議を組み合せて行います。
 

4.戦略イノベーションの進め方

 メンバーは通常勤務をしつつ、各々が、情報収集など必要な活動を分担し協力し合って、責任を持って進めます。
 

5.指導

 IPIものづくり革新実践塾の専任講師が、責任を持って必要な支援をします。
 

◆イノベーション成功のプログラム IPI詳細解説その2のまとめ

  第1フェーズ、第2フェーズのプログラム詳細について興味のある方は、お問合せください。また2015年4月以降の一連の記事については私のプロフィールページでご覧いただけます。
 
 

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この記事の著者

鈴木 甫

「生き残る」のは “強いもの” でも “賢いもの”でもなく「変化に対応できるもの」!「ポストコロナ『DX』の激変する環境に対応する企業支援」に真剣に取り組んでいます!            E-mail: h.suzuki@dr-practice.com

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