強い工場を作るプログラムとは

 強い工場を作るプログラムとは一体どのようなものでしょうか、今までの工場はモノを作るための「ものづくりの現場」を大事にして来ました。ただこれからは、「ものづくりの現場」だけでは、本当の意味の強い工場を実現できません。
◆関連解説『生産マネジメントとは』
 

1.製造工程に高付加価値工程を付加する

 
 「強い工場とは何か」では、逆スマイルカーブからスマイル・カーブのビジネスモデルへの転換の必要性を解説しました。すなわち、世界一の「ものづくり技術」と、新たに高付加価値化のためのしくみ「ソフト」を融合させることが必要です。
 
             
 

2.製造工程を支える上流・下流工程

 
 下図の「強い工場の概念図」を見てください。付加価値を高めるためには、マーケティングや商品企画、顧客開拓など、付加価値を生み出す工程を工場の機能として組み込むことが必要になっています。
 
       
 

3.小ロットに耐えうる製造工程の改革

 
 一方、製造工程では、より一層の高度化を図っていかなければなりません。顧客ニーズに沿った、より良い品質(Q)の製品を安く(C)納期通りに(D)作ることを目的とした工場の改革が必要です。
 

4.人材・組織は改革を進める原動力

 
 改革を進めるに当たっては、人材育成と組織改革は必須の要素でであることを忘れてはなりません。
 
 次回から、中小製造業の利益の出るトヨタ式生産管理のポイントとして、製造業の工場品質改...
善の進め方・事例の解説を連載します。
 
 

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