工場監査、工程監査は委託生産(新規生産立上げ)において重要な位置づけとなります。今回は、工程監査のポイントを解説します。工場監査・工程監査はその目的によって内容は大きく異なります。そこで、手順を以下のように整理して準備を進めます。
1. 監査の目的別に分類
- 新しく協力企業を開拓したいので経営状態を確認したい
- 新製品の立ち上げなどで、その製造工程は適合しているか
- 不良発生時の再発防止策の確認する
- 量産開始後、工場の環境、作業方法や品質に問題ないかを確認する
2. 監査方法による分類
- ISO9000やISO14000のマネジメントシステムに沿った監査
- 商品の規格や、製造手順書に沿った製造工程の監査
- 工場設備や機械装置などの基準、法律に沿った監査
- 両社間の契約内容に適合しているかどうかの監査
- 独自監査項目に沿った監査