1.記憶に残る40の発明原理の覚え方
40の発明原理は、経験的に、TRIZのツールの中で、シンプルで成果が出しやすく、一番多く活用されているツールです。でもなかなか覚えるのには一苦労していました。図1および図2に、インパクトが強く覚えやすいイラスト版40の発明原理を紹介します。これは、栗原幸男さんが原画を描いてくださったものを筆者が監修したものです。他にも簡略的な図で表現した智慧カードや高木芳徳さんが考案した数字を図表したものが紹介されております。ここで紹介する図は、TRIZを使うのが楽しくなるツールになると思います。拡大版を欲しい場合は、筆者のプロフィールページのリンク先からダウンロードしてください。
図1 40の発明原理の覚え方(1~20)
図2 40の発明原理の覚え方(21~40)
2.矛盾マトリクス検索ソフトを使いこなそう
40の発明原理は、特にTRIZの知識がなくても使えます。なぜなら、オズボーンのチェックリストの延長線上のツールと思えばよいからです。また、いままで多くのお客様や後輩からも、そのような使い方での成果報告をたくさんいただいております。これは、課題、問題点およびリスクに対して、40の発明原理をスキャンさせて、各々の発明原理をヒントにアイデアを愚直に発想していけばよいのです。
ここでは、TRIZの意味を本で学習したり、セミナーで演習を通じて習得したりした方のために、矛盾マトリクスを一発検索できるソフトを紹介します。前記のリンク先にアクセスすると、図3のような矛盾マトリクス検索画面が現れ、「改善する特性」と「悪化する特性」を選択すると矛盾マトリクスの交点の発明原理が表示され...