※この記事は、専門家 嶋村 良太氏の記述に、ものづくりドットコム事務局が補足したものです。事務局の記載部分は背景色グレーで表示しています。
フォトニクス技術は光を利用して情報を処理する技術で、特徴としては高速性、省エネルギー性、高密度性などが挙げられます。市場動向としては、通信、医療、エネルギー、センシングなどの分野で広く活用されており、今後ますます需要が高まると予測されています。フォトニクス技術は今後のテクノロジーの発展に大きく貢献することが期待されています。今回は、このような背景を踏まえてシリコンフォトニクスの概要を解説します。
1. シリコンフォトニクスとは?
次世代の半導体製品の製造技術として、シリコンフォトニクスへの期待が高まっています。これはシリコン半導体チップと、化合物半導体の高周波・光デバイスを融合させた半導体製造技術で、従来別々に製造していたチップを高集積・小型化して次世代の高速通信ネットワークなどの高度化に対応するものです。
ICTの基盤としての光伝送技術分野では,光デバイスそのものを省エネルギー化すると共にICTシステムを省エネルギー化する取り組みが進められています。その実現のためにも、光デバイス小型・集積化の今後を担うシリコンフォトニクス技術の発展が期待されます。
◆ シリコンフォトニクスと光学ユニットの違い
シリコンフォトニクスと光学ユニットの違いを整理しますと次のようになります。
【シリコンフォトニクス】
- シリコンフォトニクスは、光を利用して情報を伝送するための技術であり、主にシリコンを用いて製造されます。
- シリコンフォトニクスは、集積回路と組み合わせることができ、高速かつ効率的なデータ通信や情報処理を実現します。
- シリコンフォトニクスは、光を制御するための構造や素材を研究し、光信号を電気信号に変換するために使用されます。
【光学ユニット】
- 光学ユニットは、光学機器や部品の集合体であり、光信号を処理、増幅、変換するために使用されます。
- 光学ユニットには、レンズ、フィルター、ミラー、光ファイバーなどが含まれ、光信号の伝送や制御に役立ちます。
- 光学ユニットは、通信、医療、産業、エンターテイメン...