技術士第二次試験対策:解答を事前に考える(その3)

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技術士

 

 

前回の記事の中で、「『解答の主旨と解答の主旨の説明』を考える」について書きました。今回は、これを深堀した内容です。

【目次】

 

【特集】技術士第二次試験対策:技術士第二次試験に関する記事まとめページはこちら!口頭試験や論文対策などのポイントについての記事を紹介しています。

【この連載の前回へのリンク】

 

1.解答を事前に考える

2022年4月14日に掲載した「会話から考える論文の書き方(その2)」をテーマにした記事の中で以下のような問題を書きました。

 

キャッシュレス決済のメリットについて2つ述べよ。この問題に対して以下のような解答を書きました。

 

キャッシュレス決済のメリットとは、「店舗などの事業効率化」と「スピーディーな決済の実現」である。キャッシュレス決済にすれば、閉店後に行う集計時の現金の確認や売上金の銀行への入金などが省け現金管理業務が効率化される。また、現金を夜間金庫に預けることもなくなる。キャッシュレス決済にすれば、現金とお釣りの受け渡しがないため素早く決済ができる。また、キャッシュレス決済をする人が増えればレジでの持ち時間が短くなる。

 

解答を事前に考えるとは、例えば、以下のようなことを考えることです。

 

  • 解答の主旨-店舗などの事業効率化
  • 解答の主旨の説明-集計時の現金の確認、売上金の銀行への入金
  • 解答の主旨-スピーディーな決済の実現
  • 解答の主旨の説明-レジでの早い決済、待ち時間の短縮

 

すなわち、解答の主旨(解答の軸になるもの)をキーワードなどでまず問題用紙の空きスペースに書き出し、次に、解答の主旨の説明(解答の主旨に関すること)をキーワードなどで書き出します。これは、解答の主旨と解答の主旨の説明を使って解答の骨子(解答の骨組み)を作ることです。

 

解答を書く場合には、解答の骨子(解答の骨組み)に文や文章で肉付けをして解答を答案用紙に書き出します。

 

このように、「解答の主旨と解答の主旨の説明」を考えて論文を書くことで、頭の中を整理して解答を書くことができ、試験官に解答が明確に伝わる論文を書くことが...

技術士

 

 

前回の記事の中で、「『解答の主旨と解答の主旨の説明』を考える」について書きました。今回は、これを深堀した内容です。

【目次】

 

【特集】技術士第二次試験対策:技術士第二次試験に関する記事まとめページはこちら!口頭試験や論文対策などのポイントについての記事を紹介しています。

【この連載の前回へのリンク】

 

1.解答を事前に考える

2022年4月14日に掲載した「会話から考える論文の書き方(その2)」をテーマにした記事の中で以下のような問題を書きました。

 

キャッシュレス決済のメリットについて2つ述べよ。この問題に対して以下のような解答を書きました。

 

キャッシュレス決済のメリットとは、「店舗などの事業効率化」と「スピーディーな決済の実現」である。キャッシュレス決済にすれば、閉店後に行う集計時の現金の確認や売上金の銀行への入金などが省け現金管理業務が効率化される。また、現金を夜間金庫に預けることもなくなる。キャッシュレス決済にすれば、現金とお釣りの受け渡しがないため素早く決済ができる。また、キャッシュレス決済をする人が増えればレジでの持ち時間が短くなる。

 

解答を事前に考えるとは、例えば、以下のようなことを考えることです。

 

  • 解答の主旨-店舗などの事業効率化
  • 解答の主旨の説明-集計時の現金の確認、売上金の銀行への入金
  • 解答の主旨-スピーディーな決済の実現
  • 解答の主旨の説明-レジでの早い決済、待ち時間の短縮

 

すなわち、解答の主旨(解答の軸になるもの)をキーワードなどでまず問題用紙の空きスペースに書き出し、次に、解答の主旨の説明(解答の主旨に関すること)をキーワードなどで書き出します。これは、解答の主旨と解答の主旨の説明を使って解答の骨子(解答の骨組み)を作ることです。

 

解答を書く場合には、解答の骨子(解答の骨組み)に文や文章で肉付けをして解答を答案用紙に書き出します。

 

このように、「解答の主旨と解答の主旨の説明」を考えて論文を書くことで、頭の中を整理して解答を書くことができ、試験官に解答が明確に伝わる論文を書くことができます。

 

また、解答の骨子(解答の骨組み)を考えることで、解答を答案用紙に書き出す前にその内容が確認できます。答案用紙に書いた後の確認では、修正したい箇所があっても時間の関係から修正ができないことがあります。

 

試験場では、解答の主旨と解答の主旨の説明を使って解答の骨子(解答の骨組み)を作り、それを確認したうえで論文を書いてください。

 

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この記事の著者

森谷 仁

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