◆ものづくり企業のR&Dと経営機能
ものづくり企業のR&D現場において、管理手法の導入が活発です。古くは、QC、QFD、VE、標準化、編集設計、原価企画・管理、さらに近年では、FTA・FMEA、デザインレビュー、QE、TRIZ、プロジェクトマネジメント、コンカレントエンジニアリング、フロントローディング、テクノロジーマネジメントなど、様々なものがあります。
その背景として、R&Dの経営機能としての重要性が高まっていること(R&Dに対する投資が増加していること)、そのため効率よくアウトプットすること(効率化)が求められていること、さらには、これまで他の経営機能に比較して手つかずだったR&D分野おける管理手法の研究が進展したことなどが挙げられます。
しかし、最近のR&Dでは、管理過多になっている現場も見受けられるように感じます。次から次へと新しい管理手法を導入して振り回されている現場、技術者・研究者の行動を細かく管理するマイクロマネジメントに陥っている現場、製品開発のプロセスを細かく規定し資料を作らせる現場など、管理すること自体が目的化し、管理手法が独り歩きしている状況を目にすることがあります。
ものづくり企業のR&Dと経営機能について、ものづくりドットコム 登録専門家の平木 肇氏が解説しています。
【ものづくり企業のR&Dと経営機能 厳選記事】
【厳選記事の執筆者紹介】
<<この厳選記事を利用の際のお願い>>
ここで紹介する記事の転載は固くお断りします。少人数での個人的な勉強会での使用のみに限定してください。