◆ 新規事業の生み出し方
新規事業のコンサルティングサービスは、大手コンサルティング会社のものとは異なり、そのアプローチは、単にアイデアを提供するだけではなく、新規事業が持続可能に成長するよう、クライアントのチームと密接に協力し、企業文化にマッチした方法でコンサルティングを進めます。アイデア提供、他社との協業を通じたオープンイノベーションの支援も行います。
良いアイデアがあっても、それが製品化されるまでの道のりは簡単ではありません。アイデアが最終的な製品に至るまでには、マーケティングや試作の段階で徐々にその形を変えていかなければなりません。
アイデア提供だけでは、途中で市場のニーズに合わなくなった場合(たとえば市場に合わないと判断された際)、プロジェクトは失敗と見なされがちです。しかし、適切な変更を行うことで市場に適した製品が完成することが多いです。このプロセス全体を通じて、クライアントと共に伴走し、サポートを提供します。
次に、事例を紹介します。大企業はある段階までコンサルティングした後、社内でプロジェクトを進めることが多いようです。中小企業では、商品化までの伴走支援を求められることが一般的です。
【事例1】中小企業での新商品開発
課題: 新しい商品開発の意欲はあるが、具体的な方法がわからない。
支援内容:
社内の強みや得意分野、望む方向性を調査(アンケート実施を含む)。
テーマを特定し、具体的な進め方を提案。
外部リソースを活用して試作品を作成。
試作品の特徴を特許出願し、他社の参入を抑止。
展示会に出展し、テストマーケットを開始。
【事例2】大企業での新規商品開発とコストダウン
課題: 既存商品の売上が伸び悩み、新しい商品の開発が必要。
支援内容:
既存商品から派生する商品候補を10程度選定。
企業名を伏せた覆面市場調査を10回以上実施。
調査結果から有望なテーマを一つ選び、製造の適性を考慮。
既存の生産ラインを活用した商品開発をサポート。
市場とのヒアリングを重ね、過剰スペックの削減とコストダウンを実現。
【事例3】大企業の研究所にて新規デバイスの開発支援
課題: デバイス技術に関する専門知識が不足し、開発方向性が定まらない。
※既に開始していたプロジェクトの技術支援。
支援内容:
現状を速やかに把握し、知的財産として保護可能な領域を特定しサポート。
コストを考慮した構造設計のためのアイデアを提供。
外部と連携しながら試作品の製作を支援。
将来の市場展開を見据えた知的財産の構築をサポート。