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先日、SDGsサミットが東京ビックサイトで開催され「安全意識と文化」について講演をしました。講演会場に集まった方々と、WEB視聴する方がいるハイブリット方式の講演だったのですが、実は私、講演前に極度の緊張状態に陥り、動悸、全身のこわばりと発汗が起き、不安感もマックスに達していました。ところが「なぜこんなに緊張しているのだろう?」と考えながら、その原因に気付いたところ、落ち着きを取り戻していつものペースで登壇することが出来たのです。
あなたも人前で話すとき「なぜこんなに緊張してしまうのだろう?」そんな風に思ったことはありませんか?実は緊張には、心理学的にも脳科学的にも理由があります。そしてその正体を知ることで、緊張をコントロールし、むしろエネルギーに変えることができるのです。今回は、緊張を味方につけるというお話です。緊張の正体を知り、それを克服する方法を知れば、次回のプレゼンやスピーチで自信を持ち、緊張をエネルギーに変えて成功へと繋げる力を手にできるでしょう!緊張の克服があなたの自信になります。
1. 緊張の正体とは?
人が緊張を感じるとき、心理的には「失敗への恐れ」や「他者からの評価」に対する不安が働いています。一方で、脳科学的には、これは脳の「扁桃体」が活性化している状態です。扁桃体は、不安や恐怖を感知し、体を戦闘モードにする司令塔のような役割を担っています。この扁桃体が活発になると、次のような体の反応が引き起こされます。
- 心拍数の上昇:緊急時に備えて血液を全身に送り込む。
- 呼吸の速まり:酸素供給を増やすために呼吸が浅く速くなる。
- 筋肉の緊張:即座に動けるようにするため。
これらは本来、命の危機を乗り越えるために必要な反応です。しかし、現代社会では「命の危険がない状況」、例えばプレゼンや講演の場面でも、この仕組みが過剰に働いてしまうのです。
(1)緊張の「認知」と「受容」
心理学では、緊張を引き起こすのは「出来事そのもの」ではなく、それ...

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先日、SDGsサミットが東京ビックサイトで開催され「安全意識と文化」について講演をしました。講演会場に集まった方々と、WEB視聴する方がいるハイブリット方式の講演だったのですが、実は私、講演前に極度の緊張状態に陥り、動悸、全身のこわばりと発汗が起き、不安感もマックスに達していました。ところが「なぜこんなに緊張しているのだろう?」と考えながら、その原因に気付いたところ、落ち着きを取り戻していつものペースで登壇することが出来たのです。
あなたも人前で話すとき「なぜこんなに緊張してしまうのだろう?」そんな風に思ったことはありませんか?実は緊張には、心理学的にも脳科学的にも理由があります。そしてその正体を知ることで、緊張をコントロールし、むしろエネルギーに変えることができるのです。今回は、緊張を味方につけるというお話です。緊張の正体を知り、それを克服する方法を知れば、次回のプレゼンやスピーチで自信を持ち、緊張をエネルギーに変えて成功へと繋げる力を手にできるでしょう!緊張の克服があなたの自信になります。
1. 緊張の正体とは?
人が緊張を感じるとき、心理的には「失敗への恐れ」や「他者からの評価」に対する不安が働いています。一方で、脳科学的には、これは脳の「扁桃体」が活性化している状態です。扁桃体は、不安や恐怖を感知し、体を戦闘モードにする司令塔のような役割を担っています。この扁桃体が活発になると、次のような体の反応が引き起こされます。
- 心拍数の上昇:緊急時に備えて血液を全身に送り込む。
- 呼吸の速まり:酸素供給を増やすために呼吸が浅く速くなる。
- 筋肉の緊張:即座に動けるようにするため。
これらは本来、命の危機を乗り越えるために必要な反応です。しかし、現代社会では「命の危険がない状況」、例えばプレゼンや講演の場面でも、この仕組みが過剰に働いてしまうのです。
(1)緊張の「認知」と「受容」
心理学では、緊張を引き起こすのは「出来事そのもの」ではなく、それをどう捉えるかという「認知」の仕方だと考えます。例えば「プレゼンでミスをしたら恥ずかしい」という考え方が、緊張を強くする原因になります。
【ラベリングで緊張をコントロール】
自分が緊張していることを言葉にして認めるだけで、感情が和らぐことがあります。これを「ラベリング」といいます。
例えば、次のように自分に語りかけてみましょう。
- 「私は今、他人の評価を気にしている」
- 「失敗を恐れているけれど、準備はしてきた」
緊張を否定せず「これは自然な反応だ」と受け入れることで、脳はその状況に順応しやすくなります。
2. 脳科学の視点~扁桃体を落ち着かせる方法~
脳科学的には、扁桃体の興奮を抑えることで、体と心の緊張を和らげることができます。そのための具体的な方法を紹介します。
(1) 呼吸法で自律神経を整える
深呼吸は、交感神経(興奮状態)から副交感神経(リラックス状態)への切り替えを助けます。特に、4-7-8呼吸法が効果的です。
- 4秒かけて鼻からゆっくり息を吸う。
- 7秒間息を止める。
- 8秒かけて口から息をゆっくり吐く。
これを数回繰り返すことで、扁桃体の過剰な反応を抑えることができます。呼吸の時間は、人それぞれ適した時間があります。あなたに合った、時間を見つけてみましょう。
(2) 前頭前野を活性化させる
緊張時、扁桃体の働きが強くなると、前頭前野(理性的な思考を司る部分)の活動が低下します。このバランスを取り戻すには、「ポジティブなイメージ」と「セルフトーク」が有効です。例えば、次のように考えてみましょう
- 「緊張しているのは、私がこの場を大切に思っている証拠だ。」
- 「失敗しても、聴衆はそれほど気にしない。」
今回の私は「会社のために、ではない。聴いてくださる方のために話しをするんだ。」と気分を切り替えたところ、急に楽になりました。
3. 緊張を感じる瞬間を物語で理解する
◆ケース1:初めてのプレゼンでの失敗
入社2年目の山田さんは、初めての社内プレゼンに挑戦しました。しかし、緊張のあまり言葉が出なくなり、沈黙が続いてしまいました。彼が後で気づいたのは「上司に悪い印象を与えたくない」という不安が原因だったことです。次回のプレゼンでは、ラベリングと深呼吸を取り入れた結果、適度な緊張感を保ちながら話すことができました。
◆ケース2:スピーチ中の頭まっしろ事件
白石さんは結婚式のスピーチで、途中で何を話していたのか忘れてしまいました。実は彼女の緊張の原因は「みんなの期待に応えなければ」というプレッシャーでした。後からそれに気づいた彼女は「完璧でなくても、自分らしく話せばいい」と考えるようになり、次回のスピーチではリラックスして臨むことができました。
4. 緊張をエネルギーに変えるための心理学+脳科学アプローチ
(1)緊張の原因を探る
自分が「何に緊張しているのか」を自問し、ラベリングしてみてください。漠然とした不安を具体的にすることで、扁桃体の過剰な反応を抑える手助けになります。
(2)身体から緊張を和らげる
呼吸法や軽いストレッチを取り入れ、体の緊張をほぐすことも重要です。
(3)ポジティブなセルフトーク
心理学的にも脳科学的にも、ポジティブな自己対話は効果があります。「私はできる」「失敗しても成長の一歩だ」と自分に語りかけましょう。
5. まとめ
緊張は、あなたがその場を大切に思い、真剣に向き合っている証拠です。それを否定するのではなく「自分の中のエネルギー」として受け入れることが大切です。心理学と脳科学の知識を活用すれば、緊張をコントロールし、その力を自分の味方に変えることができます。
【緊張の正体を知ると気持ちが楽になる】
緊張の原因は「未知への不安」や「評価への恐れ」にあります。それを明らかにするだけで、不安が具体化し、対策が見えてきます。
【脳科学を活用して緊張をリセットする】
扁桃体が「危険!」と警報を鳴らすのは自然なこと。でも、呼吸法やイメージトレーニングを使えば、そのスイッチをオフにできます。
【緊張は「成長のサイン」だと捉える】
緊張するのは、あなたがその場を大切に思い、ベストを尽くしたい証拠です。このエネルギーを活用すれば、あなたのパフォーマンスは格段に上がります。
【緊張の克服があなたの自信になる。】
緊張の正体を知り、それを克服する方法を知れば、次回のプレゼンやスピーチで自信を持ち、緊張をエネルギーに変えて成功へと繋げる力を手に入れましょう!
次に緊張を感じたら、それを「成長のチャンス」と考えてみてください。その場を乗り越えたとき、きっと今まで以上の自分に出会えるはずです。
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