ISO9001規格改定動向及び対応

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1.ISO9001規格改訂の動向

 ご存知のようにISO9001及びISO14001の改訂が2016年予定されています。ISO9001改訂のスケジュールは、現在のところ次のような予定になっています。

 20157月 FDIS(国際規格最終案)発行、投票開始
 20159月 ISO 9001:2015発行
 201512月 JIS Q 9001:2015改正

 ISO14001改訂は、これより数か月先行して進んでおります。

 要求事項の本質的な変更・追加は、それほど多くはありませんが、今後ISOが発行するマネジメントシステム規格は、共通の構成(序文、箇条1から箇条10)となるため、かなり変更されたように見えます。「組織の状況の理解」「リスクと機会」などの目新しい文言の記述が、見かけ上の変更の大きさをより助長させているかもしれません。発行後、3年間の「移行期間」がありますので、この期間に準備完了させれば良いことになります。 

 具体的に各企業が動くのはFDIS発行後が妥当でしょうが、事前におおまかな概要とともに、主な変更点と自社の対応等について方針を固め、凡その工数なりスケジュールイメージを想定しておくのは、多くの企業が新年度を迎える4月までに固めるのが良いかもしれません。何よりも、現状のマネジメントシステムに何らかの疑問を感じている場合には、これを解消する絶好の機会とすべきでしょう。 
 

2.ISO9001規格改訂に伴う取り組み方針

 現行マネジメントシステムのモヤモヤ感は如何ほどで、この改訂の機会にどう取り組むかを以下の観点で決める必要があります。

○規格内容...

1.ISO9001規格改訂の動向

 ご存知のようにISO9001及びISO14001の改訂が2016年予定されています。ISO9001改訂のスケジュールは、現在のところ次のような予定になっています。

 20157月 FDIS(国際規格最終案)発行、投票開始
 20159月 ISO 9001:2015発行
 201512月 JIS Q 9001:2015改正

 ISO14001改訂は、これより数か月先行して進んでおります。

 要求事項の本質的な変更・追加は、それほど多くはありませんが、今後ISOが発行するマネジメントシステム規格は、共通の構成(序文、箇条1から箇条10)となるため、かなり変更されたように見えます。「組織の状況の理解」「リスクと機会」などの目新しい文言の記述が、見かけ上の変更の大きさをより助長させているかもしれません。発行後、3年間の「移行期間」がありますので、この期間に準備完了させれば良いことになります。 

 具体的に各企業が動くのはFDIS発行後が妥当でしょうが、事前におおまかな概要とともに、主な変更点と自社の対応等について方針を固め、凡その工数なりスケジュールイメージを想定しておくのは、多くの企業が新年度を迎える4月までに固めるのが良いかもしれません。何よりも、現状のマネジメントシステムに何らかの疑問を感じている場合には、これを解消する絶好の機会とすべきでしょう。 
 

2.ISO9001規格改訂に伴う取り組み方針

 現行マネジメントシステムのモヤモヤ感は如何ほどで、この改訂の機会にどう取り組むかを以下の観点で決める必要があります。

○規格内容の概要理解と自社の変更点方針
○品質/環境マニュアルの構成をどうするか?
○品質/環境MSの統合化をどうするか?

 方針によっては、必要とする工数はもちろんのこと、その後のマネジメントシステムの有効性に影響を及ぼす企業の大きな変化点となりますので、この方針固めを安易に流さないことが賢明と考えます。

 まずはモヤモヤ感の洗い出しと変更方針固めを進めましょう!ISO9001規格改訂

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この記事の著者

本多 貴治

トヨタ方式/IEとISO9001からの学びをベースに中堅・中小企業のマネジメント/現場改善を支援~プロフェッショナルとしてkaizenをプロモートし、日々実践、結果プロフィットを創出します。

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